西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

退職金の引き下げについて。

2013-03-26 16:59:11 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日で三月議会は終了。
色々とご報告するべき内容があるのですが、
今日は、その中の退職金に関わる話など。

ちょっと前に、公務員の駆け込み退職に関わるニュースが
いろんなところで話題になっていました。
これ、そもそもは、
〇昨年11月に「国家公務員退職手当法等の一部を改正する法律」が
  成立した。
〇これによって国家公務員の退職手当が減額されることが決定した
〇具体的には以下の通り。
⇒2013/1/1~9/30の間に退職・・・従来と比べて平均・約140万円減
⇒2013/10/1~2014/6/30の間に退職・・・従来と比べて平均・約280万円減
⇒2014/7/1以降に退職・・・従来と比べて、平均・約400万円減
〇これを受けて、全国の地方自治体が、
  年度途中に退職手当金額の削減に取り組もうとした
という流れの中で起こったものでして。

少しでも早く実施した方が、全体から見た退職金の支給額は、
大幅に削減されます。
そういう意味では、
年度途中であれ、少しでも早く実施した方がいいというのは
一つの有力な考え方です。
一方で、年度途中での退職金減額を実施した場合、
大量の駆け込み退職が発生する可能性があることは、
最初から分かっていた話です。
そう考えると、ずいぶん乱暴な話だというとらえ方もできるわけで。
いずれにしても、悩ましい話だと思います。

ところで、多くの自治体は、職員の退職手当制度を
国家公務員と同様の内容で設計しています。
だからこそ、上にあげたように、全国の地方自治体でも
国と同様に退職手当支給額の削減が進められたわけで。
というわけで、本市でも以下の通り、退職手当が減額されます。

⇒2013/4/1~2014/3/31の間に退職・・・従来と比べて、平均・約150万円減⇒2014/4/1~2015/3/31の間に退職・・・従来と比べて、平均・約300万円減⇒2015/4/1以降に退職・・・従来と比べて、平均・約420万円減

国との違いは、削減の時期を後倒しにして、
年度末のタイミングに合わせたことだけです。
平均減額の差は給料水準の違いによるもので、
削減される率は国も西宮も同じです。

繰り返しになりますが、悩ましい話だと思うのですよ、この話。
なので、良いとか悪いとかの話は抜きにしたうえで、
金額的にも非常に大きい話なので、ご報告をば。
それでは失礼いたします。


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