The Last ward from Southen Cross to my future

目の前にある林檎は本当に林檎なんだろうか。その林檎は腐っているから林檎だって気づかないだけかもしれない。

日本国に対して心から支援を申し出る国がいる幸せという現実

2011-03-12 14:51:23 | Weblog
米国、韓国や中国の知人からお前の家族は無事か、日本は大丈夫なのか、という問い合わせがたくさん来た。中国は自国でも地震の被害で被害者数は多い。
それなのに家族は大丈夫なのか、と聞いてきてくれた。ありがたいと心から感謝の気持ちと涙が出た。

韓国の知人は自分への心の痛みと被害者の心の平安を教会で祈って祈ってきたと書いてきた。中国の知人は日本に滞在したときに知り合った日本人を通して日本を知った。それで日本という国に親近感を持っている中国人もいることを忘れて欲しくないと書いてきた。こういった言葉を疑うようなら、すでに絆を失っていると思う。つまり言葉の中には国を越えてわれわれがいる。励ましただ。それだけ海外で放映された映像は衝撃的だったのだろう。
米国からは地震国だといっても津波の被害は発生源から離れた地域にも災害をもたらしたとの報道があったようで、かなり心配してくれえていた。

以前、外国の災害で折鶴など無駄と言った意見がネットで多かった。
しかし、こういった安否や励ましは心の支えるになる。確かにあの壊滅的な映像を見るとますます絶望的になるのだが、それ以前に原子炉について日本の首相が真っ先に安全と発言したことに疑問が出たらしい。確かに何故原子炉が安全とわざわざ言うのか、と疑問もあった。なにせ津波の被害からも遠い場所だし、震度も大きくないのにだ。むしろ昼間の地震なのに新幹線の事故がないことの方がおどろきだったらしい。米国ではさすが地震国の新幹線ってほめていたらしいのだが。

肝心な現首相は原発へヘリを使って視察というパフォーマンスに興じてた。
災害対策の最高司令官がわざわざ視察しないといけない理由など何もない。
トップはあがってくる情報を整理し、判断して指令を出すのが主な仕事。
パフォーマンス中は一体誰がこの仕事を担ったのだろうか。
シャドウキャビネットという対峙する政権にもう少し実権を与える必要があるのかもしれない。これが逆であったとしても政権がしっかり業務をこなせるなら予備としての政権は必要ないのかもしれない。しかし、本来の業務を仕切る政権が駄目となれば予備の内閣としての機能を保持するシステムは必要だろう。特にこういった国の危機となれば、絶対に必須。

選挙で国民に信を問うというのは基本なんだろうが、災害や有事は時間的猶予がない。だとすれば駄目な政権を即交代させ、対応できる政治体制というのも考えておく必要がある。今回は自然災害だが、これが有事ならばそれこそ外国人から金を貰っているような首相や内閣となれば話は違って来る。
また、米国、韓国を含め外国からの支援団体をいかに有効に活動できるような状況を提供できるのかというのも首相の担う責任だろう。指揮命令系統をしっかりして、割り当てないと言語も違う組織を機能的に動かすことはできない。またそういった権限の委譲をどこまで現場にできるのかも今後の課題だろう。同時に行方不明者の特定をきっちりしなければ成りすますという現象も多数発生する。そのためには家族、知人による人そのものによる識別も重視しなければいけない。こういった処理を現内閣だけで本当にできるのかどうか。何故、経験がある自民党へ協業を願いでないのか、不思議でしかたがない。なにせ首相は日本国民の生命、財産を守るといった割りに野党に協業を申し出ることもないのだから。ゆえに選挙向けのパフォーマンスとしかとられないでもしかたはないだろう。

原子炉の事故は、日本国だけの問題ではない。韓国、中国およびロシアへの影響をはじめ海への影響となれば世界中から注目される。そんな対応を本当に現政権はできるのだろうか、不安でいっぱいになる。

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