プリの出力管5687をヤフオクで一本落札した。
SYLVANIA 5687WAと箱には有るが、本管のプリントは消えてるのでWAかWBかよく分からない。
今使ってる5687WBはPhilipsECGだった。たしかクラシックコンポーネンツで買ったやつだ。最近イシノラボで同じものが有ったので二本注文した。
手持ちの予備はRAYTHEON 5687WAだった。
レイセオンはミサイルの会社で品物は良いらしい。結構高価い。シルバニアは少し落ちるのかな?安価だ。
サフィックスのWAとWBは特性がほんの少し違うとかなんとか。詳細は分からない。
5687について。
コンピューター用などに使われた電圧増幅管。
コンピューター?
デジタル回路では常にOFFかONの繰り返しで、その中間動作というものが無い。OFFというのはプレート電流(Ip)がカットオフして全く流れない状態であり、ON時ではグリッドが0バイアスか又はプラスになってIpが目いっぱい流れている状態にある。
真空管にとってON/OFF動作は極端な動作の繰り返しになるので、大変過酷な動作の繰り返しになる。
※オーディオ真空管アンプ製作テクニック 誠文堂新光社 より。
規格
12AU7 フィラメント電流If0.3A 増幅率μ17 プレート抵抗Rp7.7kΩ プレート電流10.5mA
5687 If0.9A μ17 Rp2.0kΩ 23mA
ECC99 If0.8A μ22 Rp2.3kΩ 18mA
これらより、U7とECC99・5687には大きな違いがあるようだ。
イシノラボに注文したのが到着した。画像真ん中と右。左は現用の物。
Philips ECGで今使ってるものと同じものだ。よく見るとプリントロゴが少し違うのと、プレートのカシメが雑だ。まあ、ほぼ同じものと思う。今使ってる球がダメになったらこれに換えよう。
予備が5本になったが結構頑丈な球だ。今まで不良になってない。ECC99の方が寿命が短い。5687の回路を変えてECC99に換えようと思ったが、このまま行こう。いい球だ。