角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

北東北の偉人。

2012年12月29日 | 地域の話




今日の草履は、彩シリーズ26cm土踏まず付き〔五阡二百円〕
明るい緑色もそうですが、ところどころに出てくる水色やオレンジ色が可愛いですね。サイズは26cm、靴サイズで27cmまでOKですから、お若い男性が選ばれるかもしれません。

年の瀬が押し詰まった角館は、12月として記録的な積雪量になっています。昨日と今日は穏やかな天候で一息ついているものの、一昨日までの三日間はあきれるほどの量が降りました。一昨日の時点で75cm、角館は県内平野部の最大値らしいですよ。

この時期新聞に掲載される「今年の十大ニュース」を見ると、その一年の出来事がよく思い出されます。と当時に、中にはすでに記憶の遠く彼方というニュースもあって、一年がいかに早く過ぎていくかを実感しますね。

そんな十大ニュースの高位にランクされるのが、記憶に新しい自民党圧勝の衆院選でした。ここしばらくの間、ほんとに政界が動きましたね。選挙後も日本未来の党が分党とかで、この流れはまだしばらく続くのかもしれません。

分党してまた「生活云々」の党名に戻った小沢さんですが、民主党から集団離党した後、なんか精彩に欠ける気がします。未来との合流も、忙しなさばかり目立った感じでした。政界では北東北の偉人である小沢さん、これからどうするんですかね。

自民党新政権で官房長官を務める菅義偉(すが よしひで)さんという人は、神奈川県の選挙区ながら出身は秋田県湯沢市(旧雄勝町)です。湯沢高校を卒業した後、集団就職で上京。働きながら法政大学を卒業し、その後衆議院議員の秘書として政治を学んで、横浜市議、衆院議員と進んで行くんですね。

全国的に名前が知れるのは、2006年第一次安倍内閣で総務大臣を務めたときじゃないでしょうか。
数年前、旧雄勝町の生家に暮らすお父上が他界されたとき、中央政界や自民党組織からの献花の注文に、湯沢市・雄勝郡の花という花が売り尽くされたという話がまことしやかに流れたものです。

地元紙でも秋田県出身者の官房長官就任は、お祝い的に取り上げられていました。旧雄勝町は秋田県の中でも豪雪地帯、かつての冬場は陸の孤島だったでしょう。そんな土地から集団就職で上京し、やがて国民を代表する政治家となった菅さん。それほどの精神力を持った人が秋田県出身であることに、ちょっとした誇りを感じました。

北東北の偉人は、これからもどんどん世に出て欲しいものです。
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