tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

初茶会の道具や飾りつけは・・・

2020-01-11 17:44:08 | 自宅の飾り付け

1月11日(土)

今朝も冷え込みましたが、まだ氷が張るほどではありませんでした。

今日は朝から、明日の初茶会の準備です。

蹲踞

暮れの掃除から日にちが経っておりませんのでそれほどの汚れはありませんから、時間もかからずに終わりました。

この蹲踞は、母から受け継いだもので、母の家から運んでここに据え付けました。

据え付けて、先生に見ていただくと、前に座り実際に蹲踞を使うしぐさをしながら、「少し高いね」と一言。

この蹲踞を掃除する時は、いつも母と先生を思い出してしまいます。

ぴたりと収まったのは先生のお陰ですから・・・

紅白の椿

赤い椿は太神楽、白い椿は白玉です。

丁度よい具合の花がありましたので、早々と切って柳の根〆に生けました。

茶碗

毎年決まって出す茶碗です。

決まって出すお道具も、私たちの年齢になりますと「また会えた!」という喜びになりますが、若い頃は、目先を変えることを常に考えておりました。

お道具を見る目や考え方が、歳を重ねるごとに変わってきてるのかも知れません。

これも、言い方を変えると「面倒だから・・・」になってしまうのでしょうか。

 

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初詣から帰っても「わび・さび」に・・・

2020-01-03 17:13:47 | 自宅の飾り付け

1月3日(金)

今日も穏やかな一日でした。

初詣も年々横着になりまして、今日行って来ました。

初詣

産土神社へのお参りです。

あまり人はいないだろうと思ってゆきましたが、まだまだ大勢の人たちが並んでおりました。

若い頃は、夜中に出かけ二年参りとか言い、除夜の鐘を聴きながら帰って来ましたが、今はとてもとてもそんな元気はありません。

「金を背負って帰る」そんな縁起を担いでおりましたから・・・

玄関の飾り

おいでになるみなさんをお出迎えです。

毎年考えては変えておりますが、ずっと同じ方がいいような気もしております。

教科書

昨日「侘び・寂び」という難しいことを考えておりましたが、高等学校で使う教科書を見てみますと、簡単名良に書いてありました。

「わび」とは不完全な状態から引き起こされる気持ちの事。

「さび」は金属の「錆びる」に通じて、時間が経過して何もかもが失われていくという状態から引き起こされる感情をいう。

簡単に書いてありますが、やはり高校生にはとても理解しがた内容です・・・

私たちでも、よく解らないのが、この「侘びと寂び」です。

 

 

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禅僧の墨蹟は人の心に・・・

2019-07-15 17:00:49 | 自宅の飾り付け

7月日15日(月)海の日

海の日といいますが、この寒さでは海は遠いいようです。

用事の入っていない日でしたので、梅雨の合間をぬって、お隣さんに伸びって行ってしまった枝を思い切り切り取り、スッキリいたしました。

 

百事如意

前総持寺の貫主様に揮毫していただきました。

話の中で、私どもがささやかな茶道教室を開いていることをお話しすると、玄関にと言って下さった墨蹟です。

百事如意・・・すべて上手く行くこと。すべて思いのままになること。また、画の如意棒は、僧が、読経や説法をなど行う際に手に持つ法具だそうです。

禅師様は、「ここに入ったらすべて言う事を聞きなさい」そんな意味だよ・・・

 

合掌

只々感謝 合掌

最晩年にいただいた小色紙の墨蹟ですが、額に入れて送って下さいました。

 

人生の

この大きな墨蹟は、「人生の 橋を渡る 一歩一歩亦一歩」の賛に力強い線が描かれて僧が歩いております。

お茶室に掲げてありますが、この墨蹟を見てどれほどの若いお嬢さんたちが救われたことか・・・

お客様をしながらじっと見つめている方もおります。

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糸巻きを飾りカササギの翼に乗って・・・

2019-07-07 17:42:55 | 自宅の飾り付け

7月日7日(日)七夕

梅雨も明けないまま七夕です。

今日は五節句のうちの七夕の節句ですが、空を見上げても雲が垂れ込んでおり,夕方にはとうとう降りだしてしまいました。

天の川を見られるとは思えない空模様です。

 

糸巻き

七夕ですので、織姫にちなんで先週から糸巻きを玄関先に飾っております。

本物より一回り小さいくらいですので、ちょっと見ると本物のように見えなくもありません。

 

玄関

糸巻きを飾り、額はお家元の「兜門」で、新築した時のお祝に、相沢忠洋先生から頂戴したものです。

 

シデシャジン

シデシャジンが咲き始めましたが、今度のお稽古には散ってしまうでしょうから、今年もこのままということになります。

 

シデシャジン

花をアップにすると、紙を細く切ったように見えると思いますが、これは神社に奉納するための、しめ縄や玉串などにつける白い紙を切ったものを「四手」といいますが、この花の形が「四手」に似ていることからの命名だそうです。

でも、こうしてアップした姿を見ると、蚊が飛んでいるようにも見えますが・・・

キキョウ科のシデシャジン属の多年草で、里山の土手などやや湿り気のあるところに好んで自生しおります。

我が家に来て、30年は有に過ぎておりますが、毎年花を見せてくれます。

 

今日の七夕は雨模様、雲の上の織姫と彦星は、カササギの翼の橋に乗って逢瀬を楽しんだでしょうか?

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道具の交代の前に・・・

2019-01-29 16:46:02 | 自宅の飾り付け
1月29日(火)
冷たく強い風が吹き抜けております。
今日は大學の日ですが、期末試験のためにお稽古はお休みです。
学生達は、一生懸命答案用紙に向き合っていると思います。

   
   お正月の道具

一日時間がありましたので、お正月の道具たちを少しずつ片付け始めました。
片付ける前にセットして撮影です。

水指は「束ね熨斗の絵」棗は「独楽棗」そして、茶碗は「立鶴」です。
二月に入りますので交代です。

   
   椿

先週のお稽古に使っていた「曙椿」が床の間で綺麗に開きました。
風に当たらずに咲くときれいに開くものです。

庭で咲いた花は、風にあおられて写真に残せる状態ではありません。
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お福さんは母に似て・・・

2019-01-10 17:25:43 | 自宅の飾り付け
1月10日(木)
寒い一日でした。
昨日大学の広い校内を駐車場まで寒さに晒されて歩いていたら、今日は何となく喉が痛く風邪でも引いたかな・・・・ちょっと熱があるようです。

   
   お福さん

今年はお福さんが皆さんをお出迎えです。
ふっくらとしたうつむき加減でおりますので、誰もが「いらっしゃいませ」と云われているような気がいたします。

京都に行った時に、「母に似ている」という事で即購入して持ち帰ったお福さんです。

   
   玄関

今年の玄関です。
お福さんと七福神がお出迎えです。

   
   待合

待合の軸です。
総持寺の貫主様が画いて送ってくださいましたので、軸にしたものです。

   
   一笑百福

子供たちが満面の笑みで皆さんをお出迎えです。
今年は、笑顔を忘れない一年にしたいという願いを込めて掛けました。
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