正副議長を通算2年以上、経験したことを受けて、兵庫県議長会と阪神市議会議長会から表彰状を頂きました。
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改めて思うことですが、正副議長という重い役職に就任し、その役割を全うできたことは、多くの方からのご支持・ご声援を賜ったからこそのこと。
心より感謝申し上げると共に、その経験も活かして立場・職責に相応しい活動を続けることが出来るよう、より一層、精進を重ねてまいります!
さて本題、前回ブログを受けての具体的な質疑の内容です。
それでは、どうぞ。
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【質問①】
そもそも必要となった場合、各校がオンライン授業を実施できる状況にあるのか?
全学校・学級が、緊急事態発生時にオンラインに対応できるよう具体的な準備を進めるべきと考えるが、市の見解はどうか?
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【答弁①】
非常時の対策として、昨年度は少なくとも1クラス以上で試行し、ノウハウを知っておく段階でしたが、今年度4月後半からの緊急事態宣言を受け、どのクラスにおいてもオンラインでつながる体制作りを各校へ通知しております。
各クラスでTeamsのグループを作成、試行しておくことで、いつでも担任と児童生徒の間で活用できる状態を整えておく必要もあると考えております。
インターネット環境に関しては、非常時に必要となるルーター数を調査し、既に準備は整っています。
しかしながら、各校の回線状況は、全市的な臨時休業となれば、学校毎に時間を分けて回線を利用する必要が生じます。
現在、回線状況を改善するために増強工事を進めており、例外を除き夏季休業明けには回線工事は完了する予定です。
6月現在、オンライン学活等の試行については、7月末までに実施予定も含めて、校内または家庭との間での試行が小学校2年生以上の全クラス実施が35校、一部のクラスでの実施が25校となっております。
小学校低学年から中学年の児童にとっては、保護者の協力が必要な場合が多いと考え、家庭との接続に取り組んでいる学校もあります。
家庭との接続は小学校26校、中学校7校、義務教育学校1校で全クラスまたは一部のクラスでの実施となっております。
ただし、小学校1年生に対しては、理解すべき内容が難しいため、家庭の協力も得ながら、時間をかけ、丁寧に指導していくことが必要と考えております。
また、全てのクラスでの試行が実施されていない理由として、一部クラスの試行で全てのクラスで実施できると判断していること。
さらに、専門性の高い担当教員が中心となって取組みを進めているものの、学校全体が組織的に活用しようとする体制には至っておりません。
その背景には少なからず苦手意識を持った教員の存在もあることや校内での回線容量が不十分であることも要因となっております。
教育委員会としましては、組織的な取組みや活用が消極的な学校に対して、その要因をより詳細に把握し、ハード・ソフト両面から積極的かつ丁寧に支援してまいります。
【質問②】
家庭の状況等により、登校に拒否感のある家庭の存在を念頭に、オンラインでの授業配信・課題の提出に対応するなど、学習機会を担保するための取組を進めるべきと考えるが、市の見解はどうか?
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【答弁②】
感染不安による出席停止となった児童生徒についても、一人一台端末が整備されたことで、より多くの学習活動が可能となり、学習機会を確保できるようになりました。
すでに導入済のe-libraryというデジタルドリルやTeams の活用が有効であると考えております。
取り組み例としては、児童生徒が、教育委員会が紹介するオンデマンドの動画視聴や、e-libraryを活用した学習を行い、放課後にTeams を使って教師と顔を見ながらの質問を受付けたり、補足説明するなど、コミュニケーションを図りながら理解度を確認することができます。
その際に、翌日の学習計画を相談することもできるようになります。
また課題の配信、提出も可能となります。
今後も、学習支援サイト「まなみや」に優れた動画サイトを紹介したり、学習効果に優れた事例を収集するなど、ICTの良さを生かした取り組みに加え、教員のスキル向上や苦手意識の克服など、研修の充実にも努めてまいります。
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ちょっと長いですが、現状(&それに対する教育委員会の認識)を知っていただくには、よい内容だと思いましたので、全文掲載しておきます。
この内容を踏まえての具体的な意見要望は、次回以降、ご報告します。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。