analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

MfD‐3.1の改造 その2

2019-12-29 00:05:18 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

Rchのアースを変更し2日ほど聴いた。片チャンだけだとどうも特徴がつかみづらい。もしかして変わってない?ということでLchもアース周りの変更を行った。

解体から始めた。

こちらは大体頭に入っているので作業が早い。

アースのイチョウが少し右に寄り過ぎてチョークのネジに当たってしまうがイチョウを曲げて避けた。

電圧も良いところだ。

少し音出ししてみる。

Rchのみの改造だった時は音が小さくなり、大人しくなったかな?と思ってたがもしや、と思ってたようにおとなしい音になったようだ。刺激的な音がしない。つまらないわけではない。鳴るものはちゃんと鳴っている。これでプリとパワーは暫くはこのままで行けるだろう。

声のリファレンス、古今集を鳴らす。

うん、これだ。刺激的なものがやはり取れた様だ。全体に滑らかさが出て来た。

そしてコーラスが前より聴こえるようだ。こうなると違う機器で鳴らしてるようだ。バックの効果音もはっきりしてきた。

SNが上がった。

それだけでは無く、以前はあっさりしていたように感じるほど、肉付きが良くなった

このLPは擦り減った針で掛けて溝を痛めたような歪んだような声になっていたが全く気にならない。

これがアースの変更の効果なのかな?だとしたら凄い。

といっても一般の人には「ふーん」程度の変化なのだが。

今気が付いた。正面を向くと高音の「チンチン」という音が聴こえづらい。若干下の方、PCの画面を見た方が高音が聴こえる。こんなに違うの?指向性?

とにかく意識の中では興奮する違い。表情は平静を装ってるが。

クラシック向きの音、ジャズ向きの音、ポップス向きの音。

それぞれシステムにはこのように分類されることがある。

私のシステムはどれか?

しいて言えばポップス。

だが、ジャズも良く鳴っている。

クラシックもしかり。

どれに合わせてチューニングしてきたわけではない。

とにかく電気的なこと、一般に真空管アンプに言われること、それを弄ってきた。(合ってるかどうかは自信ないからチューニングとは言わない。もしかしたら重大な何かを間違えてるかもしれないから。)

個性というものを極力排除する方向で来た。

いわば普通のシステムで、普通の音。スピーカーはモニター系に近い物。これが鳴るようにプリとパワーを弄ってきた。フォノイコはEMINENTが鳴るように弄ってきた。

いわばオールマイティなシステムと思われる。

個性がない分つまらないかも知れない。でもこのコーラスが出ますか?

そんなシステムになった。


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