角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

玄人向け。

2010年09月14日 | 実演日記


今日の草履は、彩シリーズ24cm土踏まず付き〔四阡円〕
ピンク基調の桜花プリントをベースに、合わせはブルー基調の花柄プリントです。
季節的には春を想わせる配色ですが、こうした優しい雰囲気はとても人気が高いです。人も草履も、「優しさ」は極めて重要ということでしょうか。

角館草履を初めて見るお客様から、『良さそうなのは分かるんだけど、ちょっと値段がねぇ』という声がときにあります。1000円や1500円で売られている、布だけで編む布草履を知っている方に多いかも知れません。
私はいつどんな場合でも、無理なお勧めはしないことにしています。品物の売り買いも、「縁」があればすんなり話が進むと信じているわけです。

そしてちょっと思うのは、角館草履は「玄人向け」かも知れないという点です。多くのご愛用者はその健康効果と気持ち良さをご理解くださっていますし、整体師さんや鍼灸師さんといったその道のプロにも常連さんがいます。最近は盛岡市にお住まいのフットマッサージ師さんが、角館草履の工夫を評価くださいました。
不特定多数の大勢に好まれるというよりは、こだわりを持ったお客様に永く愛されるイメージでしょうか。

つい先ほど民主党の新代表が決まりました。まずは下馬評通り、菅さんの再選でしたね。民主党代表は即ち内閣総理大臣、コロコロ代わるのはひとまず落ち着いたようです。
投票権のない私がこの選挙をどうこうじゃないのですが、ちょっと気になるのは小沢一郎さんの今後です。以前のブログにも書きましたが、私は小沢さんという人に魅力を感じているわけです。

今の選挙結果を見てみると、小沢さんが明らかに負けたのは党員・サポーター票でした。国会議員票と地方議員票はかなり拮抗しています。つまり政治のプロあるいは政治を志した人たちに、小沢さんは今でも一定の人気があるということでしょう。
逆に一歩離れて客観的に国政を見ている国民には、あまり支持されなかったことになります。近くで見ている人には好まれて、遠くで見ている人には嫌われる。この理由は一体なんでしょうか。

思うに、見た目にも性格的にもクリーンな菅さんが、広く一般ウケしたと思うんです。対して、どこか昔の自民党政治を引きずっているような、まして「政治とカネ」で不評を買っている小沢さんは、なかなか広く愛されづらいんでしょうね。実際は愛嬌があって優しい人物と言っている人がいましたが、テレビを通してはなかなか分かりづらいですしね。

不特定多数の大勢に好まれることはなくとも、こだわりを持った人々に永く愛される政治家。小沢さんはそういう人なのかも知れません。まだまだ頑張って欲しいところがありますよ。

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