末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

婦民全国協第33回総会 〝女性は革命で輝く〟 新支部先頭に確信込め報告

2016-09-08 20:58:42 | 生きさせろゼネストへ


■婦民全国協第33回総会 〝女性は革命で輝く〟 新支部先頭に確信込め報告
前進 速報版 2016年9月 8日 18:26

 8月27〜28日、婦人民主クラブ全国協議会第33回総会が、戦争と革命の時代、首都東京のど真ん中で開催された。公安警察の弾圧体制を吹き飛ばし、全国から2日間で延べ200人(2歳から83歳まで)が結集、会場の秋葉原・鈴木たつお事務所は満杯となった。
 冒頭、三浦正子代表のメッセージが読み上げられた。激戦の渦中から駆けつけた三里塚芝山連合空港反対同盟婦人行動隊の宮本麻子さん、星野をとり戻そう!全国再審連絡会議の星野暁子さん、全国労組交流センター女性部長の岸上真寿美さん、全学連の吉田悠さん、革命的共産主義者同盟の代表が熱い連帯を込めてあいさつした。

 議案の提案を全国運営委員の山本美知子さんが行った。この1年間の最も重要な総括として、 沖縄・北海道などに拠点を建設したこと、参院選を通して首都東京に新たな支部をなんとしても建設しようと挑戦し、着実に勝利していることが出された。新自由主義と対決する女性解放闘争の歩みは常に国鉄闘争とともにあり、だからこそ安倍政権の「女性の活躍」「オール女性」の本質を見破り、絶対反対で闘ってきた。そのことが、女性の階級的結集軸になっている。
 情勢では、「貧困と抑圧、戦争の危機、改憲攻撃は暗黒の時代なのか? 違う! 敵の破綻であり、私たちのチャンスだ! 革命は目の前だ」とはっきりさせた。この情勢のもとでの婦民の役割とは、拠点労組の周りにいる民衆を革命へ組織していくことだと明らかにした。「1千万人と結びつく婦民全国協になるために、『聞き手』になろう、何でも論議で深めていこう」と具体的な組織・運動方針を打ち出した。
 この議案に基づいて2日にわたって、熱い討論が交わされた。
 まず、14年に結成された福島支部が口火を切り、新たに結成された北海道、沖縄、大阪北摂支部、9月24日結成予定の東京南部支部準備会が登壇。どこも確信に満ちて「結成してよかった」と熱く発言し、討論全体の方向性を決めた。北海道支部の新会員は「星野さんを通して婦民を知り、いろいろなこと吸収して喜びになっている」と、生き生きと語った。さらに「参院選の応援に行き、絶対反対が一番強いと確信をもてた」「町田で星野絵画展が成功。地域の団結でやれた」など、全国の仲間が東京に結集して解放的に闘い、支部建設に結びつけたと報告した。
 八尾支部は「八尾北医療センター労組を、全国水平同盟、婦民などがゼネストへ行き着く拠点として位置づけている。金もうけ医療から本来の医療を取り戻す予防医療を闘いとっている」と報告した。これに応えて群馬支部が「八尾北の闘いはソビエト建設の闘い。医療・教育は利潤の対象ではない。平等とか共生ではなく共同こそ必要」と発言した。
 相模原支部は「やまゆり園は、民営化前には障害者・家族・労働者が心を通わす労働組合の団結があった。事件は民営化がもたらした。労組をつくって現場の団結を取り戻したい。地域に根ざした婦民がつなげていける」と決意を語った。
 さらに「婦民がそばにいたからこそ、自分は労働者とはっきりさせられた。作業所で労組をつくって、生きさせろの行動を起こしたい」「夫の解雇・死亡など失意の底にあるとき、婦民から労働学校に誘われた」「京都府職労舞鶴支部の反原発闘争を軸として女性たちがあきらめをのりこえて結集している」など、討論を通して全国協の役割が明確にされた。
 総会のまとめを鶴田ひさ子事務局長が行い、三浦正子代表を始めとする新運営委員を選出し、議案を採択した。
 最後に、一億総動員攻撃に対して「戦争と民営化の安倍と都知事・小池百合子をぶっとばす!」「女性は革命で輝く!」「すべての民衆の苦難と怒りを11月労働者集会に全力で組織していこう」「ソウルに派遣団を送ろう」と宣言し、総会は大成功した。

韓国民主労総 9月末大ゼネストへ進撃 成果賃金の導入と全面対決

2016-09-08 20:53:27 | 世界の闘い


韓国民主労総 9月末大ゼネストへ進撃 成果賃金の導入と全面対決
前進 速報版 2016年9月 8日 18:20

 韓国では、9月末の第2次民主労総ゼネストが、公共運輸労組を先頭に、7月をも上回る大ゼネストとして闘われようとしている。
 最大の争点は賃金体系の改変である。パククネ政権は労働法大改悪が破産に追い込まれる中で、公共部門に対する成果主義賃金の全面導入に狙いを定めてきた。高年労働者の賃金をカットする「賃金ピーク制」の導入に続き、一部の管理職のみに限定されていた「成果年俸制」を全労働者に拡大し、かつ業績評価の低い者は解雇できる「成果退出制」も導入する。しかもこれを、労働組合との団体交渉も一切拒否し、当局による就業規則の一方的変更によって現場に強制してきたのだ。

 9月1日、この問題を協議するために設定された政労交渉の場に、政府各省庁の関係者は一人も姿を見せずボイコットした。この強硬な態度はしかし、敵の非常な危機の表れだ。今や各組合が一斉に、全攻撃の実力粉砕を掲げて、第2次ゼネストに向かって走り出している。
 民主労総の組合員は言う。「成果主義とは、金もうけがすべての資本の論理を公共部門にも貫くことだ。最終的には全面民営化に行き着く。人間としてともに生きることを否定して、競争と差別のみを生み出す成果主義は絶対に間違っていると、韓国の全民衆に知らせるためのストライキをやる」
 この決意のもとに、公共運輸労組は鉄道労組2万人を先頭に、地下鉄、ガス、健康保険、国民年金、ソウル大学病院など15の公共機関6万2千人が9月27日から無期限ストライキに突入する。保健医療労組も全国の公立病院1万組合員が28日からストに入り、29日には大規模な上京闘争を展開する。
2大労総が共同闘争態勢
 民主労総の決起を受けて、韓国労総も動き出した。9月5日、民主労総と韓国労総の公共・金融部門が共同記者会見を開き、パククネ政権が態度を変えないならば最大規模のゼネストにこぞって突入すると宣言した。
 韓国労総傘下の公共労連は9月22日に5千人のゼネスト大会を開く。さらに金融労組は23日、労組として史上最大の10万人規模のゼネストに立つ方針だ。
 7〜8月を度重なるスト決起で闘いぬいてきた金属労組も、資本の総力を挙げた労組つぶし攻撃と激突する中から、9月ゼネストへの合流を目指している。9月3日にはソウルの現代(ヒョンデ)・起亜(キア)自動車本社前で、甲乙(カプル)オートテックとユソン企業での労組破壊攻撃粉砕を掲げた民主労総の労働者大会が開かれた。資本のどんな悪質な攻撃にも屈しない、この現場での不屈の闘いと団結が、金属労組組合員全体の決起を根底で支えている。
 現代自動車では8月下旬、資本が金属労組現代自動車支部のゼネスト戦列からの切り離しを狙って卑劣な動きをした。賃金ピーク制導入を今回は見送ると言い出し、労組執行部の合意を取り付けて交渉妥結=争議終結に導こうとしたのだ。だがこの暫定合意案は、8月26日の組合員投票で圧倒的に否決された。全組合員4万9665人の92・17%が投票し、賛成21・9%、反対78・05%の高率で、資本をとことん追い詰めるまで闘いぬくことが決定された。
 韓国労働者階級がゼネストで立ち向かっているパククネの労働改悪は、安倍政権が進めようとしている「働き方改革」とまったく同じだ。日本でも韓国のようにストライキを組織して闘おう!


東三条住宅裁判 追い出し許さぬ Bさんが京都市を弾劾

2016-09-08 20:48:09 | 住宅闘争
■東三条住宅裁判 追い出し許さぬ Bさんが京都市を弾劾
前進 速報版 2016年9月 8日 18:13
 8月30日、京都・東三条住宅追い出し裁判第1回控訴審が大阪高裁第11民事部(杉江佳治裁判長)でありました。全国水平同盟の本部や西郡支部、高槻支部の仲間、関西各地の支援者40人が結集しました。
 大阪高裁は、早期結審を狙い、最初からまともな審理をする気はなく、書面審理だけで済まそうとしました。当該のBさんと弁護士を先頭に、意見陳述と京都市住宅管理課の藤田の証人申請を要求しました。住宅管理課は、Bさんが住宅を承継したい旨を伝えているのにきちんと対応せず、Bさんの要望などを「聞いてない」「関係書類は送ったはずだ」と虚偽の調査票を組織ぐるみで作成しました。藤田はその当事者の一人です。

住み慣れた場所に住むのは罪か
 この日の裁判では、藤田のやり方を通じて京都市の〝追い出しありき〟の政策を弾劾し、Bさん以外の住民が「泣く泣く出て行った」実態をあばきました。これは住宅追い出しが地域の更地化攻撃であることを明らかにする糸口となりました。
 しかし、裁判所は藤田の証人申請を却下。Bさんは怒りを込めて意見陳述をかちとりました。
 「住み慣れた場所にただ住みたいだけ。それがなぜ、あたかも罪のようにみなされ『出て行け』と言われなければならないのか」「京都市は都合よく条例を解釈して、私が生きようが死のうが関係ないと宣言し、京都地裁もそれを認めた。絶対に許すことはできない」と弾劾しました。
 そして「今私がここに立って闘うことができるのは、一緒に闘ってくれる家族がそばにいて、全国の各地で私たちを応援してくれる仲間がいるからだ」と住宅追い出し絶対反対に人生をかける決意を裁判所と京都市にたたきつけました。これは、団結の中に生きるBさんが闘いの中でつかんだ答えです。
 Bさんとともに京都市の住宅追い出しと闘う崇仁(すうじん)のAさんの闘いは、京都市と裁判所を追いつめています。裁判所は早期結審を画策し、京都市もこれ以上闘いを拡大させまいと一刻も早く闘いを終わらせようとしています。しかし「絶対反対」の旗が一度立てば、怒りが結集し、闘いは確実に拡大し、更地化攻撃を根底から粉砕できます。
崇仁診療所廃止反対全国署名を
 崇仁では、公設民営化された崇仁診療所の廃止を阻止しようと、水平同盟崇仁支部準備会が定期的に懇談会を開き、反対署名を集めています。診療所の廃止に反対して、新たに水平同盟に加わる住民も出てきました。
 こうした中で、これまで「赤字で病院資本が診療所から撤退しても、民営化されているから市は関係がない」としてきた京都市が、8月18日付の文書で初めて運営責任を認めました。崇仁支部準備会の闘いが京都市のあり方を転換させ、責任を認めさせたのです。この地平は大きい。診療所廃止に反対する署名を全国に拡大しよう!
 東三条と崇仁の人びとは歴史的にも相互に行き来があり、それぞれの闘いが伝わり広がり合う関係にあります。住宅追い出しと闘う東三条のBさんと崇仁のAさんの闘いが、崇仁・東三条を更地化する攻撃を根底から止めようとしています。水平同盟支部建設にも展望が出てきました。
 安倍政権が労働組合の団結、地域の団結を破壊し朝鮮侵略戦争と労働法制大改悪を狙う今、私たちの底力を見せつけ、この社会をひっくり返そう!(京都 朝霧広巳)