末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

12万人〝戦争法阻止、安倍倒せ〟 全学連先頭に霞が関デモ

2015-09-06 06:22:31 | #反戦・反核闘争




■12万人〝戦争法阻止、安倍倒せ〟 全学連先頭に霞が関デモ
前進 速報版 2015年9月 5日 16:15

 8月30日、戦争法への怒りが空前の規模で爆発し、12万人の国会包囲闘争をはじめ全国300カ所以上で一斉に100万人とも言われる集会・デモが闘われた。
 全学連と労組交流センターが呼びかけた午前中の霞が関デモには、全国各地から駆けつけた人びとが続々と飛び入り参加し、午後1時からの衆議院第2議員会館前の集会にも多くの労働者・労働組合が合流した(記事4面)。「ゼネストやって安倍を倒そう!」の訴えに熱い共感が寄せられ、その場で新たな交流がどんどん拡大した。9・13国会闘争のビラが1万2千枚、11・1全国労働者総決起集会のビラが8千枚配布され、改憲阻止1000万人署名は527筆集まった。また全学連の学生の熱烈なアピールに応え、多くの参加者が次々と激励やカンパを寄せてくれた。
 この日、国会を包囲した「戦争絶対反対!」の怒りは、政府・与党はもとより、野党を含めたあらゆる政治勢力の思惑を完全に超え、警察権力の妨害・弾圧態勢を力ずくで突破する巨大な大衆的実力闘争となって爆発した。午後2時からの本集会(主催/戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)が始まる前から、国会周辺の歩道は超満員となった。地下鉄の出入り口を不当に封鎖したり、車道にあふれだす人びとを鉄柵を使って暴力的に歩道へ押し戻そうとする警察に対し、「車道をあけろ!」「警察は帰れ!」と激しい弾劾がたたきつけられ、やがて規制は完全に無力化した。こうして午後1時半の時点で国会正門前の阻止線が崩壊、人民の実力闘争によって広大な「解放区」がかちとられた。焦りに駆られた警察は参加者2人を「暴行」容疑で不当逮捕し、人民の怒りの炎にますます油を注いだ。
 「戦争法案絶対反対!」「安倍は辞めろ!」のコールが地鳴りのように響きわたる。この怒りの渦の中、警察権力に守られてかろうじて「維持」されているのが安倍政権であり、ブルジョア議員どものおしゃべり小屋と化した国会だ。だが8・30国会前と全国で爆発した巨万の怒りは、すでに日本におけるゼネスト情勢の始まりを示している。このうねりを体制の枠内に押さえ込み、「自衛戦争賛成」の愛国運動へとねじ曲げようとする日本共産党やシールズ指導部のもくろみも、今や根底から打ち破られつつある。
 9・13国会包囲大闘争のさらなる爆発でゼネストの突破口を開こう!

写真上は:「ゼネストで戦争を止めるぞ!」――国会に向けて怒りのこぶしを突き上げる労働者・学生(8月30日 東京・衆議院第2議員会館前)
写真下は:全学連の学生を先頭に小雨の降りしきる中を元気にデモ。午後からの国会闘争に参加するため上京した多くの人びとが飛び入りで加わった(8月30日 東京・千代田区)

西郡国賠裁判始まる 住宅追い出し絶対許さぬ

2015-09-06 06:17:36 | 住宅の民営化と闘う

■西郡国賠裁判始まる 住宅追い出し絶対許さぬ
前進 速報版 2015年9月 5日 15:51

 8月28日、大阪地裁第16民事部(森木田邦裕裁判長)で、西郡住宅追い出し強制執行に対し国家賠償を請求する国賠闘争の裁判が始まった。第1回から原告である全国水平同盟西郡支部の佃文弘青年部長の意見陳述をめぐって裁判所=国と全面的に激突し、画期的な勝利をかちとった。
 この裁判で佃青年部長は国と八尾市を徹底弾劾する10分間の陳述を予定していた。陳述の最後に「昨年の8家族に対する住宅追い出し強制執行攻撃も安倍政権の戦争への道と一体の攻撃です」と弾劾し、「戦争への道である強制執行には絶対に負けません。韓国民主労総ゼネストと連帯し、全国の地域・職場に全国水平同盟の旗を掲げ、動労千葉や動労水戸の闘いを軸に日本におけるゼネスト決起で安倍を打倒し、戦争を阻止する最先頭で闘っていきます」と決意を述べようとしていた。
 ところが裁判長は当日朝、この部分を「裁判と関係ないから禁止する」と弁護士に連絡してきた。こんなことが許されるか! 強制執行の核心こそ安倍の戦争攻撃だ!
 佃青年部長は法廷で発言制限をはね返して陳述を続けようとした。しかし裁判長は「陳述を打ち切りなさい」と迫った。
 傍聴団は、一斉に「原告の意見陳述を聞かずに何を判断するんだ」「原告の発言を禁止することは予断と偏見があるからだ」「発言禁止こそ戦時裁判だ」と追及した。
 追い詰められた裁判長は退廷を命令。傍聴団からは「陳述を制限するな!」の声がさらに大きくまき起こった。
 原告席からも佃照夫さんが立ち上がり、「原告の意見を聞くのが裁判所だ。制限するのは裁判ではない」と弾劾。佃青年部長は断固陳述を貫徹した。この闘いで完全に退廷命令を打ち破り、裁判所を圧倒、裁判の即日打ち切り策動を粉砕した。
国のあり方を根本から問う
 この国賠闘争は国のあり方を根本から問う裁判として闘われた。
 14年1月30日の8家族に対する住宅明け渡しの仮執行付き一審判決は、2度にわたり住宅追い出しを合憲とした最高裁判決にもかかわらず絶対反対で闘う8家族の闘いを早期につぶすという階級意思をもって「害意(悪意)」のもとに出された。しかも目前の高裁判決を待たずに八尾市は8月26日に強制執行した。他方、高裁は9月19日、8家族の闘いの前に仮執行宣言を取り消す判決を出さざるを得なかった。8家族の絶対反対の闘いが国の根本矛盾を引きだし追い込んでいる。
 八尾市住宅管理課は、八尾市議会に高裁判決で仮執行宣言が取り消されたことを隠して報告していた。国は今回の国賠訴訟の答弁書で、仮執行の正当性を陳述できず、「国民の権利を侵害することが許容されている」「裁判に、是正されるべき瑕疵(かし=欠点)が存在し、違法な行為があったとしても、国の損害賠償の責任はない」と開き直った。絶対許せない。
 国賠闘争には、水平同盟の高槻支部、京都の崇仁支部と東三条の仲間も参加し、団結を固めた。9月戦争法案粉砕・国鉄決戦の先頭で闘おう。全国に西郡国賠闘争の開始を広め、立ち上がることを迷っている人を丸ごと組織する裁判として闘おう。(全国水平同盟西郡支部・植村清)

星野絵画展 各地で成功 杉並 学校や児童館を訪問 宗教者にも共感広がる

2015-09-06 06:10:29 | 星野文昭さんの獄死・国家犯罪を許さない

■星野絵画展 各地で成功 杉並 学校や児童館を訪問 宗教者にも共感広がる
前進 速報版 2015年9月 5日 13:41

 8月27日から31日まで阿佐谷地域区民センターで、「星野文昭さんをとり戻そう!東京連絡会」と「杉並・星野文昭さんを救う会」の共催で「星野文昭・暁子/絵と詩展」を開催しました。絵画展と一体で、30日夜には「今こそ星野文昭さんを取り戻そう!8・30集会」を実行委員会主催で開催しました。
 今回の絵画展ではこれまでにない大きな成功をかちとり、絵画展が持つ力に確信を得ることができました。来場者409人、賛同120口は、ともに過去最高です。署名は64筆、アンケートは71枚、『愛と革命』8冊、詩画集6冊、CD「ソリダリティー」3枚が売れ、全国水平同盟の狭山署名にも多くの署名が寄せられました。
 全国50カ所での絵画展成功と新たな会の結成をうけて学習会や現地調査を積み上げ、昨年から始まった実行委員会形式を徹底的に強化することを軸にすえました。労組交流センター、西部ユニオンを軸に5団体が集い、3回の会議を経て、すべてをやり切りました。
 14の学校を始めとする労働組合まわりを積極的に行い、児童館への訪問では『愛と革命』の購入もかちとりました。区掲示板の活用、各所への置きビラ、三里塚野菜ケースへのビラ入れ、マスコミへの訴えなど、あらゆることをやりました。教会への要請では「いわて救う会」との連携も成功し、星野さんの闘いが広範な宗教者の良心をつかむ情勢になっています。「オープンスペース街」の2職員奪還の連絡に歓喜し、星野さん奪還のイメージが沸きました。
 これらすべての取り組みが、過去最高の来場者に反映されています。絶大な力を発揮したのは会場に隣接する商店街でのビラまきで、スタッフが最後まで頑張りました。
 会場内では、「ソリダリティー」が流れるなか暁子さんを囲む来場者の輪が何度もできました。星野文昭さんの絵と暁子さんの詩に深い感動を寄せ、「無実を確信した」「何としても出したい」というアンケートが集まりました。
 集会には70人が参加。その多くが昼間の安倍打倒・安保法制反対国会12万人の闘いから駆けつけ、国会前の熱気が星野さん奪還の思いにストレートにつながりました。
 集会の第1部では、星野暁子さんが「星野文昭とともに生きた29年の『愛と革命』」を語り、岩井信主任弁護人が「星野再審の現段階」を報告しました。岩井弁護士は「私も昼は国会前に行きました」と語り出し、安倍政権打倒と再審実現を一つのものとして提起しました。第2部では、杉並救う会、西部労組交流センター、西部ユニオン、全国水平同盟杉並支部、杉並救援会が、星野さん奪還を闘う決意を語り、9・6徳島闘争総決起の場となりました。
 徳島刑務所包囲デモで星野文昭さんと団結し、私たちの手に取り戻そう。(杉並星野文昭さんを救う会・狩野満男)