西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

現場業務に携わる技能労務職員の数が多すぎる上、職員(とりわけ技能労務職)の平均給与が高すぎる。これが本市の人件費が高くなる、最大の要因です。

2023-12-18 10:46:45 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

毎月第3日曜日恒例の公園水路清掃も、年内は昨日がラスト。
前日と打って変わった寒さに、ひょええ...と思いながら始めたスタート時点の様子はこちら。
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んで約1時間経過後、すっかり体もポカポカ温かくなりました!状態での水路の様子はこちら。
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いやあ、スッキリしますね、こういう風になると。
こういう目に見える成果が短時間で出るお仕事、大好き。

さて本題、一般質問のご報告の続きですよ。
ここからは、お待たせしました!の人件費削減のための具体策シリーズです。
それでは、どうぞ!

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「人員削減と給与水準見直しのための具体策」についてです。
財政危機の顕在化を踏まえ、10月に公表された「西宮市財政構造改善基本方針」において、「本市の財政上の課題」として「硬直化した財政構造が、本市の財政運営上の大きな課題」「人件費総額が中核市 62 市中2位となっており、経常収支比率を押し上げる最大の要因となっている」という内容が示されました。
本市が財政危機を脱するために、人件費の削減を避けて通れないのは明らかです。
そして、そのための目標として示された20億円以上の削減は、職員数200人削減だけでは到底実現できないことが、先程の質疑で明らかになりました。
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【ご参照】
200人削減を実現できたとしても、削減できる費用は10億円以下。20億円の目標には到底、届かないことが判明したわけですが...@一週間前のブログ

さて人件費を削減するためには、「職員数の削減」と「給与水準の見直し」という二つの視点が必要です。
そこで、その双方について、問題を指摘すると共に、改善策を提案していきます。
まず職員数についてです。
資料⑥をご覧下さい。
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総務省公表の決算カードを基に調べたところ、2021年度時点で本市の技能労務職の人数は420人。
対して、中核市(62市)における技能労務職の人数の平均値は197人でした。
本市の技能労務職員数は中核市平均と比べて倍以上。
人数が200人以上も多い上(←いみじくも、市長が削減目標としてぶち上げた人数とちょうど同じですね...)、面積500㎢以上・人口50万以上と、本市より明らかに規模の大きい姫路市、鹿児島市に次いで多く、技能労務職の削減は必須です。
なお技能労務職の採用については財政危機に陥り、人件費の高さが最大の要因とする一方、10/25付・市政ニュースでごみ収集業務を行う衛生作業員5名とゴミ焼却業務を行う施設技能員4名を募集。
今後、用務員も募集したいと考えているという話が伝わってくる等、あまりにも危機感がないという点については、強く指摘しておきたいと思います。

次に給与水準についてです。
資料⑦をご覧下さい。
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一般行政職の西宮市職員の平均給与月額は417,226円。
一方、兵庫県は377,354円、国は405,049円、類似都市平均は363,649円。
西宮市職員の給与を100とすると、県職員は90.4、国は97.1、類似都市平均は87.2となっています。
次に、技能労務職の西宮市職員の平均給与月額は413,145円、兵庫県は368,123円、国は328,416円、類似都市平均は352,752円。
同じく西宮市職員を100として比較すると県職員が89.1,国が79.5,中核市では85.4。国・県・類似都市のどれと比べても本市職員の給与水準が大幅に高い水準にあることは明らかです。
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ただ給与水準が高い!という点については、闇雲に「とにかく、全員の給与を下げるべきだ!」と思ってはおりません。
むしろ頑張らなくてもサボってても、給与が上がり続ける、そういう仕組みになっている。
そういうところこそが問題だと思っており、ここについては次回以降のブログで取り上げようと思っています。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


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