
(卒業公演後、ファンからの花のスタンドとオブジェを前に微笑む村雲颯香さん。写真はネットより。以下同じ。)
8月31日、新潟を中心に活動するアイドルグループNGT48の村雲颯香さん(愛称はもふちゃん)の卒業公演が行われました。
「村雲颯香さんへの手紙」の記事で書いたとおり、村雲颯香さんは山口真帆さん暴行事件の発生から自身の卒業近くまで、常に最前線で奮戦し続けた人です。
山口真帆さん菅原りこさん長谷川玲奈さんが卒業するまでは三人に寄り添い、運営から参加禁止圧力を掛けられていた5月6日の三人の最後の握手会のお見送りにも駆け付けてくれました。

(握手会お見送りにて、左から長谷川玲奈さん、菅原りこさん、山口真帆さんと、運営からの参加禁止圧力に屈せず駆け付けた村雲颯香さん。)
そして三人の卒業後は異常な状態にあるグループの浄化・再生を目指し奮戦しました。
三人卒業後も一人グループに残って奮戦することへの思いは4月22日のツイッターに書かれています。
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村雲颯香さん4月22日のツイッター
昨日、チームG「逆上がり」公演の千秋楽でれなぽん(長谷川玲奈さん)、りったん(菅原りこさん)、そして真帆ちゃん(山口真帆さん)の卒業発表がありました。
事件以降、真帆ちゃんの苦しむ姿をずっと見てきました。
被害者でありながら、すぐにグループの正常化を考え始めた真帆ちゃんは本当に強い心の持ち主だと思います。
たくさん泣いて、苦しんで、それでも諦めずにグループを変えようとしてくれた真帆ちゃんには感謝してもしきれません。
それなのに、グループは真帆ちゃんの気持ちに寄り添うことができませんでした。
グループが変わることを信じて訴え続けてきた真帆ちゃんが、段々と人を信じられなくなっていく姿は、見ていて本当に辛かったです。
このような事件が起きて、被害者であるメンバー、そしてそこに寄り添ったメンバー(菅原りこさん、長谷川玲奈さんのこと)が辞めるなんて、絶対にあってはならないことだと思います。
そうならないためにどうするべきかずっと考えながら過ごしてきました。
しかし結果として、昨日3人にあのような発表をさせてしまいました。
わたしには何もできませんでした。
ごめんなさい。
最悪の結末と言われても仕方がありません。
でも、これを結末にはしません。
悔やんでも悔やみきれないけれど、それでもたくさん後悔して、反省して、それぞれが自分を見つめ直していかなくてはいけません。
これまで、たくさんの方がNGT48を支え、応援してくださいました。
そんな皆さんに、ここで何も変わらないまま終わる姿を見せられません。
NGT48に変わって欲しかったという3人の願いを胸に、正しいグループとしての姿を皆さんにお見せできるように頑張ります。
3人とは違う道になってしまいますが、それぞれの道でみんなが笑顔で過ごし、幸せとなることを祈っています。
改めまして、たくさんの方にご心配とご迷惑をお掛けし、応援してくださる皆さまのお気持ちを裏切ることとなってしまい、誠に申し訳ありません。
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「NGT48に変わって欲しかったという3人の願いを胸に、正しいグループとしての姿を皆さんにお見せできるように頑張ります」という言葉から、村雲颯香さんは三人の願いを叶えようとしていたことが分かります。
そしてその姿を三人さらにはこれまでNGT48を応援してくれていた人達に見せようとしていたことが分かります。
5月18日に山口真帆さん菅原りこさん長谷川玲奈さんが卒業されて以降、私はフォトログ(NGT48公式の写真付きブログ)で村雲颯香さんの動きを見ていました。
5月20日に元チームNⅢキャプテンの加藤美南さんが、ネイルサロンでテレビに三人の卒業公演が映ったのを見て、インスタグラムに「せっかくネイルしてるのに チャンネルかえてほしい」という酷い言葉を添えた投稿をしネットが大炎上した事件で、メンバー全員のツイッターとインスタグラムが禁止になり、見られるのはフォトログだけになっていました。
三人の卒業公演は運営から「三人だけで行わせる」という発表があり、他のメンバーを参加しずらくさせる圧力が掛かっていました。
なので、西潟茉莉奈さんや太野彩香さんのように、暴行事件を教唆した疑いで警察から取り調べを受け(少なくとも犯人達が警察の取り調べでこの人達にやれと言われたと自供し、警察が裏取りをしてみると犯人達との繋がりが浮かび上がったため、取り調べになったと考えられます)、元々卒業公演に出演するわけないと見られていたメンバーの他に、自身の保身を考えたメンバーや勇気が出なくて駆け付けられなかったメンバーもいたと思います。
醜いですがそれが人間だと思います。
そして有事の際にはそれぞれの人間性がもろに出ることになります。
また、別の仕事があったメンバーもいたのかも知れず、事情は人それぞれとなります。
そして運営が良い顔をしないのが確実な状態で出演するのは、かなり怖さを感じると思います。
村雲颯香さんはそういった自身の保身を考えたり勇気が出なかったであろうメンバー達に歩み寄り、交流を持ちながら、次第に山口真帆さんとの距離が遠かったであろうメンバーとも交流するということを、5月下旬から7月にかけて行っていました。
フォトログを見ていて活発に外交をしているのがよく分かり、これは想像していた以上に凄い人だと思いました。
「大将の器」の人だと思いました。
運営(吉成夏子社長率いる株式会社AKS)の酷すぎる対応や、犯人グループとの親密関係及び事件への何らかの関与が疑われるメンバー(西潟茉莉奈さん、太野彩香さん)、人間性の酷さが露呈したメンバー(加藤美南さん、荻野由佳さん)への世間からの猛批判で壊滅寸前のグループにおいて、そのグループを浄化・再生するために奮戦しているのがよく分かりました。
もしかしたら村雲颯香さんなら「NGT48に変わって欲しかったという3人の願いを胸に、正しいグループとしての姿を見せたい」という4月22日のツイッターの言葉を実現できるのかも知れないと思いました。
しかし7月18日、衝撃の村雲颯香さんの卒業発表を迎えます。
卒業発表の動画と言葉は次のとおりです。
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(村雲颯香さん卒業発表の動画)
本日は私、村雲颯香から皆様にご報告があります。
私村雲颯香はNGT48を卒業します。
ずっとメンバーにもこの報告ができないままでいましたが、先日しっかりと卒業についての自分の気持ちをみんなに伝えることができました。
今日はファンの皆様に向けて、自分の言葉で卒業のご報告をさせていただくとともに、今のグループとしての気持ちをお伝えできればと思い、メンバー全員での動画撮影という形を取らせて頂いています。
今年に入ってから両親とも話し合った上で卒業を決意し、2月の下旬から支配人に相談をしていました。
私はNGT48からの卒業と同時に芸能界を離れ、新しい夢に向かって進みます。
ファンの皆様にしっかりとご挨拶をしてから卒業をしたいという思いもあり、AKB48の55枚目シングルの握手会日程全てに参加してからの卒業をお願いしました。
最後の握手会は8月11日、卒業公演は8月の末に行って頂くこととなりました。
卒業を決めてからファンの皆様にご報告するまで期間が空いてしまい、今日までに頂いた皆様からの温かく前向きな応援の言葉を思うと心苦しい気持ちでいっぱいです。
それでも、私がこれまでに発信してきた想いに何一つ偽りはありません。
卒業まで残り僅かな期間ではありますが、その期間、ファンの皆様と、そしてNGT48のメンバーと真剣に向き合う期間にしたいと考えています。
卒業を決めてからもそう思うことができたのは、やはり私にとってNGT48が何にも代え難い大切な存在だからです。
しかし大切だからこそ、今のNGT48には変わらなくてはいけない部分もたくさんあると思っています。
そしてグループが変わっていくことは決して簡単ではないと、この数ヶ月間で身に染みて分かりました。
それでも諦めたくないのは、NGT48が変わる姿を見て欲しい人がいるからです。
もちろんわたし一人の力ではできることは限られています。
しかしメンバーだからこそ、そして私だからこそできる何かがあると考えています。
私たちメンバーはまだまだ未熟で至らない点も多くあります。
これまでの自分達をどのように変えていかなくてはいけないのか、今日までメンバー同士でたくさん話し合ってきました。
それぞれが自分自身を見つめ直し成長していけるよう、ここにいるNGT48の大事な仲間と一緒に、卒業の日までNGT48のこれからに繋がる活動に全力で取り組んでいきたいと思います。
どうぞ最後の日まで私村雲颯香の応援、そしてこれからのNGT48をよろしくお願いします。
最後までご覧頂きありがとうございました。
以上、私村雲颯香からのご報告でした。
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この卒業発表を見て、NGT48はまだ変われていないのが分かりました。
「それでも諦めたくないのは」とあるのは、依然として変われていないということです。
そして「それでも諦めたくないのは、NGT48が変わる姿を見て欲しい人がいるからです。」は、4月22日のツイッターにもあった、三人とこれまでNGT48を応援してくれていた人達のことだと思います。
グループが変わらないとその人達に申し訳が立たないということだと思います。
村雲颯香さんは自身の卒業発表と引き換えにメンバー全員集めた場で物凄いことを訴えかけたと思いました。
そうでもしないとこのグループは変われそうにないということだと思います。
村雲颯香さんの「グループに変わって欲しい」という願いは叶わずの卒業となったことが分かり、村雲颯香さんほどの人でも変えるのが無理だったことに愕然としました。
村雲颯香さんでも無理ではもう誰にも変えられないのではと思いました。

(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演後の写真撮影にて、前列左から長谷川玲奈さん、山口真帆さん、菅原りこさん、後列左から小熊倫実さん、日下部愛菜さん、村雲颯香さん、角ゆりあさん、渡邉歩咲さん、高沢朋花さん、高橋七実さん。)
その翌日の7月19日、三人の卒業公演に駆け付けた七人のメンバーの一人、角ゆりあさんが次のとおりの渾身のフォトログを書き、私は内容に衝撃を受けました。
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もふ
昨日、公式サイトにてもふの卒業が発表されました。
素直な気持ちは嫌です。
事前にメンバーにお話してくれて、その時も卒業の意思があるだろうなというのは分かってはいたから冷静に聞いていられたけど私の中でまだいてくれるってどこかで思ってて。
だからこのタイミングだというのにすごく驚いたしもふがいなくなったグループが想像できません。
この数ヶ月、グループを支えてきてくれたのは他の誰でもないもふです。
冷静に現状を見て、いつでも中立な立場でいてくれました。
もふに救われたメンバーはたくさんいます。
誰よりもグループのために行動してくれました。
もっと早くから卒業を決めていたのにここまで残ってくれたのもグループのことを考えてです。
自分の未来よりグループの未来を優先してくれた優しすぎる人です。
私は1人の女性としてもふを尊敬してるところがたくさんあります。
冷静に周りをみて判断して行動できるところ。
芯の通っているところ。
意見をちゃんと人に伝えられるところ。
その場の雰囲気を明るくできるところ。
私にはないものをもふはたくさんもっています。
だから私ももふをみてもっと自分にも取り入れなきゃなって思います。
そうすればもっともふのことを支えられたかもしれない。
この期間1番大変だったのはもふだとおもいます。
3人の1番近くにいたひと。だから3人の想いも1番に汲み取ってきていた。そして私たちの1番近くにもいてくれた人。そして私たちの想いも1番に汲み取ってくれている人。狭間に立ちながらも中立で見て接してどうしたらいいか考えて変えようとして。
本当に本当に感謝しかないです。
ありがとう。
だからこそちゃんと受け入れて送り出してあげなきゃいけない。
だけどまだ受け入れたくない気持ちもあったり、受け入れている部分もあったり複雑です。
まだこのグループにいて欲しかった。まだもふが必要だから。そう思ったり。
いつまでももふに重荷を背負わせちゃいけない。
もふが前向きに新たな道を見つけて進もうとしてるんだからちゃんと見送りたい。
そんな想いでぐちゃぐちゃです。
でも8月末、もふのアイドル人生の締めくくりとして相応しい公演にしたいです。
だから私もちゃんと前向きに笑顔で送り出したいです。
そして私もこのグループで活動していくにあたってもふが作ってくれたものを守りながらこのグループを変えられるように行動できる人になりたいです。
そしていつか変わったこのグループをもふ、そして3人に見せられるように頑張りたいです。
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私はこれを読んだ時、泣きそうになりました。
心の込もった渾身の文章は読み手の心を熱くさせます。
「もふに救われたメンバーはたくさんいます。」は、明らかに三人の卒業公演に駆け付けなかったメンバーのことだと思います。
駆け付けなかったことへの世間からの批判を当然そういったメンバーも知っていたと思います。
村雲颯香さんはきっとそういったメンバーを優しく慰め(特に保身を意識したり、勇気が出なかったメンバーだと思います)、もう一度グループを立て直して一緒にやっていこうと声をかけてあげたのだと思います。
そして角ゆりあさんの言葉から、村雲颯香さんはグループを変えるのは無理だったものの、変わることに望みを繋ぐ土台を作ることはできたのだと思いました。
壊滅寸前のグループをどうにかグループの形として維持し、意志の疎通をして少なくとも話し合いが行える状態を作ることはできたのだと思います。
ただしメンバーか運営か、あるいはその両方に変わることを拒否している人がいて未だに変われていないのだと思います。
角ゆりあさんはその村雲颯香さんが作ってくれた土台を守ることと、さらにグループを変える意思を受け継いだことが分かりました。

(山口真帆さん、菅原りこさん、長谷川玲奈さんの卒業公演に駆け付けたメンバー達には言葉に重みがあり、自然と気になります。)
「そしていつか変わったこのグループをもふ、そして3人に見せられるように頑張りたいです。」は、まるで村雲颯香さんのようだと思いました。
4月22日のツイッターの「NGT48に変わって欲しかったという3人の願いを胸に、正しいグループとしての姿を皆さんにお見せできるように頑張ります」が思い浮かびました。
運営はフォトログにも圧力を掛けているようで、メンバー達が山口真帆さん菅原りこさん長谷川玲奈さんの名前を出すことはないです。
私は「三人」という呼び方ではあっても(名前を出すと検閲に引っ掛かるのかも知れません)「そしていつか変わったこのグループをもふ、そして3人に見せられるように頑張りたいです。」と書いてくれたことに驚きました。
角ゆりあさんの気概を感じました。
そして角ゆりあさんのこの言葉からも、グループが依然として変われていないことが分かります。

(8月11日、自身最後の握手会での村雲颯香さん)

(握手会後のお見送りにて、花束を持ちファンの皆さんと記念撮影する村雲颯香さん。)
ファンお手製の横断幕には、「もふちゃんのファンであることを誇りに思い、NGT48を共に愛した日々は、かけがえのない宝物です。出逢ってくれてありがとう。村雲颯香ファン一同より」と書かれています。
ファンであることを誇りに思ってもらえるとはさすが村雲颯香さんだと思います


(握手会後のお見送りにて、予定が同じだったメンバーとの記念撮影。左から加藤美南さん、西潟茉莉奈さん、小熊倫実さん、高倉萌香さん、太野彩香さん、村雲颯香さん、本間日陽さん、角ゆりあさん、奈良未遥さん、荻野由佳さん。)

(握手会後のお見送りの記念撮影にて、村雲颯香さんアップ)
8月になると村雲颯香さんに目立った発言はあまりなくなりました。
これはご本人としては間もなく卒業する立場なので発言を控え目にしたのではと思います。
そして三人の卒業公演に駆け付けたメンバーを中心に、良心を持っていると思われるメンバーはずっと大変な思いをし続けた大功労者である村雲颯香さんに、最後くらいはアイドルを楽しんでもらおうとしていたように見えました。
しかし卒業発表以降のNGT48の動きを見ていると、イメージの良い村雲颯香さんを利用してグループ及びイメージの失墜しているメンバーのイメージ回復を狙う意図も見え隠れし、よく我慢してあげたと思います。
凄く優しい人なのだと思います。

(卒業公演の日、村雲颯香さんを中心に正規メンバー、研究生全員でモグモグポーズ)
ついに8月31日になり、村雲颯香さんの卒業公演を迎えます。
村雲颯香さんは次の言葉を言いました。
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寂しいけど、寂しい思いで卒業を迎えられるの嬉しいです。
この半年くらいは苦しいことが多くて、メンバーの傷つく姿をたくさん見たし、ファンの皆さんのことも何度も悲しませてしまいました。
大事なメンバーのことも、NGTのことも何も守れない自分が嫌になった時もあったんですけど、全部信じたかったけど、でも出来ないことも多くて、何が何だか分からなくて、こういう状況にならないために自分はどうすれば良かったのかな?とか悩んだ時期がありました。
でも悩んでいた時に一番に信じようと思っていたのは、自分の中のNGTを大切にしたいという気持ちでした。
そう思うことができたのは、ファンの皆さんや、お仕事でお世話になった皆さんや、新潟の皆さんが私のことを、NGTのことを大切にしてくれたからだと思っています。
卒業を決めたのも、この悩んでいる時期でした。
新しい夢に向かって進んでいく決意もありましたが、卒業を決めることによって、自分を奮い立たせようという気持ちもありました。
あくまでメンバーとしての視点ですが、これまでのNGTが変わらなければならなかった部分、足りていなかった部分は、相手の立場に立って考えて、人のことを思いやる気持ちだと思います。
だから私自身、その気持ちを強く持てるよう、NGTの一メンバーとして変わろうと思いました。
人の気持ちを分かってもらうこと、読み取ることは簡単ではないけど、でも時間をかけて向き合っていくことは決して無駄ではないとこの数ヶ月間で分かりました。
たくさんの方と向き合ったこの期間が、私を人間として大きく成長させてくれたと感謝の気持ちでいっぱいです。
これからNGTには難しい道のりが待っていると思いますが、ゆっくりと時間をかけて、しっかりと向き合って、一歩一歩前に進んでほしい。
今後、誰1人傷つけることなく、優しさに溢れるグループになることを祈っています。
私も周りの優しさに気づける人でいられるように頑張ります。
今日まで応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
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「これまでのNGTが変わらなければならなかった部分、足りていなかった部分は、相手の立場に立って考えて、人のことを思いやる気持ちだと思います。」という言葉から、NGT48は相手のことを考えられず、人のことを思いやれないグループだということが分かります。
そして「今後、誰1人傷つけることなく、優しさに溢れるグループになることを祈っています。」という言葉から、今は誰かを傷付けてしまうグループのままであり、依然として変われていないことが分かります。
村雲颯香さんはアイドルとしての自身最後の舞台で、オブラートに包みながらもグループの現状に苦言を呈しています。
グループの人達には人の痛みが分かるようになってほしいという思いが分かる言葉です。

(左から菅原りこさん、山口真帆さん、長谷川玲奈さん、村雲颯香さん)
思えばこの四人はいずれも傑物揃いだと思います。
暴行事件を運営の都合の良い方向に持って行きたい株式会社AKSの、暴行被害者を蹂躙するやり方に泣き寝入りせずSNSを駆使して立ち向かい、不屈の闘志と頭の良さで企業を相手に戦い抜いた山口真帆さん。
その山口真帆さんとの友情・義を貫き、山口真帆さんと行動を共にして守り抜き、自らのアイドルの夢が絶たれることになっても一緒に卒業する道を選んだ菅原りこさんと長谷川玲奈さん。
三人が卒業するまでは行動を共にして寄り添い、卒業してからはグループの変わった姿を三人とこれまでNGT48を応援してくれていた人達に見せたい思いでグループの浄化・再生を目指し奮戦した村雲颯香さん。
いざという時に圧倒的な底力を発揮できるこの四人がもう一人も残っていないことを、NGT48のメンバーは深刻に受け止めたほうが良いと思います。

(卒業公演後、劇場にある顔写真の額を外す村雲颯香さん)
NGT48のメンバーどころか、関係者全員、村雲颯香さんを悪く言える人など一人もいないと思います。
「恩」という概念が分かるなら、今後決して村雲颯香さんを悲しませることをしてはいけないです。
「誰一人傷付けることなく、優しさに溢れるグループ」になることができるのか、注目しています。

(卒業メッセージの書かれた黒板の前で額を持つ村雲颯香さん)
村雲颯香さんは最後まで自身が愛したグループの未来を案じていました。
山口真帆さん暴行事件の発生から三人が卒業するまでの日々、そして三人の卒業後から自身の卒業近くまでの日々、その両方において常に最前線で奮戦し続けた姿は壮大な大河ドラマの主人公のようで、間違いなく「大将の器」の人だと思います。
村雲颯香さん、今までお疲れ様でした。
そして素晴らしい人間性を見せて頂きありがとうございました

私は村雲颯香さんの奮戦ぶりを決して忘れないです。
今後は一般人としてぜひ幸せになってくれることを願います

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