3日6日(水)
今日は、薄曇りの一日でしたが、大學へ行って来ました。
毎年恒例の卒業茶会をして来ました。
お弁当
お料理屋さんのお弁当を取って、運び出したところから卒業茶会のスタートです。
下級生が運び出し、「どうぞお箸のお取り上げを」の挨拶の後、「わ~。写真撮りたい」が卒業生の第一声でした。
本来はそんなことは許されない事ではありますが、今日だけは「どうぞ。いいですよ」といって好きにさせました。
お菓子
お菓子は、練り切り黄味餡の上にキントンが乗り可愛い蝶が一匹・・・「菜の花」だそうです。
中々美味しいお菓子でした。
床の間
軸は、何時もの通りの「竹 葉々起清風」を掛け、卒業生を送り出しました。
花
花は、ダンコウバイと春蜀光椿です。
葉がきれいに五枚揃っておりましたので、「一華開五葉」を思い出し、将来の繁栄の意味があるそうですので使う事にしました。
そして、最後の拝見では、「茶杓のご銘は」「卒啄でございます」で卒業茶会は終わりました。
後は、今の若者たちらしい撮影大会になりました。
今日は、薄曇りの一日でしたが、大學へ行って来ました。
毎年恒例の卒業茶会をして来ました。
お弁当
お料理屋さんのお弁当を取って、運び出したところから卒業茶会のスタートです。
下級生が運び出し、「どうぞお箸のお取り上げを」の挨拶の後、「わ~。写真撮りたい」が卒業生の第一声でした。
本来はそんなことは許されない事ではありますが、今日だけは「どうぞ。いいですよ」といって好きにさせました。
お菓子
お菓子は、練り切り黄味餡の上にキントンが乗り可愛い蝶が一匹・・・「菜の花」だそうです。
中々美味しいお菓子でした。
床の間
軸は、何時もの通りの「竹 葉々起清風」を掛け、卒業生を送り出しました。
花
花は、ダンコウバイと春蜀光椿です。
葉がきれいに五枚揃っておりましたので、「一華開五葉」を思い出し、将来の繁栄の意味があるそうですので使う事にしました。
そして、最後の拝見では、「茶杓のご銘は」「卒啄でございます」で卒業茶会は終わりました。
後は、今の若者たちらしい撮影大会になりました。
『啐啄』(そったく)。
啐は卵の中の雛鳥が孵化するのを知って、内から殻をこつこつと突くこと。
啄は親鳥が同時に殻の外からこつこつと突くこと。
内と外と同時に突くことによって、殻が割れて雛鳥が生まれ出る、これを啐啄の機(はたらき)といいます。
禅においては師弟の意気投合した相互のはたらきを指しますが、あらゆる人間関係の場における理想とも言えます。
「内と外を同時に突く」文章にするとこれだけですが、決して簡単なことではありません。
息が合わなければ殻は破れませんし、もし仮に親鳥がものすごい力で無理矢理こじあけたとしても雛は未熟な状態で孵化することになります。親鳥はヒヨコの応ずるのを意識して突くのでも無し、ヒヨコも親鳥の啄するのを知って啐するのでもありません。親も知らず、子も知らず、無心で内外の呼吸がピタリとあった時に奇跡が起きます。
こんにちは。
ご教授ありがとうございます。
啐啄同時という禅語は知っておりましたが、「鏡清啐啄機」は初めてです。
勉強になりました。
ありがとうございました。