The Last ward from Southen Cross to my future

目の前にある林檎は本当に林檎なんだろうか。その林檎は腐っているから林檎だって気づかないだけかもしれない。

世界のニートで引きこもり国日本

2015-07-16 05:03:58 | Weblog
過去の安保反対抗議デモに比べると、現時点ではとても平和的な抗議に見える。まさに歴史の直視として過去に起きた騒動を調べて見ると、現代では信じられないような事態だった。火炎瓶を投げ、機動隊と呼ばれる人たちが水や催涙弾を投げて、双方で棒を使って殴り合いをする。原始的な闘争だ。死傷者も出たようだが、思ったより死者は少ない。むしろ、逮捕者の数が多くて、拘置所とか大変だったようだ。当時の抗議デモはほとんど学生運動を基本とした若者たち。そして、彼らは朝鮮戦争もベトナム戦争も知ってる。近代ドキュメンタリーで誰でも観れるので一度見るといい。つまり戦争を反対しながら、日本国内で戦争をしていたのだ。武器で重火器を使ってないだけで、闘争の基本となる棒での殴り合いは行われている。当時の国会も強行採決に共産党は抗議してた。歴史は繰り返す。だが、今回は違う。

一つには暴力的なデモは現時点では大きな音を出し、大人数集まるという以外は特にない。だから機動隊の出動によって衝突することもない。だから死傷者の報道はない。ヘルメット、ゲバ棒、マスクの代わりに、紙に文字を書いて掲げている。ただし、Wat is Overはピントがずれている。当時の写真だとWar is Stupidとなっている。こちらの方が適切だと感じる。なぜなら戦争は終わってないのだから、むしろ戦争は愚行の方が説得力はある。フランコ体制事態の用語まで出てくるのだが、英語以外の外国語でスペイン語をどれぐらいの人が知っているのだろうか。反ファシストとなれば、フィリピン出身者だとすればフランコではないと思うのだが。

こういった現象を世界ではどう観ているのか。単純に日本国の国民はみな「引きこもり Hikikomori」のニートだそうだ。つまり、自らの防衛すらやらないで、引きこもって米国に守ってもらうだけ、という感じらしい。これでは米国人が怒り心頭となって日米安保解約と運動するかもしれない。どこの国に自国の若者の命を他国のためにかけられるのか。現実にこういった声が米国にはある。その多くがアジア系の移民たちだ。彼らは米国国籍取得のために軍に志願し、一定年数軍で働いて国籍を取得している。このアジア系の多くは韓国からの志願者だそうだ。つまり日米安保という条約があったとしても、条約国である日本のためになど命はかけたくないそうだ。彼らの本音を日本人は笑えない。だって、日本の若者ですら殺されたくない、死にたくない、というのだから。

戦争反対という理由は殺されたくない、殺したくないからなんだろうか。ならば自分たちの家族、友人が殺されても、自らは彼らを見捨てて逃げれればいいのか。今回の法律の中身を誰も詳しくは知らない。首相をはじめ、いろいろな比喩で説明はする。だが、それの内容は「殺されたくない。殺したくない。」としか動機がない若者や日本人を説得できる訳でもない。噛み合わないままだ。説明とは、聞く側もきちんと聞こう、理解しょうとしないといくらあれこれ説明しても伝わらない。この関係はまさに朝鮮半島と日本との関係と同じかもしれない。日本政府を一方的に悪いとか、ダメとするのもおかしな話だ。強行採決を非民主主義というが、前政権だってやっていた。
この時に非民主主義と騒がないのはどうしてなんだろうか。つまり強行採決が原因ではなく、まさに安保法制が採決されたことへの抗議でしかないのだろう。

コメント
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