現在プリはOPTにNP‐126を10kで使う。真空管は5687。差動増幅回路。
パワーはIPTにLL1689。初段12AX7のグリッド抵抗は4.7kΩ。
予想ではパワーの入力インピーダンスが1.8kくらいになり、
これでプリの5687の負荷は10kぐらいになると思う。
試験的にLchとRchの定数を変えている。
Lchはプレート電圧150V、カソード電流が2SK117(8.2mA)二本なので
16mAほど流れてるはず。だが実際は5687の方ユニット7,4mA,6.8mAだった。この時カソード電圧6.2V。
5687のグリッドに入れてる抵抗は1kΩ。
Rchの方はプレート電圧170V、カソード電流が2SK43(13.1mA)一本。こちらは5687の両ユニットとも6.4mA程だった。
5687のグリッドに入れてる抵抗は2.7kΩ。
プリを実際に測定してみた。
結果は愕然。
なんと5687の負荷は3kを切っている。
試しに3%歪の時の出力は1.5Vほど。オートバランスの時は10V程有ったはず。
そういえば差動増幅の時の歪って測ったこと有ったかな?無かったかも。
伝送ラインのインピーダンスは600Ω弱。ここはもう少し高いと思うのだが。
もしかしてプリの出力インピーダンス700Ωと1.8kΩで分圧してるからか?
ゲインは電流の少ないRchは15.2dB、Lchは16dB。
Lchはもう少し上がってほしかったな。
測定はこんなところ。
パワーのIPTは昇圧比が2.5程なはずなのでA‐8713の5.8よりは全然小さいのでプリの出力管の負荷はそんなに下がらないかと思ったが、結構下がった。
歪も良くないのでパワーの初段Rgを4.7kから10k程に上げてみるか。
負荷の二倍、と考えるとこのくらいが良いのだけれど、多分低音が無くなるので5~6kくらいかなと思う。
20230916