The Last ward from Southen Cross to my future

目の前にある林檎は本当に林檎なんだろうか。その林檎は腐っているから林檎だって気づかないだけかもしれない。

国民が自国を大切にするのは当然

2015-04-09 05:34:04 | Weblog
国旗、国歌を堂々を掲げられない国はおかしな国だ。まして、外国人から文句を言われる筋合いでもない。しかし、日本はおかしな国で、こういった抗議が正しい行いだと考える人たちがいる。国とか国家というと、即、右翼だとかレッテルをつけて罵倒するのが生き難いな左翼だ。
どちらでもいいが、本来はイデオロギーがどうであれ、自国を思う気持ちは同じはずなのだが、どうも日本にいる左翼思想集団や組織は違うらしい。これは日本以外も同じで、どうも国とか国家という概念をなくしたい、としか思えないような言動が世界に万永している。反面、国を作ろうと既存の価値観を無視して集まったテロ集団もある。

自国を守るというのは、居住している自分の家族、友人を守ることでもある。戦争を悪とするのはいいが、武力攻撃をされない保障が一切無視した状況での平和主義者は、戦争を回避することはできない、と認識させることから始めるしかない。いっそ、宗教者のように世俗を捨て去り、自分たちの平和な園を作り、そこでは犯罪とは縁がない世界を作って頂きたい。犯罪がないから家に鍵をかけることもないし、喧嘩もないのだろう。もしかしたら議論すら悪と定義して、みんな意見も言わず、まさにレミングスの社会で幸福に過ごせるのかもしれない。これは選択の自由だ。だから自分はそういった平安な社会に何の魅力も感じない。何故なら人間は動物であり、理性だけで生きることはできないからだ。未来には人間同士による生殖ではなく、管理生殖になるかもしれない。生まれる前に遺伝子治療を施し、健康な人類だけの社会になるかもしれない。
何故、平和主義者たちは真剣に自分たちが目指す社会の実現を、小さい社会だとしても実践しようとしないのだろうか。それこそ小さい島でも購入して、自給自足で自分たちが望む社会を実現すればいいのだ。戦争とか犯罪がない社会なら、軍備も警察もいらない。

世界3大宗教は、戦争を悪として罰することはしていない。当然だろう。侵略は悪でもない。自国民のために食料や土地を奪うのは悪ではないからだ。独裁者の望む侵略が個人の利益の追求は悪としても、国民が生きるための食料確保のための侵略ならこれは正義ではないのか。もちろん、侵略される側からすれば、侵略者は悪だ。だが、この世は弱肉強食であり、どんなに平和を主張しても、生きるかどうかと瀬戸際になれば生きるための手段として戦いは避けられない。なにせ、生死をかけない競争であっても、人間は真剣に争うのだ。

現実を無視したイデオロギーは、カルト宗教と似ている。だから一度取り憑かれた思考は簡単にはなくならない。現実を物理的に見て、聞いても、脳が認識を拒否しているのだ。いくら美辞で語ろうが、中身はない。

天皇皇后陛下のパラオ訪問で感じるのは、彼らこそ、本当に過去の歴史を受け止めた上での行動に思える。死んでしまえばそれまでだが、まだ生きている人もいる。これは日本だけではなく、参戦した国すべての兵士たちで、生き残っている人たちが持つ、苦しみや悲しみは消えないのだ。何故、戦争時の捕虜の話が映画や小説で、今、再び注目されるのか。つまり当時の兵士たちが死ぬ前になんとか、心の中を整理したいからではないか、と思う。
誰が悪いと責任の追及をして、謝罪されても心の傷は癒えない。戦争とは生き残っても、心に治らない傷を持つのだ。平和主義者は、こういった点を無視して、軍備ばかりに抗議する。人間が受ける被害こそ、もっと訴えてもいい。戦争は、一般民から起こすのではない。自分の国は大切だが、殺し合いしてまで得る利益が何なのか、いつも意識していたいものだ。たぶん、軍備にかける金を環境保持に使うだけで、かなり状況は変わっていくと予想できる。戦争のために使う乗り物が消費する化石燃料が算出するCO2がどれぐらいか、もっと騒いでもいい。無駄なのではなく、害悪だ。船も同じで海を汚すだけだ。

同じ地球上で生きる仲間として、何をすべきか考えていきたい。こういった交流ならイデオロギーを無視しても必要な行動だ。綺麗な空気と水を守ろう、というのなら近隣諸国の民も喜んで協力すると思う。経済が崩壊しても、生きるために必要な空気と水が綺麗なら、まずは食料確保も可能になる。一国が経済破綻すれば、少なくても日本も隣接している国も影響は大きい。レミングスの行進で死ぬことはまさに人道的にどうにかしないといけないことではないのか。バブルは作れても、バブルがはじけるのを防ぐ方法はない。
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