あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: 忠海でシーカヤック&あと9ヶ月の岩風呂

2015年11月21日 | 旅するシーカヤック
先週末は、両親の世話や実家の家の片付けで一騒動。
家の中を歩きやすくするため、妻と二人で両親の住んでいる家を片付け。 ワンボックスの軽自動車で2回ほど処理場に運んで、結局合計210kgを超える不要物を処分した。
重い不要物を運び、何度も階段を上り下りしたのだが、それですらダイエットの一つと前向きに捉えて楽しんでいくしかないよね、という妻の言葉に納得。
さすがに大変な作業ではあったようで、翌日は、思いもかけない筋肉痛で妻と二人で温泉へ。

人生いつ何があるか分からないが、全ては与えられた試練と捉え、一つ一つを楽しみながら、スマートにいなしていきたいものである。

2015年11月21日(土) そろそろ親の状態も落ち着いてきたようなので、出掛けることにした。
本当は、キャンプツーリングにしようと思っていたのだが、出張続き&業務で疲れがたまっていたようで、朝目覚めるとなんと7時。
さすがにキャンプにいこうというモチベーションも低く、『今日は日帰りで漕いでくるよ』

今日の出艇地は忠海。
パドルは、この前妻が誕生日祝いに贈り物としてくれた、パドルケースに入れてきた。

地元呉の裁縫屋さんが、俺のスペシャルオーダーで作ってくれた、この世に一つだけのオリジナルパドルケース。

自衛隊御用達の帆布を使い、内張りには防水シート。 耐水性のジッパーも使ってくれたようで、これで5,000円とは驚きのコストパフォーマンスである!

***


今日は少し風があるものの、晴れ間も差して、漕ぎ出そうと決めた。

シーカヤックを下ろし、日帰りツーリングの装備のみで出発進行!

風が強い今日は島渡りは諦め、久しぶりの向かい風の中の忍耐漕ぎを楽しむ。
こんな時に、ナローブレードのアークティックウインドは心強い相棒となる。


少し東に漕ぎ進むと、船を浜に引き上げるレールな何列も並んでいる景色が目に飛び込んできた。

この辺りは、家船で有名な地域であったから、もしかしたら大きな漁港がないこのエリアで、レールを使って家船を引き上げていたのかもしれないな、と想像してみる。

もう少し東に漕ぎ進み、そこからUターンして、岩風呂の方向へ。

巨大な鉄塔を目印に、東風に押されながら漕ぎ戻った。


***

シーカヤックを浜に揚げ、カヤックと道具を潮抜きして石風呂に入る。

おじさんは、まだ準備中。
話を伺ってみると、来年の9月1日が最後の営業日になるのだとか。 『あと9か月。 この仕事はキツイから、定年になるのが楽しみでなあ』


12時前に準備が終わり、『さあ、入りましょう!』とおじさんのいつもの声。

残り期間がわずかとなった石風呂に入り、アマモの上に座って、じっくりと汗を流す。
普通のサウナと違う、ものすごい汗の出方がこの石風呂の特徴である。

***

石風呂に入り、たっぷり汗を流すと休憩所で水分を補給して寝転び、しばし休憩。

白湯を飲み、持参した辛いカップラーメンを食べて汗を流し、再び石風呂へ。

海風で体を冷やし、何度も石風呂に入ってタップリと日頃の疲れとストレスを洗い流す。

2時半過ぎ、『あー、気持ちえかったなあ』 最後に水を浴びて体を冷やし、着替えて石風呂を辞す。
『ああ、人生思いがけないいろいろな事が待ち構えているが、確かに楽しみながら一つ一つ乗り越えていくしかないのだなあ』

一週間振りに海を漕ぎ、あと9か月しか営業しないという貴重な石風呂でたっぷりと汗とストレスを流す事ができた。
『なかなか良い休日じゃあないか! さて、明日はどう過ごそうか? 楽しみだ』

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