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個展の準備



小ブログ 随分ご無沙汰してしまい、失礼致しました。
久し振りのアップで、やり方を忘れてしまいそうです(ウソ)。

このところ あれやこれやでてんてこ舞い、加えて 何の因果か 大先輩写友氏に背中を押されて
  個展を開催
する事になってしまい、それもこれもで 撮影に出掛けるどころではありません。

ご案内状の通り 大阪本町のギャラリーで 開催させて戴く事になりました。



なにせ初めての経験で、諸先輩から 色々と教えて戴く事は多いのですが
そうは言っても やはり 自分で判断しないといけない事も 大変多く、
自分なりに 1/30縮尺で模型を作ってみて …



ああでも無い こうでも無い… と、写真を入れ替えたり 順序を並べ替えたり の繰り返し。
延々とやったあげくに、最後は もうこれでいいや! と 腹をくくりました。



写真集が ようやく出来上がって来たし、目録も 来週には完成の予定。
今は ご案内状をアチコチに お出しする作業中です。

でも一体全体 どれだけの方が見に来てくださるのかなぁ、ドキドキ… 。

小 風景写真サイト 「四季逍遊」を、本当に久し振り(4カ月ぶりです! ゴメンナサイ)
に更新しました。
お恥ずかしながら、もし宜しかったら 覗いてみてください。
   URL: www.geocities.jp/shikishoyu/
右欄外 「ブックマーク」の「 四季逍遊 」でもリンクしています。

撮影一口メモ
 全て画像スキャンと スマートフォンでの撮影のため、詳細データは有りません。

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明けまして おめでとうございます



皆様 明けまして おめでとうございます。
本年も 本ブログと 風景写真サイト「四季逍遊」ともども、どうぞよろしくお願いいたします。



今朝は 初詣と 初日の出を拝むのを兼ねて、6時に 近くにある甲山(かぶとやま)の中腹にある
神呪寺(かんのうじ)へ 車で出かけました。

ところが 近くの駐車場は既に満杯で、空き待ちの車が行列しています。 皆さん 早いですね!
やむなく 山を少し降りた所にある住宅地の隙間から
  初日の出
                 を拝みました。 初詣は後廻しです。 



ところで 昨年末の28日、訳あって 自宅のパソコン(PC)を 急遽更新しました。
トラブルがらみだったので、何かのご参考になるかも… と思い、
新年早々 少し長くなりますが 状況をご報告します。

デスクトップPCは 今まで2代にわたり 車で10余分の所にある PC専門店で組んで貰っていました。
当方の使い方を説明して 必要十分な機能に 部品を組み合わせて作って貰うお店です。

現行PCは2012年11月に購入し 今まで4年間 至って順調・快適に動いていたのですが、
1ヶ月ほど前から急に グラフィック・アクセラレータ(画面表示を高速に行うための電子回路)が
動作異常を起こして、PCが突然ダウン・再起動される現象(ストップコード:nvlddmkm.sys)
が起き始めました。

何かの作業中でも 突然お構いなしにダウンするので、特に 運悪くバックアップやデータの保存中などだと
データが壊れてしまうため 危なっかしくて仕方ありません。

日に数度も起きる事もあったので困り果て そのPC専門店で相談したところ…
 ・4年が経過して 劣化等で動作が不安定になっている可能性がある。動作テストをしないと原因・対策不明。
 ・故障箇所が判明し対策しても 他の部分も 近い内に不安定になってくる可能性も否定できない。
 ・現行PCの性能自体も 今の水準から見れば少し低くなっている。
と判り、急遽更新する事にした次第です。

以前と同様 こちらの希望を伝えて 部品選択・見積りをして貰ったのですが、
それよりも少し安くて 性能がもっと高い完成品が有る との説明を受けました。
その店が扱っている 非PCメーカー系の完成品デスクトップPCなのですが、
キチンとした会社の製品なので、それに決めました。

現行PCに組み込んでいた内蔵HDDを自分で外し 買ってきたそのPCに自分で組み込んで、無事起動。
今まで使っていた無線LANの速度が遅いので 最新規格の高速親/子機も 近所の家電量販店で
ついでに買ってきて、これも無事接続完了。

PCの速度は実感としてほぼ2倍、無線の転送速度は 数値上は約6倍 と、今まで以上にサクサク動き
なかなか快適です。
年末に突然 計約¥15万の出費は予定外でしたが、毎日数時間も使う 小生の必需品なので
いわば小生の必要経費! と割り切りました。

小 風景写真サイト「四季逍遊」を、昨年末28日に更新しました。宜しかったら覗いてみてください。

       http://www.geocities.jp/shikishoyu/
右欄外 「ブックマーク」の「  四季逍遊  」でも リンクしています。

撮影一口メモ
写真1・2共、天気予報によれば晴れの所が多い様だが、当地も穏やかで暖かい元旦。
写真3、新品の既製品PCを分解して重要パーツを自分で組み込むのは
 少々ドキドキもの。

写真1
 絞り優先AE f8(1/1000sec) 露出補正=0EV 焦点距離=140mm ISO=400
 画質=RAW WB=オート ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
 (1/250sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=70mm
写真3
 f5/6(1/25sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=40mm WB=オート ISO=3200     他は同じ

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セミナー



去る7日 或る
  セミナーが
                有りました。

小生も所属する西宮芸術文化協会 などが主催する 「西宮の作家152人の近作展」
という催しが 8日迄開催されて、その期間中の催しとして 「アートセミナー」 が開かれたのです。 

大先輩氏から 「お前も何か話せ」 とのご指示が有り、当たり障りの無いテーマならば… と
お引き受けしてしまった次第です。

1時間の持ち時間なので ネタをあれこれ掻き集め、1ヶ月程掛けて 何とか準備しました。



軽い気持ちで引き受けた後で 受講は有料 と聞いてビックリ、余り低次元の話も出来ません。
少々難しい話や 最新の話題なども加え、途中に 眠気覚ましの気分転換も工夫して …



「カメラのこれまで、そして これから」 と題したテーマで、何とか1時間を乗り切りました。

義理で参加して下さった 先輩写友氏まで聴きに来られたので、正に 冷や汗モノ でした。
ヤレヤレ… 。

唯一良かったのは、事前練習の甲斐あって 58分でキッチリ終えられた事です。

写真全て、日頃お世話になっている 西宮市文化振興財団のHさんが撮って下さった。モードダイアルが途中で動いてしまったらしく
    2,3枚目はカスタム設定モードでは無くフルオートモードでの撮影で、RAWでは無くJPEGになっていて色味も変だが、そのママとした。
写真1
 絞り優先AE f3.4(1/20sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=40mm ISO=オート 画質=RAW WB=オート AF S100
写真2

 (1/80sec) 露出補正=0EV 焦点距離=50mm 画質=JPEGラージ, ファイン
写真3
 f4.5(1/50sec) 露出補正=0EV 焦点距離=60mm 画質=JPEGラージ, ファイン     他は同じ

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星空



仕事の合間を盗んで 去る4日深夜、良く晴れていたので また星を撮りに高野山の奥へ出掛けました。
月齢が未だ23で ベストコンディションでは有りませんが、晴れているのが何よりです。

明けて5日の1時頃に現地着、今回は 或るテストを2つ する事が主目的です。
小生は冬の星座が好きなので、それ等が上がって来て 月が未だ上がって来ない …
というタイミング で撮影開始。

普通の三脚に固定したカメラと、自動追尾赤道儀に
セットしたカメラとの、2台で撮り始めます。
この写真は勿論前者で、広角レンズでの 10分間露光です。

下から順に… シリウスが明るい「おおいぬ座」、三つ星が特徴の「オリオン座」、
赤いアルデバランの「牡牛座」 … と、大役者が揃って居ます。

「2つのテスト」の内の1つは 星の色を明確に出したい という点です。

従来は どう撮っても白くしか写らなかったのですが、写友のN氏が
「本で読んだが ソフトフィルターを着けると 色が良く出るらしい」 と、ご親切にも教えて下さいました。

本来点で有るべき星を撮るのに ボカして良いのか?? と半信半疑でしたが、
小ブログ 10月14日の3枚目でご報告の通り、星が滲むと色が明確に出る という事を実感したので
K社の 「ソフトン スペック(A)」 というソフトフィルターを購入してみたのです。



そのカメラを 自動追尾赤道儀に載せ替え、5分間露光したモノです。

オリオン座の三つ星の下に 縦に並んだ小三つ星や、V字型に並んで 赤い星が不気味な牡牛座、
それに右上隅に 牡牛の心臓に当たる 昴(すばる=プレアデス星団)も 捉えています。

10月14日の1枚目よりも (小さなサイズでは判り難いのですが)星の赤や青の色が
よりハッキリと出ている様に感じられます。



自動追尾赤道儀に 望遠のカメラセットを載せ、
2枚目の中央部 オリオンの三つ星と 縦に並んだ小三つ星を アップで狙います。

下の左右に オリオンの胴体に当たる4辺形の 下の2つも写っていますが、
小三つ星の真ん中が 1つの星では無く、ボヤッと拡がっているのが、この絵でも良く判ります。

この中央部を 更にアップで狙うと …



  オリオン大星雲
                     が 何とか写りました。

絵柄の都合で カメラを少し傾けてみたのですが、左上と右下に 幾つかの星が群がって居るのが
小三つ星と見えた 上下2つの「星」の正体だった… という事が良く判ります。

「テスト」の2つ目は 望遠レンズで星雲を撮る事 だったのですが、星雲の姿を一応捉えたモノの
星々がキチンと 「点」で写って居らず 少しズレてしまっています。
自動追尾赤道儀の 軸を北極へ正しく向ける事が 少し不正確だった為に、
30秒の露光の間に (超望遠撮影故に)少しだけズレてしまった様です。

望遠での撮影は 未だ未だ練習が必要 という結果に終わりました。

写真1・2共、ソフトフォーカスフィルターで星を滲ませて色を明確に出す効果は、10月14日撮影の2枚と比較して
    追尾した2では有る様に見えるが カメラを固定した1だと効果が余り目立たない。
    気象条件等でも変わると思うので 効果の有無はもう何回か撮ってから判断したい。
    何れにしても 写友N氏のニコンデジカメ(800E)の星は 見事と言う他無い発色で、キャノン製との違いも有るのか?
写真3・4共、ソフトフォーカスフィルターは高価な為、先ずはテストの積もりで 広角ズームレンズ用のサイズの物だけを購入したので
    望遠ズームレンズにはソフトフィルターは着いて居ない。
    しかし星雲は元々拡がっているのだから 滲ませる為のソフトフォーカスフィルターの効果は 殆ど出無いと考える。
写真1
 バルブ撮影 f5.6, 600sec 露出補正=-5/6EV 焦点距離=16mm ISO=800
 画質=RAW WB=風景 ピクチャースタイル=スタンダード MF 5DMk3 三脚・ソフトフィルター使用
写真2

 300sec 露出補正=0EV 自動追尾赤道儀使用(星モード)
写真3 
 60
sec 露出補正=0EV 焦点距離=120mm 7DMk2 フィルター無し 自動追尾赤道儀使用(星モード)
写真4
 30sec 露出補正=0
EV 焦点距離=600mm 7DMk2 フィルター無し 自動追尾赤道儀使用(星モード)     他は同じ

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ピンホールカメラ



ある事情があって
  ピンホール(針穴)カメラ
                              を 自作してみました。

愛用のデジカメのレンズを外し 下に述べる通りに加工・製作した ボディーキャップを填めたら、
後は撮るだけ… と 実に簡単です。



昔使っていたカメラの、引き出しの中でゴロゴロしていた ボディーキャップを 廃物利用しました。 

先ずは キャップの中心に狙いを定めて、5mm程度の穴を開けます。
キャップは プラスティック製ですので、極く普通のドリルが有れば 簡単に開ける事が出来ます。

小生は 2.5mmのドリルしか持っていなかったので、後は 細丸ヤスリで 穴を広げましたが
中心がズレたり 円がいびつになったり なるべくしない様に、気を付けて穴を開けます。

開けた穴の周囲には 「返(かえ)り」が出ているので、細いナイフなどで それを綺麗に取り除きます。
また 細かな切り屑が 一杯出ている筈なので、丁寧にそれ等を洗い落とします。



裏側に 料理用のアルミホイルを貼り付けて、隙間が出来ない様に テープで止めます。
中心辺りを軽く手で押さえると 穴の部分に凹み が出来るので…



凹み(穴)の中心に 出来るだけ小さな 穴を開けます。
小生は カミさんの裁縫用の 細~い絹糸針 を1本貰って、それを極く軽く 押し当てました。

「突き刺す」感覚だと 穴が大きく成り過ぎるので、「ホンの少し押し付ける」程度が 良い様です。
ルーペで覗くと、凡そ0.2mm程の穴が 開いていました。



1枚目の写真のカメラで撮ったのが これです。 そこそこ写っている という印象です。

ピンホールの位置と センサーとの間隔が 凡そ48mm程ある様なので、
焦点距離が48mmの標準レンズ という事になります。



因みに 同じ場所で 別のAPS-Cカメラに付け替えて撮ってみると、
(キャノンの場合 約1.6倍に焦点距離が伸びるので) 48X1.6= 約77mmの中望遠レンズ
になりました。


写真2、キャップにゴミが残っていると、カメラに取り付けて撮影している内に それが飛んでセンサー等に着いてしまう可能性有り。
    厄介な事になるので 注意して良く洗い落とす事。
写真4、絹糸針の先がアルミホイルから1mmも出ない程度で止めるのがコツの様だ。
    キャップの内側に見えている十字線は、キャップの中心位置を示す為に小生が付けた カッターナイフの痕。
    ピンホールの直径は 理論上は(焦点距離50mmの場合)約0.25mmが最も鮮明に写る(回析の影響が出ない)のだが、
    そう上手く狙った通りに出来るモノではない。
写真1
 絞り優先AE f5.6(1/60sec) 露出補正=-3/2EV 焦点距離=150mm ISO=オート
 画質=RAW WB=オート ピクチャースタイル=スタンダード A
F KissX7i
写真2
 f8(1/125sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=160mm
写真3
 f8(1/160sec) 露出補正=-1/6EV 焦点距離=160mm
写真4
 f8(1/160sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=420mm
写真5
 マニュアル露出(ピンホールレンズ, 4sec) (焦点距離=約48mm) ISO=200 WB=太陽光 MF 5DMk3
写真6
 マニュアル露出(ピンホールレンズ, 5sec) (焦点距離=約77mm) ISO=200 WB=太陽光 MF 7DMk2     他は同じ

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展示開始…



今日30日の朝 いよいよ 16枚の写真が 我が家を出て行きました。

当地 西宮市役所内の 廊下と展示スペースに 並べて戴けるのです。
有りがたい事です。



写真と一緒に 公用車なるモノに載せられて、地下の 市役所関係者専用駐車場 に到着。
こんな所に来たのは 始めて…。



文化振興課のTさん 始め 3名の方に手伝って戴いて、先ず 4階の廊下に 半切額を並べました。

これが 実はタダの廊下では無く、この右側直ぐ奥は 市長室等がある 密やかな一角で
普通の市民は 先ず 近寄る事の無いエリア なのです。

また、近年の 省エネ推奨の流れから、この廊下も 天井灯は間引き点灯されていて
両端2枚ずつの絵には 殆ど光が当たらず、かなり暗い環境になってしまいます。

その様な点で、ここは 展示スペースとしては 「少々難有り」 感が否めないのですが、
当方が文句を言う様な事柄では 勿論有りません。
公共の場に並べて戴くだけで、アマチュア写真家として 実に有りがたい事なのです。



これが エレベーターホ-ルから見たところ、上の写真の内の 左側5点だけが 見えています。



その エレベーターホールにも、全紙額を1枚 掛けて戴きました。



最後に 1階の展示スペースに、全紙額を4枚。

ここは 展示用に作られたコーナーで、スポットライトもあり 人通りも そこそこ多い一角にあるので
展示スペースとして 全く問題有りません。

4階の分も含めて、全体を通したテーマは
  優しい日本の四季
                        としました。



絵の右隅には 作者紹介文と アンケート用紙まで。

何か コメントを書いてくださる方が、果たして 居られるのでしょうか?
また 一体、どんなご感想を 寄せてくださるのでしょうか?

悩ましい展示が 6月27日まで 4週間続きます。
お近くにお住まいの皆様には おついでの折にでも 覗いて戴ければ幸いです。

'14.6.2追記:
 失念して 書きそびれましたが、市役所内 という場所柄 休日(土・日・祝日)は入館出来ず
 従って見られません。ご承知置き下さい。

撮影一口メモ:
写真2、画像は一部加工してある。
写真3・4共、2本点灯の間引き運転では無く 1本ずつ点灯で間引き無しの方が 並べる作者としては有りがたいが、
    市役所内の廊下で そんな話が通る筈も無い。
    此処の絵を全て半切にした理由は、後ろに下がって見る訳に行かない廊下という場所柄 小さなサイズの方が見易い為。
    借用額の中で マット寸法が小生の写真サイズと合致する場合は マットもそのまま利用させて戴いたので、
    小生自身のマットとは微妙に白の色味が異なり 並べると揃わない。少々みっともないのだが、経費節減でそのママとした。
写真5、写真4と同じ立ち位置なのだが 随分色味が違う。エレベータドアの色に影響されているのだろうか?
    クリックWBと「色あい」の調整で 4の色味に出来るだけ近付けたが、ここら辺が限界。
写真3~6共、今回は 市役所内という場所を考えて、なるべく優しい絵柄のモノを選んだ。インパクトは無いが
    ずっと昔に何処かで見た様な記憶が有る情景…とでも感じて戴ければ有り難い。
写真1
 絞り優先AE f3.2(1/15sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=40mm ISO=オート
 画質=RAW WB=オート AF S100
写真2
 f2.0(1/30sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=30mm
写真3
 f2.0(1/60sec) 焦点距離=25mm
写真4
 f2.5(1/60sec) 焦点距離=30mm
写真5
 f2.0(1/60sec) 焦点距離=25mm WB=クリックWB
写真6
 f2.0(1/60sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=30mm
写真7
 f4.0(1/80sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=50mm       他は同じ

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展示準備



ご指導戴いている 写真の大先達Y先生のお口利きで、当地の市役所の 展示コーナーや廊下などに
小生の写真を 十数点 展示させて戴ける事になり、今 その準備に 追われています。

年金生活者 故の苦労が多く、少しでも費用を少額で済まそうと やりくり算段。

先ずは ホームセンターで 7mm厚の発泡スチロール板 を買ってきて…



写真の大きさに 裁断して、裏打ち板 を作ります。

本来 バックシート と呼ばれる 写真専用の裏打ち板を買って来て、写真の裏側に貼り付けるのですが
それは 写真にピッタリ貼ってしまうので 当然剥がせず、使い廻
しは不可能な 消耗品です。

この写真のやり方(先輩写友氏に教えて戴いた方法)は、何回でも同じ板を使い廻そう
 という考えで
バックシートを買って来るよりも 写真1枚当たり約¥750(計約1万2千円)程の 経費節減になります。



その片面に リムーバブル(何度でも 貼ったり剥がしたり出来る)スプレー糊 を吹き付け…
(これは 小生独自のアイデアです)



その板の上に 近所のカメラ量販店Kさん でプリントして貰った写真
(全紙で¥2,763 半切で¥1,845) を載せて 軽く押さえ、写真の 反りや波打ちを 防ぎます。



それを マットの裏に貼り付けて…



4人の先輩写友氏達から借用させて戴いた 大切な額にセットすれば 出来上がり。

結局 額は借用品、マットと裏打ち板は使い回し可能、会場費はタダ(市からの要請という形) …
という訳で、実質的に掛かった費用は 写真のプリント代だけ
という、極めて安上がりな展示 になります。

それもこれも ご親切でアイデア豊富な 先輩写友諸氏達が、アレコレ 教えて下さり
また 快く 額を貸して下さった お陰なのです。
  感謝!!!

さて 一番の問題は、肝心の写真の質が 高いか否か…
冷や汗モノの1ヶ月間が もうすぐ始まります。


撮影一口メモ:
写真1、このパネルは畳1枚分の大きさで 持ち帰るのにも苦労したが、店に有る時点で既に角や4辺が当てられて凹んでおり
    綺麗な面だけを切り出すのに一番気を遣った。何せ裏打ちなので平滑でなければならず 凸凹していては逆効果。
写真3、先輩写友氏のアイデアは この板で裏から写真を軽く押す というモノ。小生のは リムーバブル糊で写真を板に貼る
    というアイデア。何れも消耗品であるバックシートを使わずに 写真の反りや波打ちを防げる(ハズ)。どちらがベターな方法か
    今回の展示は貴重な評価テストにもなる。何せ 小生のやり方は 未だ1週間の展示実績しか無いので…。
    「耐水ベニヤ板」という特殊な平滑板を利用する先輩写友氏も居られるが、発泡スチロール板は兎に角軽いのが有り難い。
写真3~5共、家内の撮影。
写真1
 絞り優先AE f2.0(1/125sec) 露出補正=-1/2EV 焦点距離=25mm ISO=オート
 画質=RAW WB=オート AF S100
写真2
 (1/100sec)
写真3
 f4.0(1/1600sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=80mm
写真4
 (1/60sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=30mm
写真5
 f2.5(1/60sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=40mm
写真6
 f3.2(1/30sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=50mm       他は同じ

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誕生日

昨24日は 小ブログの誕生日!
2008年の5月24日から始めて 早 丸6年、小学校に進んでしまいそうな 年月です。

記念日を期に データを振り返ってみました。
   アップした回数 : 2,057回 (6年間の出勤?率=2057/(365×6+1)=約93%)
   アップした写真 : 4,532枚
三日坊主の小生が 良くもまあ飽きもせず 長々と続けた物だ…と、我ながら驚きます。

考えるに 長続きのコツは…
   出来る事しかしない
   達成感を求めない
   覗いてくださった方を驚かせてやろう 等と力まない 
という辺り でしょうか。

時々覗いてくださる方々に 感謝しつつ、もう少し 続けてみましょうか…。



ブログに因み カメラネタ です。

小生は EOS 5DMk3 と 同50D という 2台のデジカメを使っています。

家内が写真を撮る時は コンパクトデジカメの S100 を使う事が多いのですが、
力が入る時は 小生が昔使っていた 一眼レフデジカメの KissX を使う事もあります。

この KissX は 2003年9月に購入した 古い物で、
今も継続して売られている Kissシリーズとしては、既に6世代も前のモノ という年代物です。

電子機器は 技術の変遷が激しく、中でもデジカメは その当時 日進月歩で進化していたので
今見ると 絵作りや機能の面などで、時代遅れ感 を感じざるを得ません。

最近時々 一人で海外旅行にも出掛ける家内に持たせるには 少々心苦しい気持ちも有ったので、
散々迷った末に 思い切って 最新の KissX7i に更新する事にしました。

小生の50Dの AFの調子がイマイチな上に、色味が5DMk3と比べると かなり見劣りがするので
家内が使わない時には 50Dの代わりになるかも… という期待も 実は有ります。

ネット注文した翌日 早くも届いた宅配便の箱を開けると…!!!
箱の外にはちゃんと 「Kiss X7i ボディ」と書かれているのに、中に入っていたのは Kiss「X7」ボディ!
違うじゃあないかぁ~!



翌日早速 ネットショップのC社に電話で苦情、更にその翌22日 やっと注文の品が 正しく届きました。



レンズは昔のモノのままですが 取り敢えず 家内が試し撮り、良い感じの様ですよ!

撮影一口メモ:
写真3、モンシロチョウが飛んでいるのだが 動きが速過ぎて写せなかった。
写真1
 絞り優先AE f5.0(1/125sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=100mm ISO=オート
 画質=RAW WB=オート AF S100
写真2
 (1/100sec) 焦点距離=90mm
写真3
 f4.0(1/160sec) 焦点距離=80mm       他は同じ

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義父が更なる表彰を…



一昨年5月に亡くなった義父が、先日 また表彰を受けました。

今年 市制60周年を迎えた 宝塚市が、4月19日に 60周年記念行事の一つとして
特別功労賞 を 故人にくださったのです。

義兄は 生憎所用と重なり 都合が付かなかったので、家内が代理出席し
壇上に呼ばれて 代わりに表彰を受けてきました。

今年は 宝塚歌劇100周年 という大きな節目の年でも有り
宝塚歌劇団も一緒に表彰された との事で、華やかな歌劇団の方達とも ご一緒出来たそうです。

有り難く 嬉しい話題なので、ご報告させて戴きます。



一方 実家の片付けを 延々と続けて居る家内は、色々な
  宝物
         を 掘り出してきます。

これは、義父と同じ詩人仲間 という事で 長年親交があった まどみちお氏 からの葉書で、
義父が送った詩集 「ぜぴゅろす」の 感想を、74歳(当時)の詩人が 独特の表現で評して
送ってくださったものの様です。

その 「まどさん」も故人となり、時代は静かに流れて行きますが
変わらず残るもの も きっと数多く有るのだ と思います。

写真2、画像の一部を加工している。
写真1

 絞り優先AE f5.6(1/60sec) 露出補正=+5/6EV 焦点距離=90mm ISO=800
 画質=RAW WB=オート ピクチャースタイル=スタンダード AF 5DMk3
写真2
 スキャナー取込み

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スマホデビュー (その2)



これが 昨日ご報告した、スマホに 無線LANルーターの機能をさせる "Wi Fiテザリング" が
ONの状態。"Wi Fi"の他に "USB"や"ブルートゥース"でのテザリングも 出来る様です。

但し ONの状態だと スマホの通信量が(ノートPCでインターネットを使う/使わないに関わらず)
極端に増えるので 十分注意が必要です。

小生の場合 一般的な契約(上限3GB/月まで 使い放題)の 利用限度枠に対し、
3時間足らずのON状態で 枠の1/6程に達しました。

3時間の勉強会が 2回/月有るので、ウッカリすると それだけで利用限度枠に かなり近付いてしまい
個人的に利用できる余裕が 少なくなってしまいます。

実際にノートPCでインターネット接続をする間だけ テザリング機能をONにする、
という手間が 必要な様です。



こちらは 新しい車のナビで、ブルートゥース接続したスマホの 音楽を聴いているところ。

単純に聴く分には良いのですが、以前の車の HDDナビには有った 色々な再生モードを選ぶ機能が
このナビには(スマホには と言うべきか) 有りません。

ご報告したかった もう一つの課題である ナビでの電話帳参照機能 は、何故か動作が不安定で
上手く行く時と 参照出来ない時 とが有るので、もう少し アレコレやってみた上で
改めてご報告する事にします。

ナビ本来の機能や その操作性についても、不自然な流れ を要求されるという不満点が とても多く、
H社の メーカーオプション純正ナビ(M社製)の 出来の悪さには、今のところ ハッキリ言って
ガッカリしています。

それはともかく、スマホデビューから10日余り、未だ未だ 慣れない&判らない事だらけ!
  悩み多き試行錯誤
                        の日々が 続きそうです。

撮影一口メモ:
写真1
 プログラムAE (f3.5 , 1/20sec) 露出補正=-2/3EV 焦点距離=50mm ISO=オート
 画質=JPEG ラージ・ファイン WB=オート AF S100
写真2
 (f4.0 , 1/40sec) 露出補正=-1EV 焦点距離=60mm       他は同じ

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スマホデビュー (その1)



恥ずかしながら 今頃になって スマートフォンデビュー をしました。

電車の中で ゲームをしたり TVを見たり 書籍を読む訳でも無く、
従来の携帯電話(近頃 "ガラケー"と呼ばれる事が多いのですが)で 何の不自由も無く
過ごしていたのですが、或るきっかけで こういう事となりました。

同年代の皆さんに 何かのご参考になるやも知れず、一応 事の次第をご報告しておく事にします。

従来の携帯の使い方: 家族や知人とのメールを 平均 日に数件程度、ごく稀に電話も。
従来の関連費用:携帯電話¥1,300~2,300 +
ノートパソコン用WiFi無線LANルーター¥4,400
           =計 約¥6,200/月

変わった状況: 車を更新した所、電話と 音楽CDを聴く方法 とが、大きく変わってしまいました。
 具体的には…
  1.運転中 旧車ではハンズフリーで電話を送受する際、ブルートゥース接続で 携帯の電話帳
    を参照していたのだが、新車は 古い型の携帯を認識出来ず、電話帳を参照出来ない。
    対応しているのは 最近のスマホのみ。
  2.旧車はハードディスク(HDD)ナビで、CDデータをHDDに取込み HDDから再生していたの
    だが、新車は 音楽端末で再生している音楽データを 無線か有線で受け取って鳴らす方式。
    我が家に有る S社製音楽端末(ウォーク**)は 古い型で、ブルートゥース機能が無い
    上に USBで接続しても 認識して呉れず、音楽再生が出来ない。
    勿論 音楽CDを沢山持ち歩き ナビに一々入れれば聴けるが、運転中は 何かと面倒。

対処案1: FMトランスミッター(¥2~3千円程度)を購入し、S社製音楽端末の音楽をFM波で飛ば
    して、それを車のFMラジオで受けて聴く。電話は、少々不便だが 電話帳を参照せずに送受
    する。
対処案2: スッキリして望ましいのは S社製スマホに更新する事。S社製にこだわるのは、我が家
    のPCに 大量に保存されている音楽データは S社製音楽端末専用(S社の囲い込み政策
    の弊害=思う壺)だが、それをそのまま利用出来る為。

ここまでなら 少々の不便さを我慢しながら、案1で 従来の携帯を使い続けるハズだったのですが、
念の為 スマホの機能を調べて居る内に、或る事に気付きました。Wi Fiなどの "テザリング" 機能
が有るので
すね。

小生 アチコチ撮影旅行に出掛けて、旅先で ノートPCを使って インターネットで調べ物をする事
が有ります。
 (ついでに 何故 薄くて軽いタブレット端末では無く、重くて嵩張るノートPCなのか…と言えば、撮
  影した数十~百GB程度のデータをバックアップ保存する データストレージャーとしても使う為)
また 写真クラブで デジカメの勉強会を開く際、皆さんに インターネット情報を使ってご説明する
事も しばしば有ります。
その為に インターネットに繋がったノートPCが必需品で、アクセスポイント(親機)としての WiFi
無線LANルーターを 別途契約して
居るのですが、スマホには その(Wi Fi環境を作る)機能が
含まれているので、無線LANルーターを 別途契約する必要が無いのです。

ややこしい料金体系をアレコレ調べた結果、小生の使い方なら スマホの料金は 約¥6,000/月。
これより増えるとすれば 電話した際の通話料金(¥21/30秒)だけ と判り、現状(平均¥6,200)
よりも
増える事は無い と確認出来ました。

料金体系がとても複雑ですが、当初の2年間と 8年目以降は 料金が¥5,250に減る事も判り、
スマホ=金が掛かる …と思い込んでいた小生の 認識不足と知りました。

便利で安い上に、新型の音楽端末(ウォーク**なら 約¥13,
000)を買う必要も無い…と判った
以上、スマホに更新しない理由は もう見つかりませんでした。

そんな次第で 今日の写真は、右から順に…
  従来の ノートパソコン用無線LANルーター
  長年愛用した 携帯電話
  我が家の 古いS社製音楽端末(ウォーク**)
  そして それ等3台の機能を全て凝縮して、便利さも向上した スマホ
という次第です。

撮影一口メモ:
写真
 絞り優先AE f4.5(1/30sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=80mm ISO=オート 画質=RAW WB=オート AF S100

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パソコンの基本ソフトをバージョンアップ



小生が使っているパソコン(以下"PC"と呼びます)は 2台ともウインドウズ(以下"Win"と呼びます)PC
ですが、その基本ソフト(OS)は "Win7" です。

昨年娘が買ったノートPCは 最近の"Win8
" なのですが、基本操作が スマートフォンに近く
小生は どうにも不慣れで、好きになれません。

世界中で そう感じた人は大変多かった と見えて、沸き起こった苦情に対処する為
マイクロソフト社は 早々に改良版のWin8.1を 過日発表しました。

Win8嫌いの小生も、一応勉強の為に 娘のPCを使って 今日
  Win8.1へのバージョンアップ
                                    をやってみましたので、
記録と 何かのご参考にもなるかと ご報告しておきます。

安全の為に、予め データ類は全て バックアップを取っておきます。
その後に マイクロソフト社の バージョンアップの手引き に従って
先ず ウイルス対策アプリを 一旦無効にします。



「ストア」から Win8.1への更新アプリ を選びます。

この時、Win関連ソフトが最新版になっていないと 選べないので、
もし「自動更新」が無効 になっていた場合は 「有効」に切り替えて
事前に関連ソフトを最新版にしておく 必要があります。



「ダウンロード」を押して Win8.1のインストールを開始します。

回線やPCの性能にも依りますが、我が家の場合は 完了まで2時間半ほど掛かりました。



インストールが完了すると、PCを再起動します。



直ぐに終わるか と思いきや…



次々と画面は切り変わり…



結局 なんだかんだ で 約50分程掛かり…



ようやく 最終段階に入りました。



それから 「簡単設定」を選ぶと…



ついに 本当の最終段階になって…



目出度く Win8.1版に切り替わりました。
後は タイル類を 自分が使い易い様に調整して 完了、計約4時間の作業でした。

Win8.1になっても 小生は好きになれませんから 自分のPCは 当分Win7 で行きますが、
流れとしては 否応なくWin8.1と お付き合いして行くしかないのでしょう。

しかし 評価が高かった Win XP や Win7 とは違って、
WinVista 同様 Win8に貼られた 不人気OSのレッテルは
Win8.1でも 変わらないのでは無いか… と小生は思っています。


撮影一口メモ:
 写真1、少しアップで撮ったらモニター画面にモアレ縞が入ったので、以降の写真は接近して広角側で撮ったら 目立たなくなった。
 写真11、画像は一部
加工してある。
写真1
 プログラムAE 露出補正=-1/3EV 焦点距離=60mm ISO=オート 画質=JPEGラージ,ファイン WB=オート AF S100
写真2~11共通
 
焦点距離=30~40mm      他は同じ

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モニターキャリブレーション



デジタルカメラで撮影した画像を 最終出力形である プリントにする際、とても大事なのが
色味の調整 です。

レタッチで 色味を追い込んで行くのですが、その作業の基準となるべき
モニターの色味 が狂っていたのでは、これで完成! と思った絵の色が 実は変なモノだった…
という事になってしまいます。

そこで大事なのが モニターのキャリブレーション(色校正)。

写真のレタッチ等にも使える 高級モニターは、色の再現域が広いだけでなく 微調整が可能で
その微調整作業を 半自動 でやってくれるのが キャリブレーション装置 です。

小生は その装置が付属したモニター (EIZO
 の FlexScanSX24 シリーズ)を使っているのですが
ご参考までに その作業を ご紹介しましょう。

この写真は キャリブレーターを PCに接続して、キャリブレーションソフトを 立ち上げたところです。



この装置の表側には 環境光 のセンサーが有り…



裏側には モニター光のセンサー が有ります。



この装置を モニターの 所定の位置に当てて ソフトを動かすと…



画面が R・G・B や 黒~白の明るさ を測る表示に 順に切り替わって行き、
ソフトが 自動的に 最適な色再現と明るさ設定 に調整してくれる という訳です。

これで モニターは正しい色再現を約束してくれるので、後は
自分の感性に従って レタッチ作業をする… という点に 集中出来ます。


なお 小 風景写真サイト 「四季逍遊」 を 定期更新しましたので、宜しければ 覗いてみてください。
        http://www.geocities.jp/shikishoyu/

右欄外 「ブックマーク」の 「 四季逍遊 」 でも リンクしています。


撮影一口メモ:
 写真1~5共、本来毎月作業すべきらしいが つい手間で 数ヶ月に1度程度になってしまう。
写真1
 絞り優先AE f2.8(1/30sec) 露出補正=-1/3EV 焦点距離=40mm ISO=オート 画質=RAW WB=オート AF S100
写真2
 f5
(1/13sec) 焦点距離=90mm
写真3
 f4.5
(1/15sec) 焦点距離=70mm
写真4
 f2.5
(1/40sec) 焦点距離=30mm
写真5
 f3.2       
       
 
     
他は同じ

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データバックアッップの話

折々の「フォトエッセイ」で デジカメの「データバックアップ」の重要性については
何度かお話ししてきましたが、しつこく 改めてもう一度!


実は つい一昨日も、写友のT氏から
「データを保存していた 外付けハードディスク(HDD)が全く動かなくなって、データを取り出せない」
というご相談を受けました。

機械物であるHDDは いつか或る日 突然壊れるモノです。
PC自体も 時々動かなくなりますが、ソフト的に「固まってしまう」ケースでは
無理矢理にでも 再立ち上げすれば、殆どの場合 大きな問題は有りません。
しかし HDDがハード的に壊れるケースの場合、中のデータは かなりの割合で取り出せなくなる
という、最悪のケースが 起こり得ます。大事なデータが 一瞬で無くなってしまうのです。
そんな訳で データバックアップは、ウイルス対策と同様 最重要課題として
皆さんにも 真剣に向き合って戴きたい と思います。

かく言う小生も、実は昨日 バックアップ体制を大変更したので、この機会に
またこの話題に触れておこう と思った次第です。

データバックアップの一般的なやり方:
 データ量が少ない(数GB程度以下の)方の場合は、DVD-Rなどにバックアップするのが良い
 と思います。しかし デジカメをやっていると 見る見る内にデータ量が増えて行き、数十GB程度
 になると DVD(1枚につき4GB強)を10枚程も 取っ替え引っ替え保存する事になり、手間が
 掛かって大変です。
従来の小生のバックアップ方法:
 小生の場合 RAWデータだけで2万枚弱、JPEGやその他のファイル等を含めると、バックアップ
 の総量は 約200GBにも及び、DVDを何十枚も 差し替え続ける訳には とても行きません。
 そんな訳で 今までは、「外付けHDD」を2台繋ぎ 毎月末と月半ばに それぞれ別のHDDに保存
 していました。これで PCのHDDがダウンしても 半月前のデータまで 復旧できる訳で、
 更に悲惨な 「PCのHDDと バックアップ用HDDの1つが 同時にダウン」した場合でも
 他方のHDDで 一ヶ月前のデータまで復旧できる という訳です。
昨日から始めた 新しい小生のバックアップシステム:
 上記の方法での問題点は 2つ。
 HDDが古いモデル(インタフェースがUSB2.0)の為に 転送速度が遅く、データバックアップに
 5時間程掛かった事と、2台のHDDを 半月毎に交互に使い分けるのが 少々辛気臭い事。
 別に大きな問題では無かったのですが たまたまTV録画用のHDDが不調になって 要交換状態
 になったのを機に、「ミラーリングHDDシステム」 に切り替える事にしました。
 即ち 新しいHDDシステムを導入し、それまで使っていたHDDは TV録画用に転身して貰うのです。
ミラーリングHDDシステムとは:
 大事なデータを 非常に高い信頼性で守るシステムで、2台のHDDに 同時に同じデータを書き
 込み、万一片方が壊れても他方のデータが残る という考え方で、「RAID1(レイド ワン)システム」
 とも言われます。先輩写友のS氏が 昨年導入された事も刺激となり、小生もいつかは導入せねば…
 とは 以前から思っていたのです。
 業務用コンピューターのデータ管理では 昔から至極当たり前のシステムなのですが、個人用機器
 も 随分求めやすくなっています。ご参考までに 小生が近くの家電量販店のE で買い求めた機器
 を ご紹介しておきましょう。



RAIDシステムを組む本体(上)と、その中に組み込むHDD2台 です。
本体は USB3.0インタフェース、HDDは 容量各2TBで 回転速度が 7200rpm の高速型、
3つで 総額 約2.4万円でした。

因みに 今まで使っていたHDDの回転速度は 5400rpm と、標準的な早さのモノで
この差による 転送時間の短縮 にも、多いに期待 してしまいます。 



本体にHDDをセットし RAID1(即ち ミラーリング)システム の構築を選択・設定します。

特に難しい作業ではありませんが 購入したお店の方に相談すれば (もしかすると 若干の技術料を
取られるかも知れませんが)やって貰えると思います。



これは 今まで使っていたHDD(左の 緑ランプが点いているの)から RAID1システム(その右)に
セッセと データを移している所。
小生の場合 計820GB程の移動が 約12時間で終了しました。

ちなみに 右の図太いのが 小生のメインPCで、近所のパソコンショップP で組んで貰った
セミオーダー品で、主な仕様は…
         CPU: Intel Core i7 3.9GHz
         RAM: 8GB
         SSD: 240GB
         HDD: 1TB、これに2TBHDDを1台内部増設

という、強力で頼もしいヤツ です。

データの移動も 無事終了し、今までのHDDは TV録画用に引っ越しして貰って、
全てが順調に稼働中です。
後は 今月半ばの 定期バックアップの際に、今までは(USB2.0で)約5時間掛かっていたのが
(USB3.0の)新システムで どれ位に短縮出来ているのか 確認するのが楽しみです。

'13.7.10追記:
  転送速度の比較検証を やってみました。
  USB3.0インタフェース、7200rpmの 新RAID1システム の結果は…
      従来(USB2.0、5400rpm)比で 約4.2倍の速さ (転送速度は 約86.6MB/s)
  と判明。
  従来 バックアップに 約5時間掛かっていたのが、いや~早い!快適!!
  USB3.0 は 同2.0 に対し、理論値で約10倍早いのですが、実績値で4.2倍というのは
  (回転速度の違いも有るとは言え) 立派な結果だと思います。


撮影一口メモ:
 写真1・2
、テーブルの色が何故こんなに違うのか不明だが HDDデータの移動に気が急くので そのままとした。
写真1
 プログラムAE 露出補正=-1/3EV 焦点距離=60mm ISO=オート 画質=JPEG ラージ,ファイン WB=オート AF S100
写真2
 露出補正=-1EV
写真3
 露出補正=-2/3EV 焦点距離=50mm     他は同じ

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色空間の話

 少々マニアックな デジカメ写真の色 のお話しです。

 人間の目で見える色の範囲、そして モニターや印刷物で表現できる色の範囲、それらを経
済的に可能な方法で 出来るだけ一致させたい、そういう趣旨で「色空間(いろくうかん、color
space)」という考え方が規定されています。
 デジカメ等の分野で 一般的に用いられているのが、sRGB(エス アール ジー ビー)と
Adobe(アドビ)RGB の2種。前者が汎用的に使われているのに対し、後者は少し特殊 と
言えます。後者は前者より
も表現できる色の範囲(色域)がかなり広く、人間が見分けられる
色種の限界に より近付ける目的で規定されたモノです。
 後者の方が優れているのなら 全てそれに統一すれば良さそうなものですが、現時点でそう
なっていないのには 理由が有ります。それは 後者を実現するにはお金が余計に掛かるから。
そんな現実的な話を少々…。

 デジカメで写真を撮り 最終的には全紙プリントで発表する事を目的としている小生も、つい
先日まで前者の sRGB を使っていたのですが、訳あって後者の Adobe RGB に、先月
下旬に切り替えたばかり。先ず両者の特徴を、少々乱暴にですが 整理してみま
しょう。

sRGB(スタンダードRGB色空間):
 ・国際電気標準会議が定めた 国際標準規格の色空間で汎用性が有り、これで困る事は
  実質的に殆ど無い。要するに 両者を見分けられる程に目の肥えた人は 余り居ないと
  いう事。最終アウトプットがモニター画像である 映像やWeb関係では、プロも含めこれが
  標準。
 ・R(赤)G(緑)B(青)の3色を 各8ビット(256階調)で表現するので ハード/ソフト処理が
  楽で、機器を安く作る事が可能。3色の組み合わせで、計1677万種の色を表現可能。
 ・街の写真屋さんでプリントする場合は、これで無いとダメ(一部の色がくすんでしまう)。
  要するに高いプリントシステムは使っていない。
 ・人間が識別できる色種の内、特に緑色の一部(エメラルドグリーンなど)を 上手く表現
  出来ない(色域
が狭い)。
 ・一般的なパソコンモニターや インクの色数が少ない(4色程度の)家庭用インクジェット
  プリンターでは、これしか表現出来ない製品が多い。

Adobe RGB(Adobe Systems社が提唱するRGB色空間):
 ・人間が識別できる色種の、かなりの部分を再現出来る(色域がかなり広い)。最終アウト
  プットが紙媒体であるプロの印刷や色校正の分野では これが標準。
 ・RGBの3色を 各12ビット(4096階調)~14ビット(16384階調)程度で表現するので、
  それが可能な材料を使ったり ハード/ソフト処理が重い等の為に、機器の価格が相対
  的に高くなる(処理速度が速い素子を使う 等の為)。3色の組み合わせで、計687億~
  4.4兆種の色を表現可能。
 ・街の写真屋さん(再現色域が狭いプリントシステムを使っている)で これをプリントして
  貰うと、一部の色が再現できない為にくすんでしまう。一部の「プロラボ」と呼ばれる 作品
  製作を主業務とする写真屋さんでは、これに対応出来る高級なプリントシステムを使って
  いる所がある。
 ・高級モニター(約10万円程度超)や 多(8~10)色インク式のインクジェットプリンター
  (約5万円程度超)は、これにほぼ対応している。

 ここで注意すべき点があります。それは…
 1.カメラで撮ったデジタルデータ
 2.色味をチェックしたりレタッチする際に使う パソコンモニター
 3.紙にプリントする機器(インクジェットプリンターや写真屋さんのプリントシステム)
…の 3つ全てが、sRGB または Adobe RGB の何れかに統一されていないと、
色味の
バランスが崩れてしまう という点です。
 即ち 1.も2.も Adobe RGB だが、3.プリントを依頼する写真屋さんのプリントシステ
ムが sRGB だったらダメ!(色がくすんでしまう)という事。
 また 1.も3.も Adobe R
GB だが、2.パソコンのモニターだけは sRGB という組み
合わせもダメ!(自分の意図した調整色よりも 濃く上がってしまう)という事なのです。

 一般的なデジタル一眼レフカメラは sRGB と Adobe RGB の両方に対応しているの
で、どちらかを選択すれば良いだけなのですが、問題は2.のモニターと 3.のプリント機器
です。
 小生は 少々張り込んで、モニターとインクジェットプリンターは かなり高級機(エヘン!)を
揃えているので、後はどちらを選択するか だけの問題でした。では何故今まで前者で、何故
今になって後者に変えたのか? をお話しします。

今まで sRGB にしていた理由:
 最終的なアウトプットは展示用の全紙プリントだが、それは馴染みの写真屋さんに依頼して
 いる。そこは sRGB しか対応していないので、それに合わせて全て sRGB で統一して
 いた。

最近 Adobe RGB に変えた理由:
 自分の目が どれだけしっかり色味の判断を出来ているのか、勉強と自己確認の為に より
 優れた色空間で有る Adobe RGB を使い、自分の「逃げ場」を無くして 言い訳出来なく
 する(もし自分がプリントした写真の色が変なら 色を見る自分の目が悪いという事)。要する
 に もう少し上を目指してみよう!という事。
 写真クラブの例会提出用プリントは 従来は写真屋さんに出していたが、この為に家のイン
 クジェットプリンターを使用する事にする。勿論 カメラ、RAW現像やレタッチの為のソフト、
 そしてモニターとプリンター間の色合わせも 設定変更した。
 但し ここで問題が一つ有り、全紙プリントについては (プロラボは2~3倍高いので)従来
 通りに sRGB の馴染みの写真屋さん(安い!)に依頼したい。その際は 改めて依頼用に
 sRGB に設定を戻したモニターで 色味調整し直す必要がある。しかしそれは 今のところ
 年に20枚以下程度なので、余り大変な追加作業では無い。




 詰まらない話で ウンザリでしょうが、一応ご参考までに 全く同じデータを sRGB(上)と Adobe
RGB(下)で処理した画像を 並べてみます。両者の差は 余り判らない程 極僅かです。
 また これを見てくださっている貴パソコンモニターが もし安価(失礼!)な機種だと、更に差が判り
難いかも知れません。

 どちらの色空間を選択するかは、各個人毎に環境(モニターやインクジェットプリンターの機種)や
条件(最終的なアウトプット=表現手段が Webか紙か)等が異なる為に、「こっちにするべきだ」 と
いう話ではありません。各自判断すれば良い事ですが、一般的には sRGB で全く何の問題も無い
という事だけは、お伝えしておきます。

 以上ダラダラと 色気の無い色噺 でした。

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