西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

市の事業や施設を外部に移管しようとする姿勢には好感。更に一歩、少しでも多くの資金を捻出しようとする姿勢を持つことに期待します!

2024-04-24 17:09:37 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日の議会運営委員会にて、令和6年4月3日に発生し、以降も被害が発生している台湾東部沖地震について、義援金を募集することの報告がありました。
市役所関連の募金箱設置仮称は以下の10ヶ所で、募金箱設置期間は令和6年4月22日(月)から令和6年7月31日(水)まで。
 ↓
・西宮市役所本庁舎1階 総合案内所
・第二庁舎 4 階 危機管理室
・鳴尾支所
・瓦木支所
・甲東支所
・塩瀬支所
・山口支所
・アクタ西宮ステーション
・夙川市民サービスセンター
・上甲子園市民サービスセンター


口座振込も受け付けているとのことですので、よろしければ是非ご協力下さい。
 ↓


さて本題、今日は本日の健康福祉常任委員会で報告があった「西宮市立介護老人保健施設すこやかケア西宮の今後について」です。
ちなみに介護老人保健施設とは、要介護1以上の要介護高齢者が、自宅復帰を目指すための介護保険施設。
当該施設は平成9年5月の設立後、一貫して西宮市社会福祉事業団が運営しています。
なお、この施設の一部について
-----
●本来の使用料は年額8,371,678円だが、1円も支払われていない
→同種の施設は他にも複数存在するが、それら施設は介護保険制度の下、自主自立で事業を行っている
→すこやかケア西宮の当該部分だけは、賃料を100%減免して社会福祉事業団に貸し出しているのは問題!
-----
と追及した結果、昨年には50%減免で年間約420万円の賃料を徴収するに至ったことは、大きな成果だと自負しています。
 ↓
【ご参照】
外郭団体に無料で貸していた土地・建物。指摘を受けて、市が賃料の徴収を始めました!@2022年3月のブログ

で、今回の話。
ものすごくザックリまとめると
-----
●令和10年度末まで、当該施設の管理運営を社会福祉事業団に委託している
→この委託期間を令和8年度末までに改め、その後、当該施設を社会福祉事業団へ無償譲渡する
●この期間短縮に伴い、従来、予定していた抜本的大規模修繕は取りやめ、今後今後10年維持できる程度の修繕に留める
→これによって7億円かかると見込んでいた修繕費を3千万円程度に抑えることができる
-----
という話だそうな。
100%否定するわけではありませんが、
-----
●社会福祉事業団に譲渡するのが前提
→しかも建物は無償で譲渡!
-----
という内容については、強い違和感があるんですよね。

市としては「現在、施設を運用しているのが社会福祉事業団。勝手も知っているし、入居者の状況等もよく分かっている。」ということのような。
が、同種の施設が他にも複数存在する以上、市の外郭団体である西宮市社会福祉事業団に決めうちで!というのは、違うと思うんですよね。
加えて、施設を今後10年使える程度まで修繕するなら、施設は無償譲渡ではなく、有償にするべきでは?
それもイヤだというなら、せめて先方に修繕してもらったら、どないなんですかね???と。

もちろん
-----
●施設の劣化度等によって、引き受け手が出てこない
●譲渡後、長期的に事業を存続してくれるかが分からない
-----
といった可能性もあるのでしょう。
でも、そこについては条件を整理して、事業者を募ってみなければ分からないこと。
「必要以上に外郭団体に甘くしている!」と見られかねない形で、話を進めるのってどうかと思うのですよ。
そもそも1997年設置の建物ですから、築後、まだ30年も経っていないわけですし。

財政難のおりがら、修繕費を抑えるとともに、市が所有し続ける必要がない施設・事業を外部に移管しようとしている姿勢自体は一定評価できると考えています。
一方で、どうせなら、もう一歩踏み込んで、「少しでも多くの資金を捻出するのだ!」という姿勢をもってほしいと思うんですよね。
引き続き、この話の進捗については、しっかり見ていきたいと思います。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。