今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
白が含まれる布地は、「汚れ」の点で避けられる傾向にあります。でもそこはあくまで「一般に…」の話。白っぽい布地でのオーダーが、かつて確かにありました。「今日の草履」も可愛らしく仕上がったので、きっとお選びの方がいらっしゃるでしょう。
四月も半ばに入ろうとしていますが、今日の角館も寒いです。朝はいっとき雪が降り、その後も冷たい雨で夜を迎えようとしています。桜の便りももちろんお伝えできません。少なくともあと十日や二週間で見頃になることはありえませんね。
西宮家前蔵で開催中の「吊るし雛展」は、未だ人出の寂しい角館の中で異彩を放っています。新聞に掲載された記事は思いのほか小さかったのですが、その反響は日々驚くばかりですよ。「吊るし雛」というものにこれほどの愛好者がいるとは、井の中の蛙を思い知らされています。
ただこの人気の秘密は、どうやら作家さんその人にもありそうです。地元の栃木に在籍する50人ほどの生徒さんも、複数のグループに分かれて角館にいらしているんですね。確かに観光も兼ねてのようですが、第一の目的は先生の応援です。生徒さんたちの作品展示もあるとはいえ、その強い結束力を感じました。
さらに驚くのは、先生のふるさとである旧二ツ井町(現秋田県能代市)からのお客様がとても多いことです。親類縁者はもちろん、高校まで暮らした同い年のみなさんとそのご家族が遊びに見えるんですね。
『角館は初めて来たども、面白いものがいっぱいある町だな~』の声を複数から聞きました。
今朝お顔を合わせた際に『(来客が多いので)お昼ご飯食べてますか?』とお尋ねすると、『おかげさまで少し痩せました~』。
そういう気さくさが、人望を集めるひとつの要素なんでしょうね。いやはやなんとも、ちょっと久しぶりに「大人物」とお目にかかった気がしています。
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