なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

システム更新

2016年02月01日 | Weblog

 今日から、院内のコンピュータとシステム更新による運用が正式に開始された。今日は外来(内科再来)に出ていたが、処方箋に記載された薬剤名が商品名ではなくて一般名で印刷されてきた(画面上は商品名で入力されている)。これまでの院内処方だった薬剤をコピーすると、これまではそのまま院内処方だったが、今日は院外処方として出てきた(後で修正した)。地域の基幹病院と同じメーカーなので(数年前に更新)、システムの細かいところも、とりあえず同じにしてもらった方がよかったと思う。、

 先週末にアマゾンに予約注文していた「極論で語る感染症内科」岩田健太郎著丸善刊が届いた。学会に持って行って、空いた時間に読んでいた。カテ感染(カテーテル関連血流感染)の検査は、末梢血管からの採血で1セット、カテーテルからの採血で1セット採取する。抗菌薬の選択は、起炎菌として黄色ブドウ球菌・表皮ブ(皮膚)ドウ球菌が想定されるので、MRSAに効果のあるバンコマイシン(など)がファーストチョイスとある。これにグラム陰性菌や真菌のカバーを加えるかどうか検討する。血液培養も真菌感染には感度が低いため、β-Dグルカンを加えるそうだ。

 当院の先生はどうかというと、末梢血管からの採血(以前は1セットだったが最近は2セット出してくれる)とカテーテルに先端(抜いたカテーテルに先端を切って提出)の培養ということがある。抗菌薬はメロペンを使ってますと言われる。培養結果が出るまでバンコマイシンもと言うと、きょとんとした顔になる。一応簡単に説明はするが。

 

 

コメント
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