analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

EL34PPmonoの入力トランスその12

2017-03-12 22:07:59 | MfD‐3 (ラジ技誌PP)

昨日抵抗を替え、少しじっくり聴いてみた。今日はレコードを掛けてみる。やっぱり前のような上に広がるのはなりを潜めた。低音もやっぱり少ない。がしかし、この中音がこちらに迫ってくる。ホーンの鳴り方ともちと違う。ダイレクトラジエーションでこの音が出ればホーンは要らないとも思ってしまう。

 

夕方前のまだ明るい時間、音量を上げてみた。出た。エネルギーでキリキリとは行かないが、うわっと広がった。一音一音にエネルギーが行くのではなく、音場にエネルギーが行ったのだ。

やった。

凄い。

これだ。

エネルギーでキリキリというのは、アキバで聴いたヤマハNS-1000MとマークレビンソンのNo532だ。あれはあれで凄いし記憶に残ってるが、音場というか空気感が薄かったかもしれない。どちらかというと市原で聴いたアキュのアンプの音に似てるが、あの時はインピーダンスのミスマッチというか、エネルギーが出し切れてないような感じだった。

 

一時期入力トランスで迷い込んだが、やっと出れた。館山のサクマさんの音には離れてしまったかもしれない。でも良い。目標とする音は、「出すべきものは出す」。今はこれに尽きる。柔らかい硬いとかいう音は、これをある程度達してからだ。

コメント