角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

老後の心得。

2013年04月12日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ22cm土踏まず付き〔四阡四百円〕
稀に届くグラデーションの布地は、草履になってもなかなかお洒落です。優しい色合いはご高齢の女性にお似合いかもしれません。サイズは22cm、足の小さなおばあちゃんにいかがでしょう。

以前のブログでも触れましたが、装飾用ミニ草履が好調です。今年ここまでの四ヶ月余りで、私が編む大人用土踏まず付きとカミさんが編む装飾用ミニ草履の売上個数が、ほぼ同数なんですね。こんな現象は今年が初めてです。



その理由は間違いなくこのポップにあるわけですが、この文面を読んだお客様の反応に、ときに大爆笑が起こります。
60歳代と思しきおばさまお二人連れが、実演席に立ち止まりました。ひとりのおばさまがこのポップを読んで…

『ほら、オメん家のとーさんが寝たきりにならねように、この草履飾ればいいね』

『したってウチのとーさん、もし寝たきりになっても自分のオシメは自分で替えるがら構うなって言うもの』

自分のオシメが自分で替えられる。それは「寝たきり」と呼ばないような気もします。
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