各地で撮り貯めた写真を掲載。人との出会い・写真・デジカメ等について持論を語ります。掲載写真の無断転用は禁止します。
きむさんのフォトノート
ほ~たる来い!
昨22日夕刻 蛍撮影の下見に出掛けました。
場所は 先輩写友のK氏から 以前教えて戴いた、丹波市青垣町の 山中です。
昨年も訪れたのですが その時は 最盛期を1週間程過ぎていたらしく、数が少なくて残念でした。
そこで今回 ヒメボタルが飛ぶのは もっと後と知ってはいたのですが、
本番でマゴつかない様に 改めて下見の積もりで 出掛けた次第。
途中 道沿いの草刈りをして居られた 地元の方に伺うと、案の定
「ヒメは未だ未だ先、今は ゲンジが2~3匹くらいかな… 」とのお話し。
「ヒメ」の下見なので それなりに構図を考え 三脚を据えて、後はひたすら暗くなるのを待ちます。
19時45分から21時まで 見ていたのですが、「2~3匹」どころではなく
ゲンジボタル
が ザッと見て 数匹は常に飛んでいる感じ。
しかし カメラをセットした向きが適切では無く、多くは写りませんでした。
これは 賑やかにするために、運良く蛍が写っていた二十数枚の絵を 重ね合わせてみたモノです。
「ヒメ」が飛ぶ頃に 再訪し、今度こそもっと上手く撮ろう と思います。
日が前後しますが 20日の早朝、またまた香美町の棚田を訪れました。
連なる山並みに 朝霧が漂い、墨絵の様な雰囲気に。
そこで 日の出後のシーンを モノクロで、月夜風の絵にしてみました。
こんな感じも悪くないな 本当に月の出頃に撮ってみるのも良いかも… などと思いました。
撮影メモ
写真2、29枚を後からPCで比較明合成したが 少々やり過ぎた感が有る。鳥居が赤いのは 後ろに
停まっていた車の光のため。この小さな絵では判り難いが、それなりに美しく光跡が写ってくれた。
ゲンジは光が強く長くて 近くを飛ぶと周囲が明るくなる。
子供の頃 近所の田圃で2~3匹採ってきて、麻の蚊帳の中に放して遊んだのが懐かしい。
写真1
絞り優先AE f5.6(1/5sec) 露出補正=-10/3EV 焦点距離=16mm ISO=1600
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=ディテール重視 MF 5DMk4 三脚使用
写真2(同一設定で撮影した29枚を後からPCで合成)
マニュアル撮影 f4 ,30sec ISO=3200
写真3
f8(1/125sec) 露出補正=-5/6EV 焦点距離=60mm AF 手持ち
写真4
f16(1/13sec) 露出補正=-7/6EV 焦点距離=40mm ISO=200
写真5
f16(1/20sec) 露出補正=-5/3EV 焦点距離=50mm ISO=200 ピクチャースタイル=モノクロ 他は同じ
コアジサイ
去る12日、気になっていた 奥吉野のコアジサイを 下見してきました。
此所を訪れる時はいつも 国道169号線の川上村から 北上するのですが、
この日は気分を変えて 東吉野村から 峠越えで南下し、アプローチしました。
途中 朝日が差し込んできたので、雰囲気の良さそうな林間を選んで 暫し撮影。
小さなキノコが 懸命に生きていました。
7時過ぎ コアジサイのポイントに到着、案の定 未だ1週間程早い様ですが …
陽当たりなどの関係でしょうか、場所によっては …
薄い水色の
コアジサイ
が もう開いていました。
急斜面の木立の中に分け入って、繊細可憐に咲く株を 探しながらの撮影です。
ひとしきり撮影を楽しんで 9時半頃 川上村側へ南下し、
折角此所まで来たので ついでに 御船の滝へ立ち寄りました。
何度見ても 見応えのある、とても堂々とした滝だと思います。
湿気が多く 蒸し暑ささえ感じる天気でしたが、滝の周囲は 涼やかな空気が満ちていました。
帰宅して サッパリしようとシャワーを浴びていたら、脛に吸血中の虫を発見。
痛くも痒くも無いのですが、気分が一気に萎みました。
その後何と 車を拭く雑巾の中にも 血だらけの虫の死骸を発見!
いつ吸われたのかも判然とせず 対策も打ちにくいので、コアジサイを再訪しようという気が
一気に失せてしまいました。
奈良の山中は ノビルやマダニが多い という事は以前から知っていましたが、
どういう状況で吸われたのか判らないというのは、何とも薄気味悪いモノです。
小 風景写真サイト「四季逍遊」を 更新しました。宜しければ 覗いてみてください。
URL: shikishouyuu.hannnari.com/
右欄外「ブックマーク」の「四季逍遊」でも リンクしています。
撮影メモ
写真6・7共、コアジサイは実に繊細で派手さは全く無く、ひっそりと咲く姿が相応しい。
日本固有種だそうだが その風情を「日本らしい」と言っては、現代の日本の実情に
少々そぐわない気もする。
写真1
絞り優先AE f22(2.5sec) 露出補正=-5/2EV 焦点距離=40mm ISO=200
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=ディテール重視 MF 5DMk4 三脚使用
写真2
(2sec) 露出補正=-3EV 焦点距離=50mm
写真3
f16(0.5sec) 露出補正=-7/2EV 焦点距離=160mm
写真4
f5.6(1/500sec) 露出補正=-5/3EV 焦点距離=80mm ISO=800 AF 手持ち
写真5
f5.6(1/250sec) 露出補正=-5/3EV 焦点距離=100mm ISO=400
写真6
f8(1/100sec) 露出補正=-3/2EV 焦点距離=70mm ISO=800 AF 手持ち
写真7
f5.6(1/1000sec) 露出補正=-13/6EV 焦点距離=90mm ISO=800 AF 手持ち
写真8
f16(0.6sec) 焦点距離=16mm CPLフィルター使用 他は同じ
棚田へ (その2)
アップをサボっている内に 機会を失いそうなので、古いモノですが 急いでご報告します。
県北部
香美町の棚田
ですが、去る1日早朝に 一人でまた訪問。
薄い靄が掛かった様な状況で 陽射しは弱いのですが その分 棚田に少し光芒が射しました。
こちらは 同じ棚田を 4日未明にまたまた訪れた時のモノ。
写友のMさんと一緒に 水田に写り込む星を狙いに出掛けたのですが、この日も薄い雲が出てしまい
スッキリした星空は 撮れず終いでした。
その分 夜明け前には 東の空の低い雲が焼け …
なかなか良い感じに なってくれました。
そのまま明るくなってお終い… かと思っていたら、かなり高い雲にまで 赤味が差して来て
4時45分頃 棚田に 綺麗に映ってくれました。
帰路、同じ香美町の 別の棚田に寄り道。ご老人が セッセと畑仕事をして居られました。
ご高齢でも毎日 集落からこの畑まで 上り下りして通い、農作業をして居られるのでしょう。
こちらは遊びなので、本当に 頭が下がる思いです。どうぞお元気で!
村岡の街まで降りてくると 矢田川を跨いで 沢山の鯉幟が掛けられていました。
個人で上げ下ろしをするのは 大変なので、近年 こういう情景を見る事が 多くなりました。
Mさん 星景写真は残念ながら薄雲で 上手く行きませんでしたが、
朝焼けは 良い作品が撮れたのではないでしょうか?
帰りの道すがら、Mさんから 雲の動きを詳しく予想してくれるサイト を教えて戴きました。
そういう情報を活用して 少しでも「外れ」の撮影行を減らす様に、また色々試してみたいと思います。
Mさん 良い情報を教えて戴き、どうも有り難うございました!
撮影メモ
写真7、此所も以前は綺麗な棚田だったが 休耕田や畑に転用された所が目立つ。
水を引き耕す作業の大変さを思うと、残念だが致し方の無い時代の流れなのだろう。
写真1
絞り優先AE f11(1/800sec) 露出補正=-2EV 焦点距離=150mm ISO=800
画質=RAW WB=5600K ピクチャースタイル=ディテール重視 AF 5DMk4
写真2
f16(1/400sec) 露出補正=-7/6EV 焦点距離=50mm WB=太陽光
写真3
マニュアル撮影 f4.5, 30sec 焦点距離=16mm ISO=3200 WB=雰囲気優先オート MF 三脚使用
写真4
(0.5sec) 焦点距離=30mm ISO=200 WB=太陽光 MF 三脚使用
写真5
f16(0.4sec) 焦点距離=30mm ISO=200 WB=太陽光 MF 三脚使用
写真6
f16(1/5sec) 露出補正=-5/2EV 焦点距離=30mm ISO=200 WB=太陽光 MF 三脚使用
写真7
(1/250sec) 露出補正=-5/6EV 焦点距離=80mm ISO=400 WB=太陽光
写真8
(1/500sec) 露出補正=-1EV 焦点距離=100mm ISO=400 WB=太陽光 他は同じ
棚田へ (その1)
これまた 日が前後しますが、去る5月24日夕刻、写友のNさんと 兵庫県北部の
棚田へ
出掛けました。
香美町の滝で 暫く撮影した後、直ぐ近くの うへ山の棚田へ。
苗が 丁度良いくらいに伸びて、夕方の棚田も なかなか良い感じです。
その後 養父市へ戻って、暗くなる前に 別宮(べっく)の棚田へ。
気圧配置が良く 全天快晴で、星景撮影には 最高の条件です。
北極星を入れた構図も含め 22時近くまで Nさんが納得できるまで撮影、
安全運転に気をつけて 深夜2時前 無事帰宅しました。
撮影メモ
写真2・3共、鳥取ナンバーの車内泊仕様車が後から到着 如何にも撮り慣れた風情の女性が
降り立たれ、暗くなるまで3人で暫し写真談義をした。こういうシーンでは妙に仲間意識が
芽生える。
害獣避けに高さ1.5m程の電気柵が棚田を取り囲んでいるので 大型三脚で柵の上から
ほぼ横向きに魚眼ズームレンズで撮影。このサイズでは判り難いが、明るい星が幾つか棚田に
映っている。3本の光の筋は残念ながら流星では無く、飛行機か衛星だと思う。
写真1
絞り優先AE f11(1/200sec) 露出補正=-7/6EV 焦点距離=80mm ISO=800
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=ディテール重視 AF 5DMk4
写真2
マニュアル撮影 f5, 25sec 焦点距離=15mm ISO=3200 WB=5800K MF 三脚使用
写真3
マニュアル撮影 f5, 25sec 焦点距離=15mm ISO=3200 WB=雰囲気優先オート MF 三脚使用 他は同じ
北広島へ (その3)
アップの順序が前後しますが 5月29日に 北広島を再訪して来ました。
19日~21日の撮影行時は 霧の状態が イマイチ良く無かったので、
もっと深い霧に包まれた ブナの林を撮りたかったのです。
家内と一緒に 片道6時間掛けて到着したのに 霧は全く無く、徒労に終わりました。
しかし 何も撮らずに帰るのも 余りに残念なので …
目に入る 面白いモノ を撮ってみます。
これは 先日ご案内戴いた 広島の写友K氏が教えて下さった お勧めポイント、
真似して 撮らせて戴きました。 紅葉の季節 なかなか良さそうですね。
最後に I農園さんの蓮池を訪れ、
また6時間
掛けて帰宅しました。 あ~疲れた… 。
撮影メモ
写真全て、天気図は思い通りなのに実際の天気は外れ…という事が多く、悩ましい。しかしつい先日
写友のMさんから高機能の気象予報サイトを教えていたので、真面目に検証・活用してみたい。
写真1
絞り優先AE f8(1/200sec) 露出補正=-11/6EV 焦点距離=160mm ISO=800
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=ディテール重視 AF 5DMk4
写真2
(1/50sec) 露出補正=-4/3EV 焦点距離=70mm
写真3
f16(1/40sec) 露出補正=-7/3EV 焦点距離=16mm ISO=1600
写真4
f5.6(1/2000sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=440mm ISO=400 80D 他は同じ