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さて本題、昨日のブログの続きです。
この「大阪国際空港周辺都市対策協議会」、
芦屋・尼崎・池田・伊丹・大阪・川西・吹田・宝塚・豊中・西宮・箕面(50音順)
の計11市で構成されていることから、通称「11市協」と呼ばれています。
この団体が、そもそも、騒音・安全対策を最大目的として
結成されたというのは昨日のブログでも書いた通り。
ところが、これとは別に
「大阪国際空港周辺地域活性化連絡会」という会が、11市協のうち
芦屋・尼崎・大阪・西宮の4市を除く7市で結成されています。
通称(?)、7市連絡会とも言われる、この会が「空港周辺の活性化」を
目指したものであることは、名前からも明らかかと。
で、決算を見ると、不思議なことに、会計上、
○毎年、騒音・安全対策を旨とする11市協から
○空港周辺の活性化を目的としている7市連絡会に対して、
助成金を支払っている
という、けったいなことが行われています。
なんじゃ、こりゃ???
平成21年度の11市協の決算によると、
○7市連絡会に加入する各市からの分担金収入35万円
○7市連絡会に対する助成金支出35万円
と、収入と同額が助成金として支払われています。
で、同様に、平成22年度予算でも、
○7市連絡会に加入する各市からの分担金収入35万円
○7市連絡会に対する助成金支出35万円
が計上されています。
敢えて、非常に感じの悪い言い方をしますと。
「7市連絡会に加入する各市が、11市協をトンネル団体として使って、
7市連絡会に助成金を支払っている」
ということになると思うのですよ、これ。
そもそも、この両組織は、それぞれの成り立ちの目的からして
全く違っています。
(というか、個人的には「安全性向上・騒音の抑制」と「空港の活性化」は
明確に矛盾すると思っています。)
そもそもの目的が全く異なる組織が、
「空港の活性化を図りたい!」という明確な意思を持っている側によって、
こういう使い方をされることには、強い違和感を感じます。
実際、昨日の質疑で、この点を確認したところ
「西宮市としては、このような会計処理は止めるべきだということを
再三言ってきているが、反映されない。。。」
という答えが市側から帰ってきました。
大阪国際空港・関西空港・神戸空港という3空港のあり方については、
現在、様々なレベルで議論が繰り広げられています。
「大阪国際空港は将来、こうあるべきだ!
そのために、西宮市はこの問題に取り組むのだ!」
という明確な意思を持って、11市協に参加しているのなら、
いざ知らず、西宮市に、この問題に対する明確な考えはありません。
であるにも関わらず、
「大阪国際空港を維持・発展させていくのだ!」
ということを主目的としているかのような組織に参加し続けることは、
「西宮市も同じ考え・立場に立っている!」
という誤ったサインを発していることになりかねないと思うのですよ。
これ、この問題が国家的な課題の一つとして議論されていることを
考えれば、もっと慎重に考えるべき問題だと思うのです。
そもそも西宮市において、この問題を担当している部署が
騒音・大気汚染などを主な担当とする「環境監視グループ」であること自体、
西宮市の「空港問題は騒音・安全問題である」というスタンスを
如実に示すものだと思っています。
繰り返しになりますが、こうした状況の中で、
きちんとした定見を持っていないにも関わらず、
一方の立場に大きく偏った団体に参加し続けることには、
きわめて慎重であるべきです。
○まずは本来の目的である騒音・安全対策を目的とする組織に戻すべく
強く働きかける
○どうしてもそれが出来ないなら脱退する
ことも考えるべきだと思うのです。
と、そんな感じのことを、昨日は色々と言ってきたのですが、
そもそもの昨日の委員会の目的は、
「7/30の総会に先立って、議会の意見を聞く」
ということでした。
言いたいことを言っては見たものの、その意見が、
どないか反映されるのかどうかさえ分かりませんので、
こちらも可能であれば、
傍聴に行ってこようと思います。
というわけで、今日は、これまで。
それでは失礼いたします。
※なお念のため言っておきますが、私は
「大阪国際空港を活性化するべきだ!」「いや、廃止・撤去するべきだ!」
という、どちらかの意見を言っているわけではありません。
意見が定まらないまま、どちらかの意見に強く肩入れしている団体に
参加し続けることは、よくないのではないか?
ということを言っています。
その点、誤解のなきよう、よろしくお願いします。