あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: 広響 Music for Peace_ペンデレツキ&庄司紗矢香、上関&周防大島でシーカヤック&長門市の焼き鳥

2019年06月23日 | 旅するシーカヤック
木曜日の夕方は、妻と広島文化学園HBGホールで待ち合わせ。
久しぶりに、俺が好きなヴァイオリニストの庄司紗矢香さんが広島に来られるのである。

今回は、広島交響楽団 Music for Peace Concert ヴェートーベン生誕250年プロジェクト。

プログラムは、急遽変更があり、

ヴェートーヴェン:交響曲第8番 へ長調(指揮:沖澤のどか)

ペンデレツキ:平和のための前奏曲(指揮:ペンデレツキ)
ペンデレツキ:ヴァイオリン協奏曲第2番『メタモルフォーゼ』(指揮:ペンデレツキ。ヴァイオリン:庄司紗矢香)

久々の生のクラシックコンサートは素晴らしく、特に庄司紗矢香さんはさすがの安定感と官能的な音に圧倒された。
やっぱ、音楽は生が最高だなあ!

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2019年6月21日(金) 仕事が少し落ち着いた今日は有給休暇なので、泊付きシーカヤックツーリングを楽しむ予定。
いつものように、朝4時に起きると、iMacで天気をチェック。
『今日は、周防大島の方で漕ごうかと思っている。 じゃあ、出掛けてくるね』 『はい、気をつけて』

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岩国から南下し、周防大島に近づくと、なんだか曇りで濃いモヤもかかっている。
『うーん、なんだかなあ。。。』

少し気が変わり、久しぶりに上関に行ってみることにした。

最近では、西は周防大島までが俺のツーリングエリアとなっているのだが、ここは以前、ソロでの日帰り&島でのキャンプツーリングや、次男とのキャンプツーリングなどで、よく訪れていた懐かしい場所である。
誰もいない浜で、ツーリングの準備をし、静かに海に漕ぎだしてみる。

モヤはかかっており、スッキリとした景色ではないものの、海は穏やかで静かなパドリングが楽しめる。

目指すは、刎島。


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この刎島は、何度かキャンプしたことのある、思い出の島。

刎島キャンプのブログ

小さな無人島である。

まだ小さかった次男とキャンプに来た時は、シュノーケリングを楽しみ、俺が小さなクロダイをモリで採って食事の一品にしたことが、懐かしく思い出される。
この刎島に、シーカヤックを引き揚げてみた。

しばし、浜を散策。

懐かしい岩場があり、

海水に浸かる場所でも育つらしい、緑の草地を発見。



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再びシーカヤックに乗り込み、ここからは馬島をゆっくりと一周してみることに。

平日の海は、漁船も少なく、他のシーカヤックは姿も見えず、独り静かなパドリングを楽しむことができる。

そうこうしてい間に、出発した浜に戻ってきた。

シーカヤックを乾かし、道具をパッキングして、カヤックをカートップ。

ついでに、車内を車中泊モードに仕立てる。


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ここからは、さらに西に向かい、俵山温泉を目指す。

いつもなら、たまや旅館さんにお世話になるのだが、今日は車中泊にトライしてみる予定。
車を駐車場に泊め、温泉街を歩いてバス停へと向かう。

ここには、新しく立派なバス停がある。

バスの時間も、もうすぐだ。


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ほぼ時間通りにやってきたバスに乗り込み、

長門市駅へと向かう。

いつもより高い視点での景色を楽しみながらの、ミニトリップ。

バスは、メインストリートではなく、裏の生活道路を走っていく。

乗り込んでくるのは、ほぼ高齢の女性ばかりである。

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予定通りに、長門市駅に到着した。

しばし散策を楽しんだ後、お目当の焼き鳥屋さん、『こうもり』さんへ。

もちろん、まずはビールで独り乾杯!


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モツ煮をつまみながら、ビールをグビリ。

かしわ、たまご、

皮。

店の雰囲気も良く、もちろん焼き鳥も美味しく、最高の休日である。

ベテランの店員さんとお話しさせていただくと、この近くには漁港があり、漁師さんたちが漁から戻ってきた後に飲みたいということで、午後2時という早い開店時間になったのだとか。

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気になったのは、『平太郎』

先ほどの叔母さんに伺うと、『長門名物ひいらぎの干物』だとのこと。
『このヒイラギの干物は、長門の周辺だけでしか食べないんじゃあないかねえ』とのこと。
『うちの旦那も、平太郎を炙ってつまみながら、酒を飲みよったよ』

『じゃあ、ぜへお願いします』

出てきたのは、これ。

一口つまんでみると、香ばしくて良いお味。
炭火で焼きたての小さな干物は、飲んでいた日本酒にぴったりのつまみである。

お店で楽しい会話と美味しい焼き鳥、平太郎、そしてビールと日本酒を楽しみ、『ごちそうさまでした。 また来ますよ』

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再びバスで俵山温泉に戻る。

町の湯で、ゆっくりとお風呂に浸かり、今日1日の疲れを癒す。
日が沈む頃には、少し街を散策した。

夜の俵山では、少ないけれど、ホタルも楽しむことができた。


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2019年6月22日(土) 朝4時半頃に目が覚めると、外はかすかに降る雨。
iPhoneで天気をチェックし、日本海側は諦めて、昨日漕がなかった周防大島に向かうことにした。

下道を走り、周防大島へ到着。

今日も風はなく、穏やかな海。

久しぶりに、アークティックウインドではなく、カーボンのパドルを使ってみることした。
軽いのだが、最初はアークティックウインドとの漕ぎ味の違いに、ものすごい違和感。

でも、どんなカヤックでもパドルでも漕げるようにしておきたいというのが、俺のモットーであり、シーカヤックでも、ポロ艇でも、重くて長いナローブレードでも、軽いワイドブレードのカーボンパドルでも、なんでも受け入れるのである。

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数分漕いでいると、すぐに違和感はなくなり、パドリングを楽しむことができた。

この辺りは、小さな島が多く点在しており、まるで箱庭のような、俺好みの景色が楽しめるエリア。

今日も霞がかかっているが、それはそれで、まるで水墨画の世界のような海である。


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ぐるりとパドリングを楽しみ、最後の島へ。

ここは、潮が満ちると歩いて渡れなくなるので、今日のこのタイミングでは、シーカヤックならではの楽しみである。

1時間半ほどのお散歩を楽しみ、出発した場所へと戻ってきた。


***

この週末も、泊付きツーリングで上関の海、俵山温泉、長門市の焼き鳥、周防大島の海をたっぷりと堪能することができた。
『いやあ、またまた最高の週末であったなあ』

風の吹くまま気の向くまま、ふらり風来坊の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
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