西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

消えた防犯灯の謎を追え!! ②

2016-02-15 17:28:10 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

私、今、西宮市議会の会派(=政治信条・政策の方向性を同じくする議員の集まり)の一つである「会派・ぜんしん」で幹事長を務めております。
で、その関係で3月議会では代表質問をすることになりました。
出番については、↓こちらの通り↓で、2/26(金)の午後1時からの予定です。


ちなみに代表質問とは何か?と言いますと
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●議会に対して、来年度の予算案が提示される
●あわせて、市長が来年度の予算を組むに当たっての基本的な考え方を「「施政方針」という形で示す
●上を受けて、会派メンバーの誰か(主に幹事長)が会派を代表して市長&市当局に質疑する
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というものです。
で、実は私、代表質問って、今回が初めてなんですよね。
幹事長自体は、過去にも経験ありなんですけども。
なんで、ここは一発、気合い入れていかなあかんな、と。

個別の問題をガッツリ突っ込む一般質問とは違い、代表質問は「もっと大きなテーマについて問うもの!」みたいな不文律があるので、ちょっと、原稿の作り方も考えないとあきませんし。
初めてだけに、いいものにできるように頑張ります。

と、それはさておき「消えた防犯灯の謎を追え!」シリーズの続きなど。
それでは早速始めます。

★★★★★★★★★★★★★★★★

また、もう一点、今回の報告に関して甚だ強い違和感を感じている点があります。
示された「防犯灯の設置・維持管理に関する市の考え方について」からは
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●善意で、防犯灯の維持管理という重大な任務を担ってきてくれたのは防犯協会であり、自治会
●その期間が長年にわたる中、たまたま事務的な手続き漏れ等もあって、このような問題が発生していた
●それがたまたま、今回の調査で明らかになっただけ
●だから、誰も悪くない!
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としか表現しようのない、市の主張が漂ってくるように感じています。
しかしながら前に述べた通り、工事完了届に写真を添付する必要もない、工事完了後の現場確認も行っていないという市のこれまでの運用自体が、今回のような問題が発生した背景に存在することは明らかです。
また過去には、市から防犯協会への天下り職員がルールに反して退職金を二重受給して問題になったことが二度に亘って発生したという事実もあります。
 ↓
【ご参考】
しぶやの市政報告38号@2014.8発行×西宮防犯協会の不適切な支出について

こうしたことを考えるにつけ、現在の防犯灯管理システムのデータの基となった2000年実施の防犯灯全灯調査結果自体が信頼に値する内容であったのかということについてさえ、疑問を感じずにいられません。
いずれにしましても、今回の問題が発生した過程における市の責任は極めて重大だと私は考えます。
それでは以上、述べてきた内容を踏まえて三点質問します。

【質問①&②】
消えた防犯灯について、当該地における過去の工事実績を精査するとともに周辺調査を行い、市が「主な原因」とした状況が当てはまるかを徹底的に調査するべきと考えるが、どうか?
また調査の結果、市が言うところの「主な原因」以外の原因が浮上した場合、市として、どのように対応するのか?
 ↓
【答弁①&②】
本市では、平成28年度からの防犯灯の直営化を予定しており、その設置状況を把握することを目的に全灯調査を実施いたしましたが、その結果、335基の防犯灯が 登録の位置に存在しないことが判明いたしました。
市としましては、防犯灯が登録位置に存在しなくなった主な原因として、道路工事や宅地開発工事等に伴う復旧がなされなかったことや、当初設置された場所から移設されたが、市に対して設置場所の変更手続きがなされなかったことが主な原因と推測しており、現在、西宮・甲子園両防犯協会を通して防犯灯を維持管理している自治会等に対し、登録位置に存在しなくなった原因や時期等について再調査をお願いしています。
再調査の結果、当初設置された場所から移設したとの報告があったものにつきましては、実際に変更場所に存在するかどうかを再度確認してまいります。

ご指摘のとおり、道路工事や宅地開発工事等に伴う復旧がなされなかったことが 原因と考えられるものにつきましては、道路工事や宅地開発工事が、当該地において実施されたかどうかを、一定期間遡って調査することは可能であり、市としましても、今後、調査を行ってまいります。
道路工事等が実施されたことを確認できましても、当該工事により、防犯灯が撤去され、復旧されなかったと断定することは困難ですが、道路工事等の記録を精査する中で、確実に撤去された時期が確認できた場合においては、補助金返還の対象であると考えます。
いずれにしましても、市としましては、防犯灯の維持管理にかかる電気事業者への電気使用契約の状況を確認するなど、不正な補助金の受領が無かったかどうかなどについて詳細に調査し、再調査の結果、万一、架空の申請等不正に補助金を受け取る行為が判明した場合には、補助金の返還請求等厳正に対処してまいります。
 ↓
【再質問①&②】
(※注 ここ意向のやりとりはぶっつけ本番だったので、かなりザックリになっている点、ご容赦下さい。
     なお具体的な内容は、↓こちらの動画↓でご覧頂けます。
     西宮市議会インターネット中継×該当部分は44分くらいから )

「道路工事や宅地開発工事等に伴う復旧がなされなかったことや、当初設置された場所から移設されたが、市に対して設置場所の変更手続きがなされなかったことが」「防犯灯が登録位置に存在しなくなった主な原因と」「推測して」いるとの答弁だった。
その具体的で明確な根拠を示せ。
 ↓
【答弁】
防犯協会がそう言ってる。
自分達も、そう思う。
 ↓
【再々質問①&②】
防犯灯管理システムは2000年度の全灯調査結果を基に、その後の推移を加えて構築されたもの。
このベースになった全灯調査の信頼性自体に問題があった可能性は考えられないか?
 ↓
【答弁】
外部に委託した事業。
ちゃんとやってくれてると思う。
 ↓
【再々々質問①&②】
ちゃんと委託した内容が遂行されてるかの確認はしているのか?
 ↓
【答弁】
確認はしていないが、ちゃんとやってくれたはずだと思っている。
 ↓
【再々々々質問①&②】
2000年度に構築されたシステムが正しかったと仮定して、構築後の新設移設等をシステムに反映していく過程で、ミスがあった可能性はないのか?
 ↓
【答弁】
きちんとやれているはずだと思う。
 ↓
【一旦、意見要望】
全部の話が「やれてると思う」「と推測する」と言った根拠のない話ばかり。
にも関わらず、主な理由を決めつけて、それに則って調査を進めようという姿勢自体に強い違和感を持っていると言うことを、まずは指摘しておく。

★★★★★★★★★★★★★★★★

てな感じです。
この話、も少し続きますので、もうちょいお付き合い下さいませ。
しかし、のれんに腕押し、ぬかに釘とは、このことかと。。。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します!


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