tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

お稽古って何だろう

2011-06-01 19:02:48 | 徒然日記
お稽古には、お茶・お琴・お花・書道など伝統的なことから、スイミング・ピアノ・ヨガなど現代的なものまでたくさんあります。
これらに共通している事は、先生の下に通って教えを受けているということで、少しでも師匠に近づき少しでも身につくように研鑽してゆく事です。

ではお茶に関してはどうでしょうか。

第一の関門は座ること。第二は茶道具名や言葉を覚えること。そして実技と続きます。しかし、実技も然ることながら、一番身に付けて欲しいのは、常に人を思いやる気持ちを養って欲しいと云う事です。

たとえば、乗り物に乗る時など「お先に」と自然に会釈が出来るとか、他家で煎茶を出された時なども、飲み終わったらそっと口を付けた所を清めるとか、又は、お勝手仕事の祭には、食器を拭く手が自然と優しくなっているとか・・・。こんな事を何気なく出来ることがお茶を習っていることの実践のような気がいたします。

お稽古事はその時だけの稽古ではなく、生活のあらゆる場面でごく自然に溶け込むように体なり心が動いていく事こそがお稽古事の良いところではないかと思っております。

そして、何より大切な事は、お稽古を通して先生と同じ空間で時間を共有ししながら毛穴から沁みこむに少しづつ成長していく事だと思っております。
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