家族孝行。

今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡円〕
淡い緑基調のとんぼプリントをベースに、合わせは青基調の茶道具プリントです。
とんぼシリーズ第二弾は、あえて「静かさ」を表現してみました。互いの色調もプリント柄もでしゃばらず、しっとりまとまりましたね。ベースの平生地はこちらになります。




「今日の草履」も静かさを表現していますが、10月の角館は静かにスタートしました。昨日までの四日間は、土日があるにもかかわらず実に静かなものです。変わりやすい天候も一因なんでしょう。
それが今日の月曜日、一転して結構な人数がお越しです。「今日の草履」もそんな中、東京からお越しくださったおばさまがお持ち帰りくださいました。

そして京都市からお越しくださったおばさまは、しばらく実演を眺めたあと深く頷き、『あとでもう一回来ますぅ』と言って北蔵レストランへ入って行かれました。
その後30分ほども経ったでしょうか、草履コーナーへ戻られたおばさまは、『さぁてっ』と気合いを入れたかと思うと、『これと、これと、あれもイイわねっ、あの子は何センチ履くんだろ…』と、瞬く間にご家族分6足をお選びです。
ご家族全員で角館草履をご愛用は珍しいほどではないのですが、ものの数分で6足をお選びは私も驚きました。

公開実演での話題に、「家族ネタ」はとても多いです。なんだかんだ言いながらご夫婦は仲良しですし、いくつになっても親は子どものことを気にしています。
私もたまにそんな方々を見習い、カミさんへとあるモノを買ってきました。実は今日10月5日は私たちの結婚記念日なんです。

買ってきたモノのご紹介はやめときます。『これって、あんたが欲しいんじゃないの!?』と言われるのが目に見えてますから。