実際の差動プリの動作点がロードラインに乗らない。
なんでだろ。
測定するとカソード電流 Ik がカソード電圧 Ek に対して低い。
ならカソード電圧をもっと上げてやれば電流が流れるか?
ん?FETで電流制限してんだっけ?
お尻塞いで食えって言っても無理、ってこと?
ならばFETをもう一個パラって電流増やしたら?
6.1mA流れてEk1.4Vとなった。
(電流測定はOPT~6DJ8のプレート間で測定した)
プレート電圧 Ep は31.9Vとだいぶ下がった。
ここでプレート電圧 Ep を上げ、マイナス電圧を下げてみた。
7.6mA流れてEk0.64Vとなった。
プレート電流 Ip は72.7Vとだいぶ戻った。
ただし、IDSS8.3mAのFET二個を使ってるのでもっと流れるはずだがEpが低いからか。
(13.9V=-13.9V? 7.6mA→15.2mA? おかしいな10/23)
これらをロードラインに乗せてみた。
上グラフのオレンジがFETを二つにして無調整。
青が調整したもの。
無調整のオレンジではEkは0.2Vほどになるはず。実測では1.4Vで差は+1.2V。
調整後の青ではEkは1.2Vほどになるはず。実測では0.64Vで差は-0.56Vほど。
な~~んと、こういうことか。
もしかしたらEpをこれらの中間52.5Vにしたら実測とグラフ上のEkが寄ってくるかも。下グラフ緑線。
この調整した動作点で少し考えてみる。
バイアスが1.2Vなのでマイナス側を1.4Vではなく1.2Vまで振られたとしてプラス側にも1.2V振ると考える。
この場合-36.7V~39.3V。差が3Vほどだからそんなに悪くない。
Epを52.5VにするとEk、Ikが実測と合いそうだがバイアスが浅すぎる(-0.6V)。
もし実際のEkをロードラインに合わせたいなら、それになるようにEpを変えなければならない。
ということか。
なんとなく見えてきた。
(けど、上手くいきません)
20221016
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます