tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

「喫茶去」は、何・・・

2014-09-26 20:07:26 | 茶の湯
9月26日(金)彼岸明け
台風一過とでもいうのでしょうか、爽やかな心地良い一日でした。
今日は自宅でのお稽古でした。

昨日お菓子作りのために出来なかった準備を朝から大忙しで済ませました。
部屋中のお掃除やら道具の整理やらと目まぐるしいほどでしたが、慣れた仕事なのでそれ程の時間もかからずに終わりました。
そして最後に、軸を掛け、花を飾れば準備はすべて終わりとなります。

   

   花

花は、タカノハススキ、ミズヒキ・フジバカマ・サクラタデ・ヤブミョウガの5種です。
全て庭に咲いている花々ですが、花入れに生ければ素晴らしい茶花となり、床の間を引き締めてくれます。

   

   床の間

お茶席では、「春の歌切れ、秋の消息」と言われておりますので、今日は消息を掛けて見ました。
総持寺前貫主の大道晃仙禅師から頂戴しましたものです。

達筆な禅師様ですので、すべてを読むことは出来ませんが、禅師様独特の絵が描かれておりますので嬉しく拝見したことを覚えております。
「喫茶去」、お茶をしております人は、必ず目や耳にする言葉で、もっともポピュラーな禅語かも知れません。

   

   消息

唐の禅僧趙州は、修行者が訪ねて来ると、どんな問答をしても「まぁ、お茶でもおあがり」と言ったそうです。
元々は、「目を覚まして(出直して)来い」だったそうですが、今では、前記のような解釈をしているようです。

私も、まだまだ若かった十代で、禅語など全く知らなかった頃、知人の家でこの額を見て「茶を飲んで去れ」だと思っておりましたから・・・。
あれから数十年、思い出しただけで汗が出て来そうです。


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