各地で撮り貯めた写真を掲載。人との出会い・写真・デジカメ等について持論を語ります。掲載写真の無断転用は禁止します。
きむさんのフォトノート
冬の日本海 (その1)
昨12日 北陸地方に 波浪警報と風雪注意報が出ていたので、未明から
能登半島
へ出掛けました。
半島先端の 白米千枚田へ向かったのですが、西岸の羽咋市を抜ける辺りで 雪のせいでしょうが 夜明け前から長い渋滞が
始まってしまい、時間が惜しいのでUターンして 急いでかほく市まで20km余戻り、其処の海岸で撮影する事にしました。
冬の日本海らしい 妖しい雲行きで、写欲をそそられます。
とにかく風と波がキツいので、この季節ならではの 波の華が出来ては強風で飛んで行きます。
魚が居るのでしょう カモメ達が沢山飛んでくれるので、ワンポイントになり 大助かりです。
黒い雲が覆って来ました。
雪から垂れ下がった 雪のカーテンが近づいて来ます。
強風と共に 固い雪粒が 吹き付けて来ました。
場所を変え 雰囲気の有る被写体を探して、また撮影。
顔や手の冷たさが 我慢できなくなるまで撮影して、切り上げました。
帰り際にフと思い出して そう離れていない 富山湾の雨晴海岸に立ち寄ってから
また5時間余掛けて 帰宅しました。
撮影メモ
写真1、場所が漸く決まって 7時40分頃から撮影開始。
写真2、波飛沫だけで無く ウッカリすると波の華まで飛んで来るので、自分の体よりもカメラとレンズを守るのが優先。
写真3~7共、このポイントが気に入って1時間半ほど撮り歩いていたが 体がブレるほどの北西からの強風。
気温は+1度ほど有るのだが 雪交じりの向かい風で顔や手指がかじかんで動かなくなってしまったので、
それを潮時に撮影を切り上げた。
写真6、湿雪では無くカチカチの乾雪で ザラメを撒いた様に地面に溜まって行く。
写真7、車に戻りホットコーヒーを飲もうとしたが 顔中こわばって口が上手く開かず難儀した。
写真1
絞り優先AE f16(1/640sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=25mm ISO=3200
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=風景 AF R5
写真2
(1/1600sec) 焦点距離=110mm ISO=1600
写真3
f22(1/1600sec) 露出補正=-1/3EV
写真4
(1/2500sec) 露出補正=-1/3EV ISO=800
写真5
f22(1/1600sec) 露出補正=0EV ISO=1600
写真6
f22(1/640sec) 露出補正=+1/3EV ISO=1600
写真7
f22(1/1000sec) 露出補正=+2/3EV 焦点距離=80mm ISO=1600
写真8
(1/1250sec) 露出補正=+2/3EV 焦点距離=60mm 他は同じ
田辺海岸
1月7日夜 和歌山田辺市の
天神崎
へ向かいました。
快晴・無風 月齢5で空は暗く お馴染みの星達が深夜 西に傾いて行く …という、
星景写真には ほぼ最適な条件です。
恒例のインターバル撮影も 一応行いました。
星を撮っている間中 足元の水際では 夜光虫がキラキラと輝いていたので、最後にカメラを下へ向けて撮影。
途中休憩しながら帰宅した事も有り、家に着いたのは 8日の朝6時でした。
撮影メモ
写真1・2共、深夜の西の空 明るい星達は右から順に プレアデス星団(昴)、雄牛・オリオン・大犬座。
潮溜まりに鏡の様に星達が映り込むのを期待していたが、水田と違って極僅かな揺れが有るためか 写らなかった。
このサイズでは見えないが、夜光虫はホンの少しだけ写っている。
写真3、真っ暗な水際の小さな光なので 普通に撮っていては何も写らない。小生初めて ISO=51200 という超高感度撮影を
行ったが ノイズは少なく意外と普通に写っていた。最新デジカメの高感度耐性は驚くほど優秀。青色が夜光虫で、
白いのは星の映り込み。
写真1
マニュアル露出 f5.6, 20sec 焦点距離=15mm ISO=6400
画質=RAW WB=雰囲気優先オート ピクチャースタイル=風景 MF R5 三脚使用
写真2(インターバル撮影の31枚を後からPCで比較明合成 約11分間露光相当)
焦点距離=14mm
写真3(インターバル撮影の5枚を後からPCで比較明合成 約90秒間露光相当)
15sec 焦点距離=35mm ISO=51200 他は同じ
冬景色 (その2)
1月6日 近畿北部にも雪が降ったので、滋賀県湖西の
朽木村
へ出掛けました。
期待通り 新雪がこんもりと積もっていて …
カメラマンなど誰も居ない所で ゆっくりと冬景色を楽しみました。
この後 湖北の余呉湖に廻りましたが、暖かくなってしまって 景色はイマイチで、何も撮らずに帰宅しました。
撮影メモ
写真1、何処でもわざわざ柿を採る人など居ない様で、柿好きの小生には どうしてももったいなく見えてしまう。
写真1
絞り優先AE( f11 , 1/250sec) 露出補正=+1/3EV 焦点距離=200mm ISO=800
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=風景 AF R5
写真2
( 1/3200sec) 露出補正=+1EV 焦点距離=70mm
写真3
( f22 ,1/640sec) 露出補正=+1EV 焦点距離=80mm 他は同じ
水都星景
1月3日の夜、雲がすっかり消えるのを待って 大阪淀川区の淀川河川敷へ。
写友のKさんとU氏から それぞれ素晴らしい作品を見せていただき、小生も 是非一度訪れてみたい と思ったのです。
3賀日といえ 西梅田の街は
不夜城
の様でした。
構図を決め、22時50分頃から 小生恒例のインターバル撮影を開始。
ところが途中で気が付くと それまで鏡の様だった川の水が 海から逆流していて、ザワザワと波立って居ます。
新月で大潮なのは判りますが 満潮は18時40分頃の筈、何故こんなに遅く逆流してくるのか 良く判りません。
星はともかく 映り込みが大きく揺れ動いていて、どんな絵になるのか とても心許ない状況で撮影を終えました。
Kさん U氏、良い場所を教えていただき 有り難うございました。
撮影メモ
写真1・2共、Kさんは早朝の またU氏は月光下の 素晴らしい作品を撮って居られたので、もう小生は星景を撮る
しか無いと考え 月明かりと雲と風が無く 星の賑やかな夜を選んで出掛けた。
写真2、126枚を後からPCで比較明合成して 約16分半に相当する星景画像を作成。懸念したとおり映り込みは
大きく広がってしまい 街灯りの実像とは少々違和感が有るので、止む無く 波立つ前の1枚の映り込みを合成した。
三脚使用のため全く同構図であり、その方がむしろ自然な仕上がりになった。
この超広角レンズは昨年7月初の予約受付開始直後に注文したのだが、5ヶ月半後のクリスマス直前に漸く届いた。
色んな商品やサービスが希望通りに手に入らない時代になり 必要なモノの価格も上がって、困る事が多い。
当ブログの前回投稿に続くテスト撮影だが、写りがとても良いと感じる。人気が高いのも判る。
写真1
マニュアル露出 f22, 30sec 焦点距離=25mm ISO=800
画質=RAW WB=雰囲気優先オート ピクチャースタイル=風景 MF R5 三脚使用
写真2(インターバル撮影の126枚を 後からPCで比較明合成、映り込み部分は他の1枚の物を合成)
f5.6, 6sec 焦点距離=14mm ISO=200 他は同じ
冬景色 (その1)
去る12月27日
冷え込み
が厳しい 兵庫県中央部の三田 千丈寺湖周辺へ出掛けました。
地面は すっかり雪で覆われ …
天頂には 冷え冷えとした下弦の月が 光っていました。
陽が上がると いつもの畑へ。霜が虹色に輝いて 時の経つのを忘れます。
続いて 年の瀬もいよいよ押し詰まった28日は、県北部 香美町村岡地区へ。
小雪が舞い 小生好みの情景が広がっていました。
帰り道、直ぐ近くにある 猿尾滝に立ち寄りました。
単独行なので 自粛して、滝近くまで行くのは 止めておきました。
撮影メモ
写真3、1週間前に届いたばかりの新超広角レンズの試し撮り。コンパクトだがとても写りが良いと感じる。
唯一の難点はとても高価な事と、入手難(注文から納品まで5ヶ月半掛かった)。
写真4、霜の虹色は カメラの位置が1cm変わるだけで その色や形が全く変わってしまう。
太陽の位置もどんどん動くので 三脚は全く使えない。マクロ撮影的な微妙さであり、
絞りを開いている事もあって 主役のピンぼけには細心の注意が必要。
写真7、何度も来ている所だが これだけ雪がこんもりと被っていると 路を熟知して
いない限り踏み抜く可能性があり、近づくのは諦めた。
写真1
絞り優先AE f11(1/25sec) 露出補正=-4/3EV 焦点距離=40mm ISO=3200
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=風景 AF R5
写真2
(1/60sec) 露出補正=-8/3EV 焦点距離=20mm
写真3
f16(1/80sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=14mm
写真4
f5.6(1/1600sec) 露出補正=0EV 焦点距離=110mm ISO=400
写真5
(1/400sec) 露出補正=0EV 焦点距離=40mm ISO=800
写真6
f16(1/2000sec) 露出補正=+2/3EV 焦点距離=30mm ISO=800
写真7
f16(1/20sec) 露出補正=+1/3EV 焦点距離=70mm ISO=200 他は同じ