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信州行 (その3)



仕事の都合で 今回の信州行は どうしても17日で終えざるを得ません。

その前日である16日は 全県で不安定な天気の予報。何処へ行くか 随分迷ったのですが
間違い無く大量に雪がある筈の 志賀高原へ上がる事にしました。

登り口でタイアチェーンを取り付け 奥志賀高原までやって来ると、期待通りの積雪量です。



  志賀高原
               へ来た時は いつも訪れる 長池を散策、
著名観光地の中に有りながら 取り残された様な この静かな雰囲気が 大好きなのです。



平床周辺の雪原、やはりそこそこの積雪があり これぞ信州の冬 という感じです。



志賀高原から降りて これからどうしようか… と考えていて、フト思いつき
雪の飯山市の お気に入り撮影ポイントで 千曲川と飯山線のディーゼル列車を撮ろう… と北上。

スマートフォンで 上りと下りの列車の 通過時刻を確認、日本の鉄道はどこも とても律儀で …



こんな雪でも ほぼ定時運行してくれ、雪の中での撮影待ち時間は 有り難い事に最小限で済みます。
お気に入りの2ヶ所のポイントで 上・下線計4列車を撮影して、満足満足… 。




いよいよ 今回の撮影行の最終日、17日になってしまいました。

未明に 常念岳と星を撮ろうと 出掛けたのですが、気象条件が良くなくて
何も撮らずに また宿に戻って もう一眠り。

7時にチェックアウトして 帰路に着く前に、大町市の「八坂の大滝」を下見した後
生坂村の山清路で 犀川の美しい水の色に 見とれて、暫し撮影。



最後に 麻績村の狭切峡で 大岩の造形を撮影して、麻績インターチェンジから長野道に乗り
16時過ぎに 無事帰宅しました。

今回の 5泊6日の撮影行の 総走行距離:約2,070km
              総撮影枚数:約2,200枚

撮影メモ
写真1~3共、全輪駆動車に比べFF車は駆動力が弱いので 雪の登り坂ではスリップし易く要注意。
   この日も数台が登り切れずに坂道の途中で停まっていて、後続車に大変迷惑を掛けていた。
   雪や氷を決して甘く見ず、特に暖地の人間には 
細心の準備・注意・想像力が必要だと思う。
   1は画像の一部を加工している。
写真4、降雪でディーゼル列車が何処に居るのか判り難いが 画面左端の少し上を走って来ている。
   野沢温泉村の撮影ポイント。車を停めさせて戴いたコンビニの奥さんによれば「一週間程前に
   鉄道写真家の中井さんが来たよ。あんたも何時でも停めて、撮ってって良いよ」とのお話し。
   やはり絵になる場所は、カメラマンの人気が高い。
写真5、栄村の撮影ポイント。

写真1
 絞り優先AE f11(1/640sec) 露出補正=+1/3 EV 焦点距離=25mm ISO=800
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=ディテール重視 AF 5DMk4
写真2
 (1/500sec) 露出補正=0EV 焦点距離=80mm
写真3
 (1/800sec) 露出補正=0EV 焦点距離=60mm
写真4
 (1/1000sec) 露出補正=0EV 焦点距離=50mm WB=5000K
写真5
 (1/500sec) 露出補正=0EV WB=4800K
写真6
 (1/250sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=210mm 80D
写真7
 f8(1/800sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=40mm       他は同じ

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信州行 (その2)



14日は 霧ヶ峰から降りた後、長和町姫木平の 美しの池 に向かいました。
誰も居ない 静かな池です。



厳しい寒さが無いせいか、どこか 「春が近い」という印象さえ受けます。



この後 飯山へ向かう事にして、千曲川沿いに 国道117号を北上して行くと
途中から 流石に雪の量が多くなってきました。 河川敷は こんな様子。



堤の下もこんな感じで、信州の冬はこうでなくては! という納得の情景に 久し振りに出会えました。



雪道を走って 長峰運動公園へ向かい …



3~40cm程積もった ふかふか雪の中を、今シーズン最初(で 恐らく最後)の
スノーシューでの散策を 楽しんで、収穫の大変多かった一日を 終えました。



実際の撮影行と 本ブログアップの区切りとが 上手く合わなくて恐縮なのですが、
翌15日は 「2匹目のドジョウ」を求めて またまた霧ヶ峰に上がりました。

しかし 現実は甘くなく 全く面白みの無い気象条件で、
数枚撮っただけで降りて 佐久市廻りで 八千穂高原へ向かいました。

お目当ては 小海町の
  八岳の滝
                です。



此所は 何度も訪れているのですが、厳冬期に来るのは 実は初めてで
期待通りの 美しい姿を見せてくれました。



滝が続いて紛らわしいのですが 八岳の滝を 10時過ぎに後にして、
今度は 長和町の不動滝を 初めて訪れました。

この滝は 小生 全く知らなかったのですが、偶然 ネット上で見る機会があり
是非厳冬期に訪れたいものだ… と思っていたのです。



苦労して訪れた甲斐が有る 素晴らしい氷瀑で …



こんな素晴らしい情景を 独り占めする幸せを 噛み締めながら、
実に楽しいひとときを過ごしました。

撮影メモ
写真3~6共、新潟県に接する飯山市は、流石に積雪量が違った。
写真7・8共、実はこの八岳の滝は 入り口に「台風の影響で危険なため立ち入り禁止」の表示が
   出ている。実際 小川とはいえ雪に覆われた石の上を飛び移って渡るしかない場所があり、
   決してお勧めできない。どうしても行くならアイゼンも着け、何が起きても自己責任。
写真10、不動滝の最上部は 両側からせり出した氷が あと少しで繋がりそう。

写真1
 絞り優先AE f16(1/320sec) 露出補正=-2/3 EV 焦点距離=30mm ISO=200
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=ディテール重視 AF 5DMk4
写真2
 f4(1/2000sec) 露出補正=+1/3EV 焦点距離=170mm 80D
写真3
 f11(1/1000sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=50mm ISO=400
写真4
 f11(1/1250sec) 露出補正=0EV 焦点距離=25mm ISO=400
写真5
 f11(1/1000sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=40mm ISO=400
写真6
 f11(1/500sec) 露出補正=0EV 焦点距離=70mm ISO=400
写真7
 f11(1/640sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=25mm WB=4800K ISO=400
写真8
 (1/80sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=40mm WB=4800K ISO=400
写真9
 f11 焦点距離=60mm WB=4800K ISO=800
写真10
 f11(1/50sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=50mm WB=4800K
写真11
 f11(1/320sec) 露出補正=0EV 焦点距離=50mm WB=4800K ISO=800      他は同じ

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信州行 (その1)



昨年秋以来 ずっと超多忙で、昨11月中旬以降 信州へは全く出掛けられなかったのですが
無理矢理時間を割いて、去る12日~17日 ようやく出掛けてきました。

12日は 体慣らしのために移動するだけに留め、撮影初日の13日は 霧ヶ峰に上がりました。
今シーズンは 驚く程雪が少なく、道路は何処も 地が見えています。

零下9度の雪原で 尻尾が太~い キツネさんの歓迎を受けました。



こんなに雪が少なければ 途中まで登れるかも… と、美ヶ原への登り口を 下見してみましたが
ガッチリと施錠されていて、やはり「春の終わりまで通行止め」と なっていました。



初日ですから 気合いを入れて アチコチの下見を行います。
今度は白馬村へ。 こちらも雪が異常に少なく、象形文字の「山」の形そのもの という山肌です。



雪の畑で パラスキーを楽しんでいる方が居られ、暫く見とれていました。



14日は 未明からまた霧ヶ峰へ。

諏訪市内で零下7度 霧ヶ峰へ上がると零下14度で、
暗い空からは キラキラする物が 常に舞い降りています。 これは ひょっとすると… 。

期待通り 日の出直前に
  サンピラー
              (太陽柱)が立ちました。 いいぞ~ッ!その調子!!



山の端から朝日が差し込むと 辺り一面に舞っているキラキラが 金色に輝き始めました。
ダイアモンドダスト です。



暗い針葉樹がバックになる場所に三脚を立てて ダイアモンドダストを狙います。

期待できそうな気象条件の時に 何度も通っているのに、今まで なかなか撮れなかったのですが
この日 ようやく出会えて、かなり感動モノです。



無我夢中で撮影していましたが、7時半を廻ると 陽が高くなり 気温も上がって
盛大に出ていたダイアモンドダストも 流石に薄くなってきたので、車内で いつものコンビニ朝食。

こういう時の食事と 暖かいコーヒーは 実に美味い!
という事を、皆さんも きっとご理解戴けるでしょう。

撮影メモ
写真全て、何処へ行っても雪の少なさには驚く。地方TV局の天気予報で「2月15日で冬は終わり、
   16日からは春の陽気に… 」と言っていたが、素人でもそれを実感できる程。しかし未だ
   2月の半ばだ!
写真5~7共、サンピラーやダイアモンドダストは 零下20度程にまで冷え込まないと出ない
   と聞いていたが、必ずしもそうではなくとも 他の条件が良い時には出ると知った。
   この日このポイントにはカメラマン諸氏約30名程が三脚を並べたが、皆一様に満足顔だった。
   5の太陽の右には八ヶ岳の峰々、右端遙か遠くは富士山。
写真7、冷気と幻想性を表現するために 後からPCでWBを4000Kに下げて青味を出した。


写真1
 絞り優先AE f11(1/200sec) 露出補正=-1/2 EV 焦点距離=470mm ISO=800
 画質=RAW WB=太陽光 ピクチャースタイル=ディテール重視 AF 80D
写真2
 f16(1/1000sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=620mm
写真3
 (1/400sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=110mm 5DMk4
写真4
 (1/500sec) 露出補正=-5/6EV 焦点距離=530mm
写真5
 f16(1/800sec) 露出補正=-19/6EV 焦点距離=25mm ISO=1600 5DMk4
写真6
 (1/800sec) 露出補正=-5/3EV 焦点距離=40mm 5DMk4
写真7
 f5.6(1/2500sec) 露出補正=-7/6EV 焦点距離=260mm WB=4000K MF 三脚使用
写真8
 (1/1250sec) 露出補正=-5/6EV 焦点距離=90mm 5DMk4               他は同じ

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