analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

ロードラインの確認 その2

2022-10-25 00:02:13 | CfD‐8 (差動)

実際の差動プリの動作点がロードラインに乗らない。

なんでだろ。

 

測定するとカソード電流 Ik がカソード電圧 Ek に対して低い。

ならカソード電圧をもっと上げてやれば電流が流れるか?

ん?FETで電流制限してんだっけ?

お尻塞いで食えって言っても無理、ってこと?

 

ならばFETをもう一個パラって電流増やしたら?

6.1mA流れてEk1.4Vとなった。

(電流測定はOPT~6DJ8のプレート間で測定した)

プレート電圧 Ep は31.9Vとだいぶ下がった。

 

ここでプレート電圧 Ep を上げ、マイナス電圧を下げてみた。

7.6mA流れてEk0.64Vとなった。

プレート電流 Ip は72.7Vとだいぶ戻った。

ただし、IDSS8.3mAのFET二個を使ってるのでもっと流れるはずだがEpが低いからか。

(13.9V=-13.9V? 7.6mA→15.2mA? おかしいな10/23)

 

 

 

これらをロードラインに乗せてみた。

上グラフのオレンジがFETを二つにして無調整。

青が調整したもの。

無調整のオレンジではEkは0.2Vほどになるはず。実測では1.4Vで差は+1.2V。

調整後の青ではEkは1.2Vほどになるはず。実測では0.64Vで差は-0.56Vほど。

な~~んと、こういうことか。

もしかしたらEpをこれらの中間52.5Vにしたら実測とグラフ上のEkが寄ってくるかも。下グラフ緑線。

 

 

この調整した動作点で少し考えてみる。

バイアスが1.2Vなのでマイナス側を1.4Vではなく1.2Vまで振られたとしてプラス側にも1.2V振ると考える。

この場合-36.7V~39.3V。差が3Vほどだからそんなに悪くない。

Epを52.5VにするとEk、Ikが実測と合いそうだがバイアスが浅すぎる(-0.6V)。

もし実際のEkをロードラインに合わせたいなら、それになるようにEpを変えなければならない。

ということか。

なんとなく見えてきた。

(けど、上手くいきません)

 

20221016

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