各地で撮り貯めた写真を掲載。人との出会い・写真・デジカメ等について持論を語ります。掲載写真の無断転用は禁止します。
きむさんのフォトノート
播州の秋 (その2)
家内と二人で 水路の向こう側へ渡ったりして 撮影していると…
散歩のオジさんが 話し掛けて来られました。
お話ししていると 駅近くの水車 四基を持っている 農家のご主人だそうで、
色々と大変
な裏話 などを 聞かせてくださいました。
近くに建っていた 「ふるさと ふれあい事業」 の案内板の表記 と併せて纏めると…
・300年以上昔から伝わる この地独特の水車で、昭和30年代頃は 18基も廻っていたが
当然の如く 近年は殆ど無くなってしまった。
・地域の伝統文化を残そうと 最近少しづつ増やして来たが、維持管理が大変。
・観光用に 水路の護岸もコンクリートではなく 雰囲気の有る石積みにしたら…という声も有るが、
とてもそこまではやっていられない。
・放射状の矢の本数や 水をくみ上げる枡の形 軸の部分など、手造りの為に少しづつ異なっている。
・伝統を伝える意味で米搗き水車も一基有るが 今時非実用的な(搗くのに数時間掛かる)ので、
教材として活かせる様に 小さな発電機を付けて、LED電球を点けられる様にしてある。
・水車が傷むし 廻る音も大きいので、必要無い時は外して水から上げて保管し
田植え前に 毎年また取り付けている。
・円形の枠は竹製で 二人で取り付けられる程軽いのが特徴だが、それでも水を含むと重くなり
晩秋に外す時は四人掛かりになる。
・水を向こうの田へ上手く入れる為に 軸を少し向こうへ傾けて(こちら側を高く)取り付けてある。
勢いよく廻す為に 水路の底を掘って水車を深く入れたり、一部水路を狭めたり の工夫もしている。
一々もっともな話ばかりで、教えて戴かなければ ただ水車が廻っている…で帰ってしまうところでした。
お名前を聞きそびれましたが ご丁寧に教えて戴き どうも有り難うございました。
言われて見ると 確かに枠は竹製ですし、水路に大きな石を斜めに入れて 水の勢いを増し
水車に当てている… 等という事が 良く判ります。
それに この水車は余りギーギー鳴らない と思ったら、この軸は 鉄製ですね。
いやいや… とても社会勉強にも成った 水車の里でした。
写真1、半年廻っていた水車は 確かに水を一杯含んで重そう。
写真1
絞り優先AE f11(1/250sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=110mm ISO=400
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
(1/160sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=25mm
写真3
(1/100sec) 露出補正=-1EV 焦点距離=80mm
写真4
(1/500sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=60mm 他は同じ
播州の秋 (その1)
撮影会のご報告をしている内に すっかり遅くなってしまいましたが
去る22日、播州方面へ 家内と一緒に出かけました。
写真クラブの先輩写友 T氏が教えて下さった
水車の里
というのを 見たくなったのです。
兵庫県神崎郡になりますが JR播但線の板野駅の直ぐ近く、水車が廻っている所が有る…
という事で、朝7時半頃 やって来ました。
駅前には 大きな貸し駐輪場が何軒も有り、電車でやって来た学生達は そこからマイ自転車を出し
列をなして 学校へと向かって行きます。
暫く歩くと、水車が見えて来ました。
ギィー…ギギィー… と 長閑そうに廻っています。
水路に何基も並んで、田植え時などに 水を田に上げる役目 をしている様です。
駅前という場所柄 田舎の田園風景 という訳には行きませんが、構図を工夫すれば
一寸それらしい雰囲気は 出せそうです。
折角のこの時期なので、秋の風情を出せる小道具 を 一緒に写し込むと
なかなか良い感じになりました。
写真1、駅前に車を停めさせて戴いて ブラブラ歩く。こうして見ると JR播但線の電車の色は彼岸花みたい。
花は一部少し白っぽくなっていた。
写真2、長閑そうに見えるが 実は傍に居るとギーギーと相当うるさい。軸が木の丸太なので 廻る水車と擦れる音が出る様で
良く言えば手造り感が一杯だが 終日鳴っている訳で 近くの家は大変そう。
写真1
絞り優先AE f11(1/400sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=90mm ISO=400
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
(1/200sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=40mm
写真3
(1/200sec) 焦点距離=100mm
写真4
f8(1/500sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=90mm
写真5
(1/125sec) 露出補正=-5/6EV 焦点距離=80mm 他は同じ
撮影会 (その6)
ここからは オマケ です。
撮影会を解散した後 西梅田の地下街を歩いて、平野とは対照的な 近代的なビルの街を撮影しました。
15時頃、吹き抜けから 斜めの眩しい光が 差し込んでいます。
結婚披露宴に出席される お二人でしょうか、記念撮影の様です。
小生も 撮らせて戴きたかったのですが、この後直ぐに 中に戻られてしまいました。
ホテルの前以外 休日のビル街は 閑散としています。
余り 無機質になるのも寂しくて、通行人が現れるのを待って 撮影しました。
平野後遺症
でしょうか… 。
此処に立ち寄ったのは、このビルに入っている C社のショールームで
発表されたばかりのデジカメの新モデルを 触ってみたかったのですが、
良く考えれば この日は日曜日、休館でした!
C社の写真ギャラリーの前の 吹き抜けの造形を撮影してから 帰る事にしました。
直線と曲線 無機質なビルと緑 …
美しいとは感じるのですが いつも程は 写欲が湧きません。
やはり 平野後遺症だった様です。
写真3、ウッカリ WB=太陽光 のままで撮影したが やはりオレンジ色が異様に強く、後からPCで「オート」に変更した。
写真4~6共、明暗差が極端に強いので撮り辛い。ある程度の白飛びには目をつぶり 出来る限りアンダーで撮影しておいて
後からPCで暗部を持ち上げるレタッチを行った。自分のレタッチと 自動レタッチとの出来具合を比較する為に
HDR(ブラケッティングで暗・適・明の3枚撮影した画像を カメラ内で自動合成する)モードでも撮っておけば良かった。
写真1
絞り優先AE f11(1/800sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=20mm ISO=1600
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
(1/320sec) 露出補正=0EV 焦点距離=50mm
写真3
f8(1/80sec) 露出補正=0EV 焦点距離=30mm ISO=3200 WB=オート
写真4
(1/125sec) 露出補正=+1EV
写真5
(1/125sec) 露出補正=+1EV
写真6
(1/80sec) 露出補正=+1EV 他は同じ
撮影会 (その5)
平野商店街にある 古~い新聞専売所、すぐお隣に 新店舗がありましたが
そちらも レトロなデザインの 建物でした。
13時を廻り 歩き疲れた方も 出て来たので、そろそろ駅へ向かう事になりましたが
その道々にも 今は使われていない様な 古い建物が、街の中で同居しているのを 目にします。
こちらの目も次第になれてきたのか、こういう光景を 余り 不思議と思わなくなりました。
この頃になって フト気付いたのですが、此処は とても
自転車が
多い街 という気がします。
平地で 道路が狭いし こぢんまりした街なので、
車より自転車の方が 人々の生活のリズムに 合っているのでしょう。
こちらの公園では 自転車予備軍が 練習中… 。
最後に 駅近くの 杭全(くまた)神社 に立ち寄りました。
熊野権現の総社 であるこの神社にも 古い歴史が有る様で、
実に 1150年程前の創建 と伝わるそうです。
おやおや… お目出度うございます。 元気に育ってね!
大楠の 大迫力。 拳の模様が 気になります。
こちらは どういう謂われの行事なのか 不明ですが、結界の中に 煤けたかまどが幾つも。
どこかユーモラスな中にも、一寸近寄りがたい 厳粛な雰囲気が 漂っていました。
神社を抜けると もう 平野駅は直ぐ近く。
見上げると 大きなイチョウの樹に 銀杏が鈴なりになっていました。
この後 大阪駅に戻り、ホームで解散となりました。
相乗りさせて戴いた 写真クラブPの皆さん、大変お世話になりました。お陰様で 楽しい撮影会でした。
写真全て、本来の秋らしい 日差しはまだ暑い中にも爽やかな休日で、
大勢の人がワサワサと行き来する古い街が とても優しかった。
写真1
絞り優先AE f8(1/25sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=25mm ISO=800
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
(1/1250sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=40mm
写真3
(1/400sec) 露出補正=0EV 焦点距離=50mm ISO=400
写真4
(1/50sec) 焦点距離=40mm ISO=400
写真5
(1/640sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=40mm ISO=400
写真6
(1/80sec) 焦点距離=40mm ISO=400
写真7
(1/400sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=40mm ISO=400
写真8
(1/800sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=40mm ISO=400 他は同じ
撮影会 (その4)
平野の街をブラブラと
歩いて居ます。
商店街で 一番威勢が良いと思ったのが このお店、祭礼用品 を扱っています。
例えば だんじり祭りで有名な岸和田市は ここから25kmも離れているので
やはり 此処の周辺の街で行われるお祭り用 に売って居られるのでしょうが、
これだけで商売をして行くのは なかなか大変だろう と想像します。
ご婚礼衣裳店も 経営は大変でしょうねぇ…。
お客さんが 沢山やって来ます様に…。
我々も 昼食とコーヒーを 洋食屋さんで戴いて、僅かながら お金を遣わせて戴きました。
こちらは お店の名前が 実に良いじゃありませんか!
ホホ~ こういう仕掛けは 駅などでは見掛けますが、お家の玄関にねぇ。 成~る程!
うわっ 凄い事になっている…。
こちらは もっと大変!
一寸 可哀想な様な…
微笑ましい様な…。
写真全て、平野は 古くは高野山参りの街道筋の街として賑わったそうで、戦災などを免れたお陰もあって
昔ながらの細い通りや 玄関先に草木の鉢が並ぶ露地が そのままに残って居る町が有る。
写真1
絞り優先AE f8(1/40sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=25mm ISO=800
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
(1/640sec) 露出補正=0EV 焦点距離=40mm
写真3
(1/125sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=40mm ISO=400
写真4
(1/320sec) 露出補正=0EV 焦点距離=40mm
写真5
(1/125sec) 露出補正=0EV 焦点距離=30mm ISO=400
写真6
(1/640sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=30mm
写真7
(1/200sec) 露出補正=0EV 焦点距離=40mm ISO=400
写真8
(1/200sec) 焦点距離=40mm ISO=400 他は同じ
撮影会 (その3)
全興寺には 老いも若きも 次から次と訪れる人が絶えず、賑わっています。
おみくじを
熱心に読んだ二人は、結び着けに行く前に スマートフォンで撮影して居ました。
成る程… そういう時代なんですね。
絵馬は 何処の神社でも 人気が有ります。
ついつい 読んでしまうのは 良くないのでしょうが…。
狭い境内には 訪れる人を楽しませる 仕掛け?が一杯。
これは 地獄の釜の 煮えたぎる音が聞こえる岩、丸い穴の中に 頭を突っ込むのです。
こちらでは 地獄の様子を 見る事が出来ます。恐る恐る… 怖い物見たさ ですね。
お寺を出て 街中を ブラブラと歩いてみる事にしましょう。
写真5、日曜という事も有るのかも知れないが 商店街の中はシャッターが降りている店がやはり多い。どの街も同じだろうが…。
写真1
絞り優先AE f8(1/800sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=40mm ISO=800
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
(1/80sec) 焦点距離=30mm
写真3
(1/500sec) 焦点距離=30mm
写真4
(1/500sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=30mm
写真5
(1/60sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=30mm ISO=400 他は同じ
撮影会 (その2)
一方こちらは 平野商店街に面した 全興寺、場所柄グッと庶民的で
入口付近には 水掛け不動さん が。
その直ぐ横には マニ車。
奥の方には 庶民それぞれが信じるところの神や仏 に参る場所が用意されています。
まるで 箱庭の様ですが…
それぞれの祈りに 差のあろうはずがありません。
お彼岸の祈りが あちこちで 静かに流れています。
聞こえてきたお話によれば このお寺で待ち合わせをした お婆さんとお孫さん達 の様で、
これから ご一緒に お墓参りをなさるのでしょう。 お婆さん とても嬉しそうでした。
写真1、ここはとても暗く シャッター速度が丁度良い値に下がってくれて 動きを出せた。
写真1~6共、日本人は無信仰などと言われる事が有るが、万物に神宿る という風土から生じる祈りは多彩と思う。
その点で単一教の外国人にとっては理解し難い面もあろうと思う。
写真5、これも近付き難くて40mmの焦点距離では収まらず 後からのトリミングがどうしても必要になってしまった絵。
写真1
絞り優先AE f8(1/25sec) 露出補正=-1EV 焦点距離=40mm ISO=800
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
(1/500sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=30mm
写真3
(1/320sec) 露出補正=-1/6EV
写真4
(1/100sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=20mm
写真5
(1/320sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=30mm
写真6
(1/500sec) 露出補正=-1/6EV
写真7
(1/400sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=50mm 他は同じ
撮影会 (その1)
一昨日 所属する写真クラブの撮影会で 大阪へ出掛けました。
実は 以前からお付き合いの有る 他クラブさんが行う 「平野界隈撮影会」 が面白そう…
という事で、急遽 相乗りさせて戴く事になり ご一緒させて戴いた という次第。
梅田で集合、ご指導戴いている先生も含めると 総勢16名 という多人数で、
単独のクラブでは難しい 賑やかな撮影会になりました。
大阪市平野区は 市の南東端に位置しますが、
その中でも JR平野駅の南部を散策しながら 街の様子を撮影する… という企画でした。
小ブログに時々コメント戴く angelさんに刺激され、小生 「今回は広角レンズだけで撮って見よう!」
と フト思い立ったのですが、哀しいかな 現在 単焦点レンズは持っていません。
そこで 普段の24~105mmのズームレンズを 17~40mmに付け替えて いざ出発。
JR平野駅で降り 南へ歩き始めて直ぐ、朝の公園を掃除している方々が 居られました。
木々の 伸びた影が 秋の風情です。
少し歩いて 大念仏寺 へ。
抜ける様な青空
ですが、もう 夏の荒々しさは有りません。
大変大きなお寺なのに 変に格式張って感じられないのは、下町に有る という場所柄でしょうか。
彩りも鮮やかな 幟たち。
この21日は お彼岸の最中 という事も有り、境内のお墓には お参りの方が 絶えません。
お墓の隅で 彼岸花が ビルをバックにして 咲いていました。
写真全て、出掛ける前は35mm辺りだけで撮って見よう 等と気軽に考えていたのだが、ズーム慣れした身には大変難しい。
写真5、ズームレンズの焦点距離内で撮ろうと思っては居るのだが 一寸近付き難い場面では周囲に余計な物が入ってしまい
後からPCでトリミングするハメになった。まして単焦点レンズだけで撮る場合 その難しさは桁違い。
ズームレンズの安直さと便利さを改めて思い知る。
写真6、手前に塀が有ってこれ以上近付けない為に 思う様な構図を得られず、止む無く後からPCでトリミングしてしまった。
写真1
絞り優先AE f8(1/400sec) 露出補正=0EV 焦点距離=40mm ISO=400
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
(1/1250sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=30mm
写真3
(1/1250sec)
写真4
(1/200sec)
写真5
(1/640sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=50mm
写真6
(1/800sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=60mm 他は同じ
秋の色 (その3)
この日 最後に訪れたのは 桜井市の笠地区にある
蕎麦畑
小ブログ ’10年9月25日などで ご紹介した所ですが、久し振りに 様子を見たくなったのです。
未だ少し早過ぎたのか、その時よりも 花の密生度が低い と感じましたが…
それでも 9時に着いた時には、十人近いカメラマンのグループが 三脚を並べて居られました。
花が密生して見える様に 少ししゃがんで 低い位置から望遠で狙います。
遠くの田圃は 未だ刈り入れ前で、丁度良い 背景になります。
こんな背景も 良いですね。
元気な 蕎麦の花達に安心して、少し早いですが 9時半頃 帰路に着きました。
写真2、手ブレ防止機能付きのカメラやレンズが増え 日中の一般的な撮影時には 三脚は不要な事が殆ど。早朝・夕暮れや
水を流して撮る等 長秒時露光で三脚が必須の場合は勿論別だが、必然性も考えず無条件に三脚を立てるという人が
多過ぎると感じる。むしろ手持ちでフットワークを活かし 違う構図を求めて歩き廻った方が良い場合が多いと考える。
写真3、蕎麦の花は伸びた茎の上で咲くので 斜め上から撮ると隙間の地面や茎が目立ってしまう。
なるべく花だけが重なる様に 横向きに撮ると密生して見える。望遠を使うのは 圧縮効果を活かす為。
写真4、黄金色の田圃の中に背が高い花達が入る様 少し屈んで撮影。
写真1
絞り優先AE f16(1/200sec) 露出補正=0EV 焦点距離=25mm ISO=800
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
(1/250sec) 焦点距離=40mm
写真3
f11(1/250sec) 露出補正=+1/3EV 焦点距離=170mm ISO=400 50D
写真4
f8(1/800sec) 露出補正=+1/3EV 焦点距離=260mm 50D
写真5
f11(1/400sec) 焦点距離=250mm 50D
写真6
f8(1/1250sec) 焦点距離=100mm 他は同じ
秋の色 (その2)
世尊寺跡 の周囲を ウロウロ歩いて居ると
大きな樹の下の薄暗がりで 彼岸花が ひっそりと咲いていました。
ぐるりと 一廻りしてみましたが、祠も有って なかなか 絵になる情景です。
こちらからは 祠が 暗過ぎて殆ど見えませんが、花の傍に 可愛い タンポポの綿毛が有って
つい撮ってしまいました。
小一時間ほど撮影して、そろそろ 次の場所へ移動する事にしました。
駐車場に戻ると、おやおや 3人程のカメラマン氏が 寺の前で撮影中でした。
一足お先に~!
蕎麦の花を撮る前に 途中 2ヶ所に寄り道します。
1つ目は 宇陀の宮奥ダム、田圃がどうなっているか 見ておこうと思って 立ち寄りました。
この時期 稲刈りは すっかり終わっていました。
2つ目の寄り道は 鳥見山公園。
公園の上にある 鳥見山 へ上がってみよう…と思ったのですが
事前の調査不足で 上がり路が判らず、止む無く 公園の展望台 という所に 始めて上がって見ました。
階段を300段ほど登って ようやく到着、なかなか 見晴らしの良い所です。
いや~ 萩の花 が咲いています。
そう言えば 秋の七草 の覚え方は 「お好きな服は?」 だと聞きましたが、ご存じでしたか?
写真1~3共、説明の立て札が有る訳でも無く どれ程の樹齢か見当も付かないが、とても風格が有る立派な樹。
写真3、大きな絵だと祠は良く見えるのだが このサイズでは一寸判り難くて残念。
写真1
絞り優先AE f5.6(1/160sec) 露出補正=-1EV 焦点距離=40mm ISO=1600
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
(1/200sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=40mm ISO=800
写真3
(1/250sec) 露出補正=-4/3EV 焦点距離=80mm ISO=800
写真4
f11(1/125sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=80mm ISO=800
写真5
(1/800sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=80mm ISO=800
写真6
f11(1/200sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=30mm ISO=800 他は同じ
秋の色 (その1)
今日は 未明から 奈良へ出掛けました。
彼岸花 と 蕎麦の花 を撮っておこうと思ったのです。
天気予報は 曇りですが、風が無さそうなので 花の撮影には むしろ適している と考えました。
先ずは 吉野郡比曽の
世尊寺跡
に 6時前に到着。
寺周辺の花の様子は 白くなったのが殆ど無くて、丁度見頃の様です。
未だ誰も居ないので ゆっくりと撮影開始。
寺の横手や 裏にも廻って…
絵になりそうな所 を探します。
此処は 気に入ってしまいました。
普段は こんなに 空を入れて撮る事は無いのですが、小生にとっては 一寸した冒険 です。
刈り入れが済んだ田では 藁を焼いて 灰を作った様で、彩りの変化が面白い と思いました。
特に 大群生 という訳では無いですが、鄙びた秋の風情 という感じで 小生は好ましく思います。
写真1・7共、紅色は色飽和し易くて調整が難しい。これでも彩度を少し落としているのだが、未だ少し飽和気味にも見える。
皆さんのPCのモニターではどう見えているのか とても気になる。
写真3、花が一部白くなりかけていて残念だが 小生好みの「竹と一緒」というロケーションだったので つい撮影してしまった。
手前の葉が光っていて少々目障りなので CPLフィルターを着けた方が良かったと思う。
写真5、スッと立っている様子を表現したくて 地面近くから窮屈な姿勢で かなり上向きに撮影。
5DMk3は背面モニターがバリアングル(可動式)では無いので辛い時が有る。
写真1
絞り優先AE f16(1/25sec) 露出補正=0EV 焦点距離=25mm ISO=3200
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
f8(1/200sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=90mm
写真3
f11(1/40sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=230mm
写真4
f5.6(1/125sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=40mm ISO=1600
写真5
f8(1/60sec) 露出補正=-2/3EV ISO=1600
写真6
f8(1/320sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=240mm ISO=1600 50D
写真7
f8(1/400sec) 露出補正=-1EV 焦点距離=310mm ISO=1600 50D 他は同じ
稔りの季節 (その4)
車内で お握りの朝食の後、京都府南丹市を出て 滋賀県高島市の 畑(はた)地区へ移動。
直線距離では 25kmも無いのですが、別に急ぐ旅でも無し のんびりと 福井県の小浜廻り
という 大迂回ルートで向かいました。
途中 崖崩れによる通行止めによる 小迂回なども有って、
畑の棚田を見下ろす 高台に到着したのは 10時半頃でした。
こちらは すっかり良いお天気です。
心配した通り 一部 既に刈り入れが済んでしまった田 も有りますが、
黄金色の棚田
が 美しい曲線を描いていました。
高台から一旦下り 再び坂道を上って、畑地区に到着。
丁度良い具合に 刈り入れ作業をして居られたので、
一番奥にある駐車スペースに車を停めてから 歩いて 構図の良い位置まで戻って 撮影開始。
ご家族かと思ったら、右の 若いご婦人だけは 手伝いに来て居られるのだそうです。
左のお婆さんは 何と80歳とか、背筋もピンと伸びて 機敏な動作で 動き廻って居られました。
おやおや 自らコンバインに乗り込んで ご自分で運転を始めましたが
流石に 動きが少々ぎごちなく、コンバインは 右に行ったり 左に寄ったり…。
息子さんが 心配そうに 横から つい口を出してしまいます。 判る判る。
あれで終わりかと思ったら 左側のも このお家の田らしく、
また 作業が始まりました。
遮っていた雲が通り過ぎると 日差しが強くて目に眩しく、暑くて じっとしていても 汗ばんで来る程です。
田の形が不規則だったり 小さ過ぎたり 稲が倒れたり している所は
コンバインを入れるのでは無く 手で刈り取る様ですが、これは とても大変な仕事です。
お婆さんは 若い人に任せる気配も無く、手際よく どんどん作業して行かれます。
小生など あの姿勢では 直ぐに腰が痛くなってしまい、半日も持たないと思います。
余りお仕事の邪魔をしては 申し訳ないので、これくらいで終わりにして 帰宅する事にしました。
写真1、棚田は この右奥にも左側にも途切れ途切れに伸びている。
写真2、上手い具合にバックの木立が丁度日陰になっているので 稲穂が浮き立って美しい。
写真3・4共、このコンバインは 停車時には脱穀機として機能する様で、手で刈り取った稲穂を持ち寄って居られるのは その為。
写真1
絞り優先AE f11(1/640sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=90mm ISO=400
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
焦点距離=110mm
写真3
(1/250sec)
写真4
(1/160sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=120mm
写真5
(1/1000sec) 露出補正=-1/3EV
写真6
(1/250sec) 露出補正=-5/6EV 焦点距離=30mm
写真7
(1/320sec) 焦点距離=40mm 他は同じ
稔りの季節 (その3)
手入れされた木々が 面白いリズム を作っていて、
柔らかな印象の 茅葺き屋根と とても良く似合う様に思います。
こうして見ると 茅葺き屋根の家 というのは、とても 心を落ち着かせてくれる と感じます。
現実には 定期的に 大変な人出を掛けて手入れし続けないと 傷んでしまう素材で
綺麗事では済まない という事は 判っているのですが…。
最近では 両親の住む家が都会にある という方も多く、実家=田舎 という訳でも無いでしょうが
こんな 「田舎の家」 が有ると良いなぁ… と思います。
時間がゆっくりと
流れている… そんな感じがするのです。
そろそろ 次の目的地へ向かうために、集落を出て 駐車場に戻る事にしましょう。
坂を降りてくると 美山の名物になっている 赤いポスト が目に付きます。
この 蕎麦の花が咲いた頃に、もう一度 訪れたくなりました。
最後に 定番の構図で記念写真を撮って、美山 かやぶきの里を 後にしました。
写真1、光の条件が良い時にも撮って見たい被写体。
写真2・3共、裏山の木立が効いているのだが 丁度良い加減の霧でボンヤリして強く主張し過ぎず とても助かる。
写真3・4・6共、少しウルサイ手前やバックを整理する為に 絞りを開いた。
写真1
絞り優先AE f11(1/160sec) 露出補正=-7/6EV 焦点距離=190mm ISO=800
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
(1/125sec) 露出補正=-4/3EV 焦点距離=120mm
写真3
f5.6(1/400sec) 露出補正=-1EV 焦点距離=70mm
写真4
f5.6(1/320sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=50mm
写真5
f8(1/250sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=50mm
写真6
f4(1/1000sec) 露出補正=-1EV 焦点距離=110mm
写真7
(1/500sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=60mm
写真8
(1/80sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=60mm 他は同じ
稔りの季節 (その2)
美山かやぶきの里 の 民家の間を縫う路 に入って行きます。
6時20分を廻り 曇り空とはいえ 明るくなって来たので、カメラを三脚から外して
フットワーク良く 撮り歩く事にします。
瓦屋根の大きな民家も その勾配がかなり急で
大雪に備えた
造り である事が判ります。
一寸した空き地にも 秋の花々が咲いて…
被写体に 事欠きません。
赤いのは ダリア ですね。
随分久し振りに見た という気がするのですが、何故だろう…
最近は人気が無くて 余り植えられないのかな? それとも ただ 小生が見ていないだけ?
この情景が 小生は 一番気に入ってしまいました。
赤いのは どう見ても サルスベリ(百日紅)の様です。
我が家の庭にも 紅白のサルスベリが咲いていますが、「紅」とは言え 実際はピンク色です。
こんなに 深紅色の種類も 有るのでしょうか?
写真1、この家の屋根は 葺き替えて間が無いのだろうか、他の家と比べて随分明るい色をしている。
屋根と裏山の霧を入れたくて 上向きに撮ったので、空の白っぽい面積が広くなってしまった。
カメラを三脚から手持ちに変える際は、ISO感度を上げ AFに切り替え 手ブレ防止機能をONにする事を
3点セットで忘れない様に行う。
写真6、ススキと茅葺き屋根 裏山の針葉樹に 雨上がりの霧…と、舞台が揃い過ぎな程。
写真1
絞り優先AE f11(1/25sec) 露出補正=+1/3EV 焦点距離=30mm ISO=800
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
(1/80sec) 露出補正=-7/6EV 焦点距離=50mm
写真3
(1/100sec) 露出補正=0EV 焦点距離=50mm
写真4
(1/60sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=70mm
写真5
f16(1/40sec) 露出補正=+1/6EV 焦点距離=40mm
写真6
(1/80sec) 露出補正=-1EV 焦点距離=90mm 他は同じ
稔りの季節 (その1)
12日未明 京都府南丹市美山町の かやぶきの里 と、滋賀県高島市 畑(はた)の棚田
を 訪れました。
そろそろ 稲の刈り入れが 始まっている頃なのに、天候が不順な間に 出そびれていると
今年の
稔りの季節
を撮り損なってしまう 事になりそうで、焦っていたのです。
かやぶきの里 へ向かう途中、道の右手に 気になる灯り を見つけました。
此処だけ、田の畦沿いに 数個の灯りが 灯っているのです。
行きつ戻りつ してみましたが、何の為の灯りなのか 判りません。
未だ5時半にもなって居らず、周囲を見ても 人が居る時間帯では無いので
確かめようも無いままに 先を急ぐ事にしました。
6時前に かやぶきの里 の駐車場に到着、少々 朝霧が濃過ぎる感じですが 撮り始めます。
手前の蕎麦の畑は 事前のインターネット情報で 今年は1ヶ月程遅くて 未だ育っても居ない
と判っていたので 仕方無いのですが、稲は幸い 未だ一部分しか刈られて居らず 良い具合です。
朝霧の中、頭を垂れた稲穂が 綺麗に色付いていました。
こんな早い時間帯には カメラマンは勿論の事 地元の方も 誰も居らず、
自分の都合だけで 自由に撮影出来ます。
三脚を抱え、良さそうな情景を求めて 集落の中を アチコチ歩き廻ります。
写真1、何か覆いが着いているらしく 方向によっては灯りが見えない。出来るだけ多くの灯りが見える位置を探して撮影。
写真3、風雨のせいか稲が倒れている所も有って 収穫が心配。
写真1
絞り優先AE f11(2sec) 露出補正=-5/3EV 焦点距離=90mm ISO=100
画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=スタンダード MF 5DMk3 三脚使用
写真2
(1/5sec) 露出補正=+2/3EV
写真3
f16(0.3sec) 露出補正=+1EV 焦点距離=40mm
写真4
f16(0.3sec) 露出補正=+1EV 焦点距離=80mm
写真5
f16(1/4sec) 露出補正=+1EV 焦点距離=40mm 他は同じ
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