角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

GWはマイカーで。

2011年04月27日 | 実演日記


今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡円〕
紺基調の和柄プリントをベースに、合わせは朱色基調のとんぼ&いらかプリントです。
白抜きのベースがいささか寒く見えるかも知れませんが、和が活きたお洒落な配色と思います。浴衣地をイメージさせますから、やっぱり夏向きでしょうかね。

今日の角館も雨の一日でした。それでも比較的気温が高かったので、蕾の赤みは強くなっています。咲くのが早い樺細工伝承館前の枝垂れ桜が、何輪か開きだしたようです。このあと周囲の枝垂れ桜も開き出し、月末には檜木内川堤のソメイヨシノも開花の便りがお届けできるでしょう。

桜見物や散策の人影は、僅かですが増えてきました。もちろんいつもの角館観桜会とはまったく異なる様子ながら、ついこの間まではほんとにゴーストタウンでしたからねぇ。
横浜市からお越しのご夫婦は、『ぜんぜん人がいないから、平日はこんなものかと思ってましたよ』。これも地震の影響と知って頷かれ、『確かに私も会社には内緒で来てますからね』と苦笑いでした。

これから桜の見頃を迎え、東北新幹線が全線開通されると、まずそれなりのお客様はお越しになると思っています。“希望的観測”が加味されているとはいえ、例年満開となればマイカー組が大挙押し寄せますから、道路や駐車場もある程度観桜会らしい混雑は見せるんじゃないでしょうか。

マイカー組に期待するひとつの理由は、「高速道路上限制」の廃止ですね。震災復興資金を確保するため、これまでの上限二千円は六月で廃止となるようです。特に東北復興を目的に東北自動車道の扱いは含みを残してましたが、間違いなく安く乗れるのは六月までというわけでしょう。
高速料金が元に戻る前に東北地方の桜見物という方が、少しはいらっしゃるんじゃないでしょうか。

わが家の双子が青森と仙台に暮らすようになって、私の東北自動車道利用が増えています。そのため、これまで必要と思ってなかったETCを付けました。六月の廃止まで元が取れるか分かりませんが、これもまたやむをえませんなぁ。
コメント
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