goo

写真展2つ



もたもたしている内に もう展示が終わってしまい、余り意味の無いご報告になってしまいましたが
とても良かった と思う写真展を2つ、記録の意味でアップしておきます。

上は 合同展をご一緒にさせて戴いている写真グループ にも所属されている
小生の敬愛する大先輩カメラマン 三井 博氏 の個展です。

西欧の墓地 という 特殊な被写体を、情念のこもった ドラマティックな絵作りで捉えられ
それを
  素晴らしい仕上げ
                       の自家プリント で見せて下さいました。

用紙の選択から インクの特性まで知り尽くした、正に インクジェットプリントの粋
と思える 惚れ惚れとする仕上がりでした。

活躍途上の これまた才気溢れる弟さんを 突然の事故で亡くされた、というご境遇を知るだけに
観る方の思い入れもまた つい強くなってしまいます。

下は 風景写真を撮る者にとっては必見の 隔月刊写真雑誌 「風景写真」主催の
恒例の100人展 です。
たまたま 大阪での開催時期が重なったので、24日に 上と両方一緒に観る事が出来ました。



プロカメラマンも含め アマチュアでも名の通った方々が居並ぶ、
とてもレベルの高い 風景写真展です。

人家が大きく入った絵 が中には有り、主催者としては これも風景 なのでしょうが
小生の感覚としては 一寸首を捻ってしまう題材でした。

しかし お気に入りの絵も多く、結局また 写真集を購入してしまう事に…。

写真1・2共、スキャナー取り込み。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

続々 冬の日本海 (その8)



いよいよ 兵庫県の日本海岸の西端、新温泉町の居組 までやって来ました。

鳥取県境まで もう後僅か 2km程です。

この 曲がりくねった坂を 上り詰め、峠を越えると…



いよいよ 鳥取県に突入! 向こうの柵の所は 陸上(くがみ)七坂展望台 です。

坂の上り口には この先「七坂八峠」展望台 とあったのですが、どちらが正しいのか 判りません。



振り返ると 当たり前ですが 兵庫県。

京都・兵庫・鳥取に跨がる山陰海岸の 地質を活かした 自然に親しむ公園として、ここら辺は
  山陰海岸ジオパーク
                          という名で、国際的な登録をされているそうです。



展望台からは 東浜海岸の かなり遠浅そうな 美しい砂浜を 見晴らせました。

3回に分かれてしまいましたが 福井県小浜市から 鳥取県岩美町まで
1府3県の 冬の日本海シリーズ、これで完結です。

写真2・3共、車で走っていると 各自治体毎に工夫を凝らした案内や歓迎の看板に出会えて面白い。
写真1

 絞り優先AE f8(1/500sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=25mm ISO=400
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
 (1/400sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=50mm
写真3
 (1/800sec) 露出補正=0EV 焦点距離=70mm
写真4
 (1/250sec) 露出補正=+1/3EV 焦点距離=60mm ISO=800       他は同じ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

続々 冬の日本海 (その7)



鎧から 更に西へ、鉄橋で有名な 余部(あまるべ)へやって来ました。

情緒が有った赤い鉄橋は 左端の橋桁 3本程を残して 全て撤去され、
今は 如何にも丈夫そうな コンクリート肌の 新しい橋に代わっています。

残されている鉄の赤い橋桁は 以前の橋の記念物として 保存展示されるのだそうです。



余部のJR駅から 岬の方へ 3km程も走った所に、余部小学校の 分校が有るので
立ち寄ってみました。

高台に建つ
  小さな小さな分校

                      です。




小さな運動場、これでも この辺りの平地としては とても広い面積だと思います。
何せ山が海まで迫る 岬の途中に有る集落には、平らな土地など 殆ど無いのです。



これが 分校の全容、根拠は有りませんが 優しい先生が居られそう な感じがしませんか?

写真2・3、スピーカーが「如何にも」の雰囲気で良い。学校入り口のドラエモンや、右奥に立て掛けてあった真っ赤な雪掻きも良い。
    しかし運動場で蹴ったボールがネットを超えたら 取りに行くのは大変そうだ。
写真1

 絞り優先AE f8(1/640sec) 露出補正=+1/3EV 焦点距離=70mm ISO=800
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
 露出補正=+1/6EV 焦点距離=25mm
写真3
 (1/500sec) 露出補正=0EV 焦点距離=25mm
写真4
 (1/400sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=30mm      他は同じ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

続々 冬の日本海 (その6)



香住港を出て 国道178号線を更に西進、鎧(よろい)地区へ やって来ました。 

海の傍にある JR山陰本線の鎧駅 は、とても雰囲気が有って 好きな駅なので
国道から 約1km程の寄り道 をする事にしました。

途中に 
良い雰囲気の段々畑 が有るのですが、丁度雪が舞って来て
想定外の情景を撮る事が出来ました。



駅で時刻表を見ると、幸い 後数分で 列車が来る様です。

駅の手前のカーブの所で
  待つ事暫し…
                   ブォーーー という ディーゼルエンジンの音を響かせながら
鳥取行きの列車が やって来ました。



駅の少し手前で チラッと日本海が見える 隙間が有り、そこで 列車と海のツーショット をゲット。



今度はゆっくりと、列車がトンネルに入って行くシーン も撮る事が出来ました。




折角なので 無人駅の ホームに入ってみます。

駅の山側には JR関係の施設なのでしょうか、とても雰囲気の有る 木造の家が建っていました。



「絶景ポイントはこちら」 の案内板に従って、今は使われていない 海側のホームへと通じる
地下通路を降りると、当地を舞台に撮られたという(小生は見ていないので) 某TVドラマの
紹介ポスターが 冷たい風に揺れていました。



海側のホームに出ると、おーっ 確かに良い眺めです。

この季節には少々無理ですが、気候の良い頃 このベンチに座って
本を読んだり ボンヤリ海を見ている… なんて言うのは、なかなか良さそうです。


撮影一口メモ:
 写真1、当地は以前一度来た事があるのだが 雪が有るだけで全くイメージが異なる。
 写真5、黄色の点字タイルと白い「ワンマン列車乗車位置」の看板が 写真としては邪魔だが、これ等は必要な物なので致し方無し。
写真1
 絞り優先AE f8(1/500sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=50mm ISO=800
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
 焦点距離=110mm ISO=400
写真3
 (1/800sec) 焦点距離=30mm ISO=400
写真4
 (1/400sec) 焦点距離=190mm ISO=400
写真5
 露出補正=-1/2EV 焦点距離=40mm ISO=400
写真6
 (1/50sec) 焦点距離=60mm
写真7
 f11(1/250sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=40mm
 ISO=400
      
他は同じ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

続々 冬の日本海 (その5)



兵庫県の日本海岸の 丁度中間付近、香美町の香住 へやって来ました。

香住には立派な漁港が有って 沢山の漁船が泊まって居り、向こうに 雪の山も見えて
  冬の日本海
                 の雰囲気が 濃厚に漂っていま
す。



漁船の魅力に抗しがたく、暫く 港を散策しながら 撮影しました。

集魚灯にも 色々なタイプが有るのですね。



船の上は 命がけの仕事場ですから 無駄な物は何一つ無い筈で、
それぞれの物が 存在感を放っています。



雑然としている様で、それぞれが 機能美 とでも言うべき形を 持っているのです。



大きなランプに 後ろの景色が 反射して映っていました。



港の中に迫り出した 小さな突堤、妙に存在感があって 思わず撮ってしまいました。

撮影一口メモ:
 写真4、レーダーは勿論だが 良く見ると船には後方モニターカメラも付いていた。省燃費の為にランプのLED化も必須と聞く。
     出費が大変だろう。
 写真6、脚立に乗り俯瞰して 堤防を主にして撮った方が良かったかも。
写真1
 絞り優先AE f8(1/320sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=50mm ISO=800
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
 f5.6(1/800sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=130mm ISO=400
写真3
 f5.6(1/800sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=140mm
写真4
 f5.6(1/500sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=100mm
写真5
 f11(1/125sec) 露出補正=0EV 焦点距離=110mm
写真6
 (1/250sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=30mm 
            
他は同じ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

続々 冬の日本海 (その4)



久美浜を出て 兵庫県に入り、円山川を渡ると 城崎(きのさき)です。

有名な城崎温泉は 海岸から数km入った所ですが、海岸沿いには マリンワールドという施設が有り…



何故か 竜宮城 の様な島が 直ぐ沖に有りました。



くぐもった様な 波の音がするので 海側のガードレールから身を乗り出して 下を覗くと、
岩の 狭い隙間の奥まで 波が打ち込んでいました。



兵庫県の海岸を 約1/3程走って来た時、県道11号線が JR山陰本線の線路を越えました。

チラッと遠くに光が見えたので 目を凝らすと、佐津 という駅に 列車が停まっている様です。
慌てて 跨線橋のたもとに車を停め、カメラを掴んで 橋の上へ戻って 先ず1枚。

橋の反対側は トンネルになっている事を確認して、振り向くと 列車は既に発車したようです。



撮り直しが効かないので 必死の思いで 数枚撮影。

小生は ディーゼル列車が 乗るのも撮るのも 大好きなので、あの
  ヴォーーーッ
                  という 音が迫ってくるだけで、もう 感動モノ なのです。

トンネルに入るところも撮ろうと、ここら辺で切り上げて 橋の反対側へ… 行こうと思ったら
間の悪い事に 車が3台繋がってやって来て、
やり過ごしてから走ったのですが 列車はもう トンネルに入った後 でした。お終い…。

トンネルに首を突っ込んだ 後ろ姿を 撮りたかったなぁ…。

撮影一口メモ:
 写真4・5共、非電化区間なので架線が無く 夕闇迫る頃も面白い絵を撮れそうな良いポイント。
 写真5、列車の本数が少ないので 1本逃すとダメ。
写真1
 絞り優先AE f8(1/1000sec) 露出補正=+1/3EV 焦点距離=100mm ISO=400
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
 (1/600sec) 焦点距離=120mm
写真3
 (1/500sec) 焦点距離=80mm ISO=800
写真4
 (1/400sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=120mm ISO=800
写真5
 f11(1/320sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=50mm ISO=800
      
他は同じ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

続々 冬の日本海 (その3)



袖志の集落は 雪が少なくて、ガッカリしている小生を見かねて
小ブログ 23日の2枚目のご婦人が 「あそこなら雪は多いよ…」 と教えて下さいました。

教えられた通りに 同じ丹後町の平(へい)地区 まで上がって見ると、確かに 直ぐ雪道となり
海と一緒に 雪景色を撮る事ができました。

お名前を伺い損ねましたが、ご親切に色々教えて戴き 本当にありがとう御座いました。
どうぞ お元気で!



海岸沿いの国道へ戻り、袖志の方を振り返ると
海水浴場となっている砂浜や 丹後松島 と呼ばれる 岩礁だらけの磯など
  複雑な海岸線が
                      一望出来ました。

3回目の今回こそ 鳥取県まで走る積もりなので、先を急ぎます。



美しい 間人(たいざ) の海岸を過ぎて…



小ブログ 21日の4枚目、また久美浜の 湊小学校の所までやって来ました。

閉校となった小学校の校舎を 前回は撮り損なったので、今回は忘れずに 記念撮影です。

「138年間ありがとう」 とあるので、随分歴史がある 小学校だったのですね。
卒業生達の思い
も ひとしおだった事でしょう。 



その 湊小学校のある 小天橋 には、
外海と 中海の久見浜湾とをつなぐ 大事な水路が通っています。

その水路に 湊小橋 という人道橋が掛かっていました。

船がぶつからない様に 極端なアップダウンで 出来ているので、雪の朝などには 滑らないか
と 余計な心配をしてしまいました。受験生は 特に要注意ですよ!


撮影一口メモ:
 写真4、閉校とはなっても 災害時の避難場所など 未だ活躍の場は有るのだろう。何せ当地は海抜0m地帯だ。
 写真5、手前の車道が左へ登って水路を超えて行く橋が 湊大橋という名前だった。
写真1
 絞り優先AE f8(1/400sec) 露出補正=+5/6EV 焦点距離=60mm ISO=800
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
 f11(1/100sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=50mm
写真3
 (1/160sec) 露出補正=0EV 焦点距離=30mm
写真4
 (1/100sec) 露出補正=+1/6EV 焦点距離=30mm
写真5
 (1/500sec) 露出補正=0EV 焦点距離=30mm ISO=400
      
他は同じ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

続々 冬の日本海 (その2)



袖志(そでし)の浜の 美しい海の色 を撮っています。

雪は夜明けには止んでいて 気温も3度あるのですが、北風がとにかく冷たくて
風に向かって立つ体は 直ぐに冷え切ってしまいます。



時折日が差すと
  波頭が
           美しい色に輝きます。



カモメは 寒く無いのでしょうかねぇ。



望遠レンズで見ていると 時々 波間に浮かんでいますが、波頭が崩れる前に ちゃんと飛び立ちます。
さすがに 波に飲み込まれては 困るのでしょう。



岩陰の日陰部分では 海の色も 哀しい様なブルー に染まります。


撮影一口メモ:
 写真1、手前の20畳敷き程もある大岩を流れ落ちる波の形が美しく 何枚も撮ってしまった。
 写真2、大波が立つ時は概ね日差しが無いので 遠方から訪れる者は この程度で我慢する事になってしまいがちだが
     それではダメで何度も訪れなくては と思う。
写真1
 絞り優先AE f8(1/400sec) 露出補正=+1EV 焦点距離=30mm ISO=1600
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
 (1/800sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=460mm ISO=800 WB=4800K 50D
写真3
 露出補正=+1/6EV 焦点距離=340mm ISO=800 WB=5000K 50D
写真4
 (1/640sec) 露出補正=0EV 焦点距離=260mm WB=5500K 50D
写真5
 露出補正=0EV 焦点距離=300mm WB=5500K 50D 
 
                 
他は同じ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

続々 冬の日本海 (その1)



しつこい性格が災いして? 昨22日未明から またまた日本海岸を再訪、
今度は 当初の予定通り 鳥取県まで走る事と、何とか 雪の袖志(そでし)集落を撮る事
が 目的です。

大雪注意報の 天気予報からすれば 絶対雪が積もっている筈、と出掛けたのですが
アレレ… こんな感じです。おかしいなぁ…。

絶対 なんて言葉は 迂闊に使わない事です。



寒風が吹き付ける中 悠然と!体操している方が居られたので、近付いて話を伺うと
何と 昨22日の小ブログ 3枚目のご婦人でした。
大雨でも降らない限り ほぼ毎朝散歩している… とのお話しにビックリ。

この地は 強い北風が吹き付けるけれども、日本海の海水温が暖かいので
積もった雪は 直ぐ溶けてしまうのだとか。

確かに 海水温が氷点下に下がらなければ
そこを吹き渡ってきた風は 山を吹く風に比べれば暖かい と言えるのでしょう。

これでは 雪の袖志を撮る事は 至難の業の様です。



手が凍える程冷たいのに 雪が無い というのは、何とも残念ですが またの機会に譲るしか有りません。

ついでに ご婦人が教えて下さった事には、近々 向こうの岬の先端に
自衛隊の衛星通信レーダー が立つ、という事です。

小生 不勉強で知らなかったのですが、
北朝鮮の弾道ミサイルを探知・追尾する 「Xバンド・レーダー」の基地に ここがなるそうで、
住民が反対運動をしているのに 出来る事はもう決まっている そうなのです。

沖縄の人達の事を 引き合いにしながら
「いくら反対しても どうしようも無いのかねぇ…。何なんだろうねぇ…」 と、
割り切れない思いを 話して下さいました。

厳しい現実も知らずに 呑気に写真など撮っている小生は、身が縮まる思いでした。



我々の直ぐ近くでは そんな世情も知らず、水仙が 今年も静かに 花を付けていました。



浜へ降りて来ると 雲間から 薄日が差して、海の色が 美しいあの
  日本海ブルー
                   に染まりました。


撮影一口メモ:
 写真3、雲の淡いピンク色が上手く出ていなかったので 後からPCでWBを微調整して 少し赤味を乗せた。
 写真5、黒雲の下の日本海も良いが 日が差すと その色の美しさには思わず目を奪われる。
     この風景が 無粋なレーダーで絵にならなくなる日も近いのだろうか。
写真1
 絞り優先AE f8(1/320sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=30mm ISO=1600
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
 f11(1/80sec) 露出補正=-2/3EV ISO=800
写真3
 f11(1/125sec) 露出補正=0EV 焦点距離=50mm ISO=400 WB=5400K
写真4
 f8(1/30sec) 焦点距離=60mm ISO=400
写真5
 f11(1/160sec) 露出補正=+2/3EV 焦点距離=50mm ISO=400 
 
     
他は同じ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

続 冬の日本海 (その5)



これは オマケです。

袖志の集落の絵を整理している途中で 久しぶりに モノクロでプリントしてみたくなりました。

冬の日本海 には
  モノクロが似合う
                      と思うからです。

ご参考までに このブログにも 4枚ほどアップして、このシリーズを終えたい と思います。



左端に有るプラスチックの 煩雑な色達が、モノクロに整理されて それほどうるさく感じなくなりました。



もともと 色彩の乏しい絵柄なので、違和感なく入り込める という気もします。



ただし 元絵を単にモノクロ化しただけでは、色彩のイメージが 広がらない場合が有ります。

例えば この元絵は 濃い赤色の旗 を撮っていますが

それを 単にモノクロ化すると 旗は真っ黒になってしまい、細部のディテールを 上手く表現出来ません。
赤フィルター効果を加える事で 始めて灰色になり、元の旗のイメージを 壊さずに済む様になります。

2枚目も同様で オレンジ色の学童傘は 単にモノクロ化すると 暗い灰色になってしまい
お母さんの傘 という感じになってしまいます。

昔のモノクロ写真時代には カメラマンは誰でも 黄・オレンジ・赤・緑 等のフィルターを使い分けて
写真表現に工夫を凝らしたモノですが、デジカメ&カラー全盛の現代に もしモノクロ写真をするのならば
最低限 フィルターワークは 覚えておく必要が有る と思います。

撮影一口メモ:
 写真3、これを撮れたのでモノクロにしてみようと思った、一寸お気に入りの1枚。
写真1
 絞り優先AE f11(1/30sec) 露出補正=-4/3EV 焦点距離=25mm ISO=3200
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=モノクロ フィルター効果=オレンジ AF 5DMk3
写真2
 (1/160sec) 露出補正=-5/6EV 焦点距離=70mm
写真3
 (1/400sec) 露出補正=-5/6EV
写真4
 (1/640sec) 露出補正=-5/6EV 焦点距離=160mm フィルター効果=赤     
他は同じ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

続 冬の日本海 (その4)



袖志を後にして 西へ向かいます。

これは 小ブログ2010年7月30日 や 同11年6月10日に ご報告したのと同じ
筆石の屏風岩です。

通り掛かると いつも つい立ち寄ってしまう 大好きな場所ですが
この時は 風雨がキツかったので、早々に退散してしまいました。




更に西に進み 兵庫県境が近い 久美浜湾、網野町 夕日が浦の砂浜です。
夏場など 沈む夕日を眺めるのに ピッタリでしょう。



久見浜の 広~い中海、極狭い水路だけで 外海と繋がっている 静かな海です。

外海と隔てている、幅 僅か300m程の 長い砂州 の部分(湊宮地区)に佇んで居ると
時間が止まった様な 妙な気分になりました。



ここに有ったという 湊小学校は、学童数の減少により 他の2校と統合されて
昨2013年3月末
  閉校に
           なってしまったそうです。

その名残が うら寂しい波打ち際に、ひっそりと残されていました。
何かの記録になるかと、湊小PTA制作の安全標語を 若干の補足と共に 転記しておきます。

   い
か: 知らない人に付いて「いか」ない
   の : 知らない人の車に「の」らない
   お : 危ない時は「お」お声を出す
   す : すぐ逃げる
   し : 大人に「し」らせる

烏賊のお寿司 であるところが、イカにも 日本海岸の小学校らしくて
手作り感タップリの雰囲気と共に とても微笑ましいです。

鳥取県まで走る積もりで 出発したのですが 首の調子がイマイチなので、無理はせずに
この日は ここ久美浜でお終いにして、続きは また別の機会に廻して 帰宅しました。

撮影一口メモ:
 写真1、雨のせいで 左から落ちる滝の水量が多かった。
写真1
 絞り優先AE f11(1/500sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=110mm ISO=1600
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
 f8(1/1250sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=50mm ISO=400
写真3
 f8(1/1000sec) 焦点距離=100mm ISO=400
写真4
 f8(1/800sec) 露出補正=-7/6EV 焦点距離=30mm ISO=400  
     
他は同じ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

続 冬の日本海 (その3)



袖志(そでし)の集落の外れに 大きな岩が立っていました。
打ち寄せる
  荒波の
            激しさを 物語っているようです。

袖志漁港は その岩の向こう、小さな岬が 少しだけ風避けになっている 深みの所に有ります。
岩の頭の向こうに チラッと 小さな白灯台 が見えています。

漁港の傍には 平地が無いので、集落は離れた所 この画面の真後ろ側 にあるのです。



丹後半島の山が海に落ち込む その せめぎ合いの海岸線は、
少し離れただけで 全く違う表情 を見せてくれます。

つまり 漁港に適した場所と 集落や田畑を作るに適した場所とが 両立した土地
というのは、なかなか無いのでしょう。



集落の前の海岸には 狭いながら砂浜が有り、直線の波止が 綺麗な円形の波打ち際を
形作っていました。



この赤い旗、実は ゴミ置き場の目印 です。
これ位の目印が無いと 雪や荒れた日には 何処がゴミ置き場なのか 判らなくなってしまうのでしょう。

でも 雪が舞い落ちる中、旗だけ切り取ると 一寸良い光景だな…と 思いました。

撮影一口メモ:
 写真4、鳥に荒らされない様に ゴミ置き場は金網製の頑丈な大きな箱。それを入れては無粋なので 構図外にギリギリ外した。
写真1
 絞り優先AE f8(1/125sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=30mm ISO=1600
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
 f11(1/640sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=40mm ISO=3200
写真3
 f11(1/500sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=25mm ISO=3200
写真4
 f11(1/640sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=160mm ISO=3200  
     
他は同じ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

続 冬の日本海 (その2)



通りの向こうを ご老人が横切って 堤防際に出て来られたのが見えたので
それを撮ろうと 家並み側に寄ったら、そこはバス停 だったと始めて気付きました。

8時半というのに暗く、灯が恋しい 様な気分です。



お母さんに連れられて 男の子がやって来ました。
過疎の集落 かと思い込んでいましたが、小さな子も居る と判って 少し安心しました。



と 思う間もなく、路線バスではなく 園児の送迎バスが到着。

寒そうだけど 元気に行ってらっしゃい。



フト見ると 女性が一人
  氷雨の中を
                歩いて行きます。



どんどん歩いて行って 集落の向こうに 消えてしまいました。

今日は まだマシな天気ですが、普通なら 雪が 冷たい北西風と共に 吹き付ける時期でしょう。
暖かい街中に暮らしていると、こんな光景一つ取っても 実に大変な事なのだ とつくづく思えます。


撮影一口メモ:
 写真5、潮風に長年晒された板壁が 何とも言えない北の漁村の風情を醸し出している。もっとも 地元の方にすれば
    風情等よりも すき間風が入って来ない断熱効果の高い家に住みたいところだろう。
写真1
 絞り優先AE f8(1/400sec) 露出補正=-1EV 焦点距離=40mm ISO=3200
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
 f11(1/160sec) 露出補正=-5/6EV 焦点距離=80mm
写真3
 f11(1/125sec) 露出補正=-7/6EV
写真4
 f11 露出補正=-5/6EV 焦点距離=25mm
写真5
 f11(1/160sec) 露出補正=-5/3EV 焦点距離=110mm 
     
他は同じ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

続 冬の日本海 (その1)



小ブログで 昨年末からお正月にかけて  ご報告した 冬の日本海、
その時は 途中で 尻切れトンボになってしまったので、今日未明から 続き(京丹後市の袖志から西)
を再訪してきました。

明19日朝の方が 雪は絶対に多い と判ってはいたのですが、
明日は都合が悪いので 止む無く今日にしたのです。
しかし案の定 雪はパラついているものの 全く積もって居らず、残念でしたが
承知で来たのですから 仕方有りません。

1月2日の5枚目、袖志(そでし)の集落の 裏手の棚田に 上がって見ました。

日本海に面した斜面の下に 家並みが
  張り付く様に
                  細長く 並んでいます。
それこそ もし津波が来たら大変ですが、日本海側は その危険性は(多分)低いのでしょう。

気温は2度程 雪交じりの曇り ですが、風が弱く 波も穏やかでした。



丁寧に作られた棚田の 直ぐ後ろに迫る山には 雪が見え、お地蔵さん達が 寒そうに濡れていました。
ここら辺も いつ真っ白になっても おかしくない状況です。



一寸した平地も 田や畑にされ、その間には 水仙も見えました。



集落と浜の間を 国道178号線が 通っています。
丹後半島の山が迫っているので、道は 海岸線を 忠実になぞって行きます。

袖志の集落は 日本海に突き出た丹後半島の 北端に有るので、冬の季節風を まともに受けます。
この日は 随分マシな天気ですが、雪が舞い 手袋をしていても 手が かじかんで来ました。



カモメ達が 風に向かって 行儀良く並んで居ました。

撮影一口メモ:
 写真1、漁村に多い板壁に瓦の家々が 狭い路地を挟んで肩を寄せ合う様に並んで居る。8時近いというのにとても暗く
    ISO=3200迄上げてもシャッター速度が遅い。
写真1
 絞り優先AE f11(1/30sec) 露出補正=-4/3EV 焦点距離=25mm ISO=3200
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
 f8(1/50sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=50mm ISO=1600
写真3
 f8 露出補正=-2/3EV 焦点距離=50mm ISO=1600
写真4
 f8(1/400sec) 露出補正=-5/6EV 焦点距離=40mm
写真5
 f8(1/400sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=90mm   
      
他は同じ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

またまたまた岐阜へ (その3)



7日は 折角始めて家内と一緒に訪れたのですから、家内撮影の分も 載せない訳に行きません。
6枚だけ お付き合い下さい。

日の出前の撮影ですが、ここで 前景を入れたのは アイデアだと思いました。
この時小生は 流れの中に三脚を立てて 日の出を ただ待っていただけなのですが、
未だ単調な渕も 枯れ草で変化を付ければ 確かに絵になります。



これは 後ろ(西)向きに 流れの下流方向を撮っています。

低い所に掛かる雲が 良い色に焼け、前景の枯れ草が 朝焼け色に染まり始める のを
巧く捉えていると思います。

小生も 時々周囲を見ますが、三脚からカメラを外して撮り またセットする というのは結構面倒で
結局 撮り損なっている情景 です。



木々の隙間から入った 最初の、未だ赤い光に染まる 右手の霧を捉えています。

これも 小生は 日の出方向にセットしてあるカメラを 横向きにするのが面倒で
撮り損なっています。



光に染まった
  霧の帯が
              長く伸びて来るのを、左手の土手の上から 捉えています。

こういう状況だと 小生は つい 光を正面から撮りたくなり、流れの中を アチコチ移動していました。



これは 流れを横切って 右手の土手に上がり、一昨日の4枚目 の体勢で撮ったのでしょう。

このサイズの写真では判り辛いですが、前景の草に着いた露が 逆光にキラキラと輝いていて
これまた なかなか良い感じです。



これは 小生も撮った構図ですが、これ以外の5枚については 一寸やられた! です。

同じポイントを何度も訪れる場合 前回上手く撮れなかったシーンを撮り直す
というだけでなく、違った目で被写体を見つめ直す(探す) という姿勢も大事だ
と 改めて家内に教えられた感じです。

1時間余の豪華なショーを 夫婦二人で存分に楽しみ、8時過ぎに 帰路に着きましたが
小生が 3時間近く運転している間、家内は殆ど寝ておりました とさ。おしまい…。


撮影一口メモ:
 写真6、セピア調に上がったので 写真5と色味を合わせる為に 後からPCでWBを微調整して少しだけ赤味を加えた。
写真1
 プログラムAE (f7.1 ,1/100sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=40mm ISO=800
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF KissX
写真2
 (f8 ,1/125sec) 露出補正=-1EV
写真3
 (f11 ,1/200sec) 露出補正=-5/6EV 焦点距離=70mm

写真4
 (f20 ,1/800sec) 露出補正=-5/6EV 焦点距離=90mm
写真5
 (f16 ,1/500sec) 露出補正=-1EV 焦点距離=120mm
写真6
 (f18 ,1/1000sec) 露出補正=-1EV 焦点距離=200mm
 WB=5500K
      
他は同じ

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ