西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

二代連続でルール破りの天下り職員×退職金受給を許した西宮防犯協会。ここはキチンと責任を問わないと!

2016-06-06 18:52:48 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日の私的メインイベントは、午後の民生常任委員会で行われた防犯灯に関する報告話。
これ、具体的にいいますと
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●これまで西宮市内の防犯灯は西宮&甲子園の両防犯協会が保有・管理していた
●今年4/1時点で、これら防犯灯の所有権を市に移管し、市が防犯灯の維持・管理を直営化した
●これに伴い、全防犯灯約21,000基の現況を調査したところ、登録されている位置に存在が確認できなかった防犯灯が335基存在することが明らかになった
●この消えた防犯灯335基について、再調査の結果が出たので本日、その報告があった
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という話です。
ちなみに、この話、私がブログで取り上げたのを新聞社さんが追いかけたことに端を発した話です。
初期段階の具体的な話は↓こちら↓。
  ↓
【ご参考】
聞けば聞くほど怪しいぞ、この話。というわけで徹底的に追及します!@消えた防犯灯@2015年11月のブログ

で、再調査の結果は、こちら。
  ↓

  ↑
上のブログにも上げた話ですが。
私、この消えた防犯灯話について「そもそも防犯灯を設置していないにも関わらず、設置したことにして補助金を不正に取得している事例も存在するのでは???」と疑っていたのですよ。
が、結論から言いますと、どうやら、そういう事例はなかったようです。

改めて、上の表をご覧頂きたいのですが。
消えた防犯灯335基のうち、「再調査で存在が認められた」のが72基。
これ、要するに「よくよく確認したら、ちゃんとあった!」という話ですね。
なので、この72基については「実際には設置していない防犯灯を、設置したことにして補助金を不正に取得!」という話はあり得ません。
また、もう一方の「再調査で存在が認められず」の263基についても「道路照明灯へ変更となっていたもの、設置されていた時の写真があったもの、、地域から過去に防犯灯があった様子が聴き取れたことなどから、意図的な不正行為は無かったものと判断しました(@本日の配付資料)」とのこと。
この内容についても、非公式に市側とやりとりしてきた内容も含めて、信用して良いと思っています。
なので、繰り返しになりますが、補助金の不正取得は無かったと判断して良いかと。
一方で、この話、他にも、市が払う必要のない電気代を払っていたという問題がありまして。

上の表の「関西電力との電気使用契約の有無と補助金過誤交付額」をご覧頂きたいのですが。
そもそも防犯灯の電気代は、関西電力との契約に基づいて支払われることになっています。
言い方を変えると、
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①関西電力との契約が結ばれていれば、防犯灯がなくても電気代を払わなければならない!
②関西電力との契約が結ばれていなければ、防犯灯があっても電気代は払わなくてよい!
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ということですね。
で、上の表の「契約有」は①にあたります。
つまり、「再調査で存在が認められず」の263基に限定すると、
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●実際には防犯灯は存在しなかったが、関西電力との契約上、防犯灯が存在することになっていた
●なので市から防犯協会を通じて、関西電力に電気代を払っていた
●こういう経過を経て発生した、本来なら支払う必要がなかったのに支払われた関西電力への過誤納付額が過去6年間で計653,482円
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ということです。
市は、これに関して「防犯灯が無く、電気を使用していなかったにも関わらず、支払を行っていた40基、653,482円については、現在返還が可能かどうか協議中」とのこと。
まあ実際には帰ってくる可能性は、きわめて低いと思いますが。

次に、上の表の「契約無」。
これは②にあたるので、関西電力に電気代を支払う必要はないんですよね。
でも市側から防犯協会に対しては、「防犯協会が関西電力に電気代を支払っている!」という前提で、過去6年間で4,259,799支払っていたというわけです。
本日、報告された内容を思いっきり要約すると、要するに、この「4,259,799円の返納を防犯協会に求める!」というものになろうかと。
私、このこと事態は、きわめて妥当な内容だと思っています。
そら当然、そうするべきですし、そこに異論はありません。

一方で、この話、「過誤支給額を返納さえしてもらえば、それで一件落着!」というような話でもないんですよね。
そもそも、これって「防犯協会が、市から多く受け取りすぎていたお金を返す...」という話でしかないのですから。
ですので私、こういった事態を起こした実務上の責任者である防犯協会事務局に、なんらかの形で責任を取ってもらわんことには示しがつかないと思っています。
それこそ辞任とか、辞職とか。
大体、この西宮防犯協会という組織、二代に亘って、市からの天下り職員である専務理事が、天下り職員には禁止されている退職金を受け取ってバックレる等、問題がありすぎるんですよね。
  ↓
【ご参考】
西宮防犯協会の不適切な支出について×市政報告38号@2014年8月発行

ところで、消えた防犯灯についての、一連の話。
以前の「どこにも誰にも責任は無い。だから、どこの責任も誰の責任も問わない!」的なスタンスに比べると、少しずつマシな方向に市の姿勢が変わってきているようにも感じます。
そら、こんだけ色々ツッコんできたんですもの、そうなってもらわんと困るっちゅう話もあるわけですが。
  ↓
【ご参考】
消えた防犯灯の謎を追え!! ①@2016年2月のブログ
消えた防犯灯の謎を追え!! ②@2016年2月のブログ
消えた防犯灯の謎を追え!! ③@2016年2月のブログ

だからこそ、ここはしっかり責任を問うべき所については責任を問うてもらわんと示しがつかんと思うんですよ。
というわけで引き続き、しっかりと展開を見守ると共に、厳しい指摘を続けてまいります。
逃がさへんで~!!!

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


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