analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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三極管アンプ17 これで良いのか?

2019-04-28 00:05:37 | MfD‐6 (三極管アンプ)

三00Bシングルアンプを鳴らすのだが、不満は「もう少し広がらないのか」だ。この回路で良いのか?というのが付き纏う。

出力4W程。一般的には8W程になるらしい。

元回路のHPを何回か見直しているが、出力が記載されていない。条件として2A3が無調整で刺さることで、動作点とかはあまり考えて無い様だ。プレート損失が超えなければ良いとか言っていた。。

 

良い情報があった。某真空管アンプメーカー(ビルダー)の三00BSの設計の仕方。こりゃ参考になる。

 

初段等だが、三00Bはカソード電圧が自己バイアスの場合70V程になる。依って前段のスイング電圧(=ドライブ電圧)は70V程ほしい。

 

フーン。そういう事なのね。増幅のロードラインのグラフの小さいサイン波はそういう事なのかな。

じゃあ、うちのはどうなの?測ってみるか。

ここで、基準出力は、入力0.775Vrms(0dB)で測るらしい。歪が5%ではないの?

これで測ったら、4Wat3%歪み。おお、5%で測ったときとあまり変わらない。

じゃあ、この0dB入力の時、初段の出力電圧は、33Vac程になった。半分か。出力が半分なので初段も半分で良いという考えかな。

多分なんで出力半分にしたか?というと2A3も挿せる、という大前提が有るからだな。

初段6SL7の動作例を見ると、この条件で近いのは、増幅器率は40倍。0.775V×40は約30V。へえ、そうやって設計すんのか。

 

 

ただ、某偉そうなHPの中に、

真の増幅度=μ×{RL÷(Rp+RL} RLとは負荷抵抗 Rpとは真空管の内部抵抗)

とある。これでやってみる。

※終わって気が付いたが。これは増幅率μではなく増幅度Aだ。

 

μ=70   RL=100kΩ   Rp=44kΩat250V(WEBより)とすると、

70×(100000÷(100000+44000)=48.6なのだが、実際のプレート電圧より各値を算出し内部抵抗を算出してみる。

6SL7のRkは2.2kΩ、Ekは1.2VよりIkは0.55mA、Epは150V-1.2Vより(HP設計値)

内部抵抗は(150V-1.2V)÷0.00055A=272,800Ω。(←💀この考えが間違っていて、以降の計算は役に立たない。6SL7がパラなのを忘れてた)

依って70×(100000÷(272800+100000)=18.8

0.775Vの18.8倍は14.6V?低いな。半分だ。

・・・そうか、これは入力信号が0の時の事なのかな。

0dB入力で各値測ったらどうなのかな?

 

では、入力に0.775Vacを入れて測定してみよう。

 

Rkは2.2kΩ、Ekは1.820VだったのでIkは0.827mA。 

Epは159.5Vだったので、

(159.5V-1.820V)÷0.000827A=272,800Ω。 

これより内部抵抗Rpは190602Ωとなる。

 

依って真の増幅度は70×(100000÷(190602+100000)=24.1

18.7V?まだいまいち。

う~ん、真の増幅度、内部抵抗の計算がおかしいかな。

 

内部抵抗

真空管のプレート電圧159.5V

プレート電流0.000827A

よって抵抗は192802Ω・・・高いな。直流だからか?

交流なら・・・やめよう。

 

 

おっと、検索してたらこんなの出てきた。

増幅率(μ)=プレート電圧変化率(V)÷バイアス電圧変化率(V)

プレート電圧変化率は、(159.5V-161.9V)/159.5=-0.0151

バイアス電圧変化率は、(1.847-1.820)/1.847=-0.0148

依って1.01。あれ?

バイアスって、カソードの電位でない?

入力電圧増加率で考える。

2.4/0.775=3.1。

 

 

内部抵抗をネットで調べると 44kΩ。

 

う~ん、なんだ良く分からない。

・・・・6SL7ってパラじゃね?

 

・・・。

二本分でやってた。あほだった。


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