tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

大型連休だというのに

2011-05-03 15:02:07 | 日常雑感
暦どおりの人でも今日はお休み。なのに何処へも行かずにいる方に、里山の綺麗な桜というより、孤高の美しさを感じさせる桜を紹介いたします。



この桜は「水中のしだれ桜」で、樹高22m・幹周4m・樹冠12m・樹齢250年といわれております。誰が植えたものなのかも解らず、歳月を重ねること250年、畑の中に威風堂々とそびえ立っておりました。



「黒部のエドヒガン桜」で、樹高13m・幹周7m・樹冠15m・樹齢500年といわれております。この桜も畑の中に菜の花を従えるように、「一人悠然と」と云うに値する堂々たる桜でした。菜の花と桜のベストマッチでありました。



「坪井のしだれ桜」で、樹高10m・幹周8m・樹冠16m・樹齢600年といわれております。

この桜だけは畑ではなく、お墓の桜でした。この大きな桜の幹を囲むように墓石が無造作に建てられており、また違った存在感がありました。
綺麗な桜の下で眠りたいという願望がそうさせたのでしょうか。写真を撮りながら、西行法師の『願はくは花のもとにて春死なむ その如月(きさらぎ)の望月の頃』が頭の中をよぎり、「きっと西行法師にあこがれていた人」が願って植えさせたのだろうと思いました。

如月の望月とは2月15日でお釈迦の命日のことです。実際西行法師が、死へ旅立ったのは2月16日でお釈迦様の後を一日遅れてついて行ったという凄いお方です。

初風呂の茶事は後日に
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