末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

中国深セン工場で、労組結成求め5千人がスト

2012-03-31 07:24:48 | 世界の闘い





■日系松下・オーム電機の中国深セン工場で、労組結成求め5千人がスト

前進 速報版 2012年3月30日 09:48

 3月29日早朝7時30分より、中国の「経済特区」である深センにある日系資本のオーム電機(現在、松下に買収されてその傘下にある)の工場で、全労働者5000人がストライキに立った。彼らは、賃上げや休日の保障、生活保障手当てなどの12項目の要求を掲げている。彼らの平均基本給は1500元(約2万円)だという。今まで2回にわたって工場側に要求してきたが、まったく回答がなかったために、この日ストライキに突入した。「目的が達せられるまでは、ストライキをやめない!」と無期限ストライキを宣言している。 つづきは本文で

請願「東日本大震災災害廃棄物の広域処理に関する請願の件」採択の討論

2012-03-31 06:25:25 | 議会闘争
請願第9号「東日本大震災災害廃棄物の広域処理に関する請願の件」に採択の立場で発言します。
 私は郡山市で開かれた 「原発いらない!3・11福島県民大集会」に参加し感動しました。主催者発表で1万6千人、実際には2万人近い労働者人民の結集となり、日本全国で十万人、世界中で数十万人が立ち上がった3・11の頂点が郡山集会でした。「収束宣言」「除染」キャンペーンによるフクシマ分断・圧殺攻撃と、それをテコとした再稼働策動を根本から覆す怒りが爆発したのです。9・19の6万人集会とともに、ついに労働者階級を先頭に、原発廃絶を求める人民の闘いが階級闘争の中心に座ったと感じました。
 ノーベル賞作家の大江健三郎さんは「原発をすべて廃止すれば子どもたちが、そのまた子どもたちが原発事故で放射能の害をこうむることは絶対にない」と発言。二本松市で有機農業を営む菅野正寿(すげのせいじゅ)さんは「人間と原発とは共存できない」「『頑張ろう日本』でなく『変えよう日本』。今日をその転換点に」と発言。警戒区域にある富岡高校から郡山市のあさか開成高校に転校した鈴木美穂さんは「人の命も守れないのに、電力とか経済とか言っている場合ではないはずです」と発言。浪江町の橘柳子さんは「いつの時代でも国策で苦しみ悲しむのは罪のない民衆だ」と、発言者一人ひとりの「フクシマの叫び」が会場に響きわたり、参加者の心を打ちました。「原発をなくそう!」「社会を変えよう!」が全参加者のひとつの意思となり、叫びとなったのです。金のためなら人の命を奪おうとも原発にしがみつく資本家たち。この支配を焼き尽くすまで、どこまでも燃えさかる炎となりました。
 福島県教組や国労郡山工場支部、福島の母親たちの決起が、政府や支配階級が振りまく「除染」「復興」「慰霊」などなどの分断・圧殺を打ち破り、新自由主義がもたらした未曽有の災厄への苦悩と怒りを結びつけ、ひとつに団結させました。動労千葉、動労水戸を先頭とする階級的労働運動派はこの歴史的決起に職場実践から大合流して闘い、新時代をたぐり寄せました。
 そもそも「復興」を妨害し食い物にしているのは支配階級です。
東電は労働者の税金から賠償補助として1兆7千億円もの公的資金を受け取りますが、3月6日の時点で被災者に支払われたのはその1/4です。彼らは「がれき処理」も本気でするつもりはなく、労働者を分断する道具に使う一方、陸前高田市長が「地元にさせてくれ」と言っているのも拒否し、例えばゼネコンの鹿島に石巻のがれき処理だけで2千億円が渡っています。これが「復興予算」の正体です。 
 原発で働く人は今も、大量の被ばく労働を強制されています。さらに原発事故の結果もたらされたすべての後始末を、大企業の下請けの下請け、非正規職、そして、の労働者、外国人労働者にやらせてボロ儲けしようというのです。 こんなことは絶対に許せません。54基の原発のうち、残っている最後の1基=泊原発3号も5月5日には止まります。追い詰められた野田首相と資本はこれを再稼働させ、さらに輸出をしていくために、「がれき処理」と「除染」で「もう安全だ」とする魂胆なのです。
 大阪府は今月16日、福井県内4か所の原子力発電所で福島第一原発級の事故が起きた際の府内での放射性ヨウ素の拡散状況を予測した滋賀県の想定実験結果を発表しました。50ミリ・シーベルト以上100ミリ・シーベルト未満の地域が出た11例のうち、最も広範囲に拡散したのは大飯原発で事故が発生した場合で、府北部の高槻市から大阪、堺両市や東大阪市、府南部の富田林市までの25市町村に及んだということです。福島で起きたことは、福井でも起きるということです。
 ところが八尾市は、放射線の測定など国と大阪府まかせで、運動場や給食の汚染を心配するお母さんたちの質問に答えようとはしません。放射線被曝について4つの常任委員会のどこが担当するかも決めていません。田中市長も山本副市長も、「電気の50%が福井の原発に依存しているのだから、原発をとめたら市民も企業も困る」といいました。全ての福井原発は止まって、そのうそも明らかです。安全神話も安価神話もエコ神話もすべてうそだったと言う事です。 
 田中市長の、原発推進、西郡住宅からの追い出し、八尾北医療センターつぶし、西郡の更地化攻撃を先端とする民営化・道州制・労組破壊は、野田首相、橋下市長の「特区」「更地化」攻撃と、とまったくおなじ新自由主義・道州制攻撃です。国鉄分割民営化と地対協路線に屈服した解放同盟本部や共産党などの体制内指導部に支えられてかろうじて成り立ってきただけです。
 今、問われている事は、原発の再稼働を阻止して、直ちに全ての原発をとめること、そして国と東電に一切の責任を取らせること、新自由主義を打ち倒して労働者が主人公の社会に作り変えることです。労働者、労働組合が、自分の職場で、市民が地域で絶対反対の団結で闘えば必ず勝てる情勢が来ています。
 私たちは、3月18日に「八尾北・西郡決戦勝利! 道州制粉砕・橋下打倒!全国総決起集会」を、西郡平和診療所発祥の地、幸五丁目第一公園で開き、団結を八尾西郡から全国へ拡大し、3・11「原発いらない!福島県民大集会」と一つになって、国鉄闘争全国運動を柱に、地域の拠点を作る闘いを開始しました。 八尾北労組と西郡支部と守る会が団結の寄る辺となり、仕事を奪われ、非正規化された青年達とつながり始めています。団結があるところに生きる希望と生きる勇気が生まれるのです。
 今回の請願は、被災地とつながる労働者、住民の「生きる闘い」の開始だと思います。請願採択の立場を明らかにして共に闘うことを訴えて発言を終わります。 



★当面する闘争スケデュール

★いまこそすべての原発なくそう!全国会議 HP