先日購入したN97B、N97ED、そしてN97HEをそれぞれ鳴らしてみた。
Bは中音が膨らむ。密度の濃い感じではないが布袋様みたいなイメージ。高域は然程伸びてない。低域は下まで伸びてないようだが中音に対してのバランスは良い。今聴いてるのだがティンパニのあたりが張り出す。針圧が2~3.5gと高めである。
価格 21,300円
発電方式 MM型
出力電圧 4.0mV(5cm/sec 1kHz)
針圧 2.0~3.5g(ダイナミックスタビライザー分0.5g含む)
再生周波数帯域 20-20,000Hz
チャンネルセパレーション 20dB(1kHz)
チャンネルバランス 2dB
コンプライアンス
負荷抵抗 47kΩ(並列容量 200~300pF)
負荷容量
内部インピーダンス L・700mh R・1,550Ω
針先 0.6mil
自重 6.4g
交換針 N97B(8,600円)
発売 1980年2月
販売終了 1985年頃
備考 価格は1980年頃のもの
1985年頃にはN97B(9,200円)
EDはそれに対して少しシェイプした感じ。ただ、この中で中音の響きはこちらに来る。BとHEの中間的な線の太さ。
価格 27,500円
発電方式 MM型
出力電圧 4.0mV(5cm/sec 1kHz)
針圧 1.25~2.0g(ダイナミックスタビライザー分0.5g含む)
再生周波数帯域 20-20,000Hz
チャンネルセパレーション 25dB(1kHz)
チャンネルバランス 2dB
コンプライアンス
負荷抵抗 47kΩ(並列容量 200~300pF)
負荷容量
内部インピーダンス L・700mh R・1,550Ω
針先 0.2×0.7mil
自重 6.4g
交換針 N97ED(16,800円)
発売 1980年2月
販売終了 1985年頃
備考 価格は1980年頃のもの
1985年頃にはN97ED(17,800円)
HEはこの中では一番線が細い。といってもTYPEⅣ何かよりは太め。一番現代的でCDに近い鳴り方になる。
価格 29,500円
発電方式 MM型
出力電圧 4.0mV(5cm/sec 1kHz)
針圧 1.25~2.0g(ダイナミックスタビライザー分0.5g含む)
再生周波数帯域 20-20,000Hz
チャンネルセパレーション 25dB(1kHz)
チャンネルバランス 2dB
コンプライアンス
負荷抵抗 47kΩ(並列容量 200~300pF)
負荷容量
内部インピーダンス L・700mh R・1,550Ω
針先 ハイパーエリプチカル
自重 6.4g
交換針 N97HE(19,200円)
発売 1980年2月
販売終了 1986年頃
備考 価格は1980年頃のもの
1985年頃にはN97HE(20,800円)
この間にGD : Bの針で軽針圧化、EJ : EDの重針圧化 がある。
好みではEDになる。そんなに違わない。HEはTYPEⅣMRに似てるといってもM97の範疇だ。
なぜM97を使っているかというと、平方電氣の人にこれの針N97HEをTYPEⅣに付けて聴くと良いよ、と勧められたからだが、のちにM97のボディを入手して使ってみたが、これも有りかな、と思う。
この三種類のスタイラスもさすがにボディが同じだからか、共通の音色を持つ。クリーム色なイメージ。前後の立体感が無く、空気感も無い。TYPEⅣから現代カートリッジに区分するとすると、古典な鳴り方。しかし何故か不満が無い。抜けが悪いとか、高音が伸びて無いとかあるのだが、聴き入ってしまう。
M97はこの後M97xEとなるが、互換は無いらしい。
ジャズを掛けるとこのLoFiっぷりが良いのか自体が合うのか、凄く良い雰囲気が出る。
なんでこんな良い音なのかなー、と思ったがSME312とLCRフォノイコだからかも。3012RにTRアンプのフォノイコならこうは行かないと思う。
そういや、私のフォノイコ、MCよりMMの方が良さを引き出す疑惑あり。
といってもBGM的にながら聴きだからかも。
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