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CHP議長が“正義の行進”で民主主義賞を受賞

2017年11月13日 | 
11月14日 最大野党・共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール議長が、“正義の行進”によって、国際政治コンサルタント協会(IAPC)の民主主義賞を受賞することになりました。

 Hurriyet

IAPCの民主主義賞は、毎年、世界中の国で、民主主義を促進し、民主的思想の普及に貢献し、また民主的価値観とプロセスを推進した人々または組織に贈られます。IAPCは50年の歴史を持つ組織で、世界中にいるメンバーの投票で賞を決めます。

IAPCは11月9~12日、アイスランドで協議会を開き、2017年の民主主義賞を発表しました。これまでに、レフ・ワレサ氏、ウイリー・ブラント氏、マーガレット・サッチャー氏、ミハイル・ゴルバチョフ氏、ヴァクラフ・ハヴェル氏、ハンス・ディートリヒ・ゲンシャー氏、ネルソン・マンデラ氏、ジミー・カーター氏、イサアク・ラビン氏、シリン・エバディ博士、ヴィクトル・ユシチェンコ氏、ビル・クリントン氏、ミル・フセイン・ムサヴィ氏らが受賞しています。

7月14日、エニス・ベルベルオール議員が、トルコの国家情報局のトラックがシリアへ向かったことを示すビデオをジュムフリエト紙に提供したとして、25年の禁固を求刑されたため、クルチュダルオール氏が率いるCHPはこれに抗議して、“正義の行進”と“正義の集会”を行いました。


第39回イスタンブル・マラソンに何千何万人が参加した

11月12日、何千何万の人々が、第39回イスタンブル・マラソンに参加しました。世界唯一の大陸間マラソンは、今年は“子供たちの未来のために”開催されました。

 Hurriyet

世界中から来た人びとが、アジアからヨーロッパへ走りました。今年のマラソンはケニヤ勢の独壇場でした。女性の部ではケニアのルース・チェプンゲティチが1位になり、ケニヤ出身のフランスのアスリート、アブラハム・キプロティチが男子の部で1位になりました。

チェプンゲティチは46キロを2時間22分36秒で走り、キプロティチは同じ距離を2時間11分22秒で走りました。女子部の2位はケニヤのヴィシリン・ジェプケショで、1位に4秒遅れました。3位はエチオピアのレテブルハン・ハイライで、2時間25分14秒でフィニッシュしました。イスタンブル・マラソンには、ケニヤ、エチオピア、ナミビア、ウクライナ、ベラルーシュ、アゼルバイジャン、フランス、セルビア、リトアニア、トルコから86人のエリート・アスリートが招かれました。

この大会には、15キロ、10キロ、8キロのレースのほか、車椅子部門もありました。マラソンの出発点は、元ボスフォラス橋、いまは「7月15日殉教者の橋」のアジア側。ゴールはヨーロッパ側の歴史的スルタナメット広場でした。シルケジとイエニカプのフェリー・ターミナルへ通じる道は封鎖されました。

2012年、ヴォダフォンが大会のメーン・スポンサーになり、2013年、マラソンの名は「ユーラシア・マラソン」から「イスタンブル・マラソン」に変わりました。イスタンブル・マラソンの発想は1978年に始まりました。この年、ドイツ人のツーリスト・グループが大陸間マラソンを行い、これを知ったトルコ当局がイスタンブル・マラソンの発想を得たそうです。


トルコとロシアは関係を深めることで合意した

トルコとロシアは両国間の関係を深めることで合意したと、13日、エルドアン大統領は言いました。

 Hurriyet

黒海岸ソチのプーチン大統領の別邸での会談後、エルドアン大統領は「私たちは関係を深めた。トルコとロシアの関係が大きく前進したことは喜ばしい」と言いました。「もちろん、われわれはこの程度では満足していない。両国とその人々があらゆる分野でより緊密になり、協力を強化することで合意した」

エルドアン大統領は今年3回、ロシアを訪れ、プーチン大統領とは6回会談しています。エルドアン大統領は両国の貿易量を1000億ドルまで増やしたいというトルコの要望をくり返しました。また、ビジネスマンに対するビザ禁止など、トルコに対するすべての制約を解除するよう求めました。貿易の障害を除くための両国間の話合いはつづいていると、エルドアン大統領は言いました。

2015年11月、トルコがロシア軍のジェット機を、領空侵犯したとして撃墜した後、ロシアはトルコに対して、トルコの農作物の輸入禁止やトルコ人のビザなし旅行の中止など、いくつかの制裁を課しました。6月、ロシアは、農作物の輸入や、トルコ企業の建設事業、観光などの禁止令を一部解除しました。

ジェット機危機前のレベルに
エルドアン大統領は、ロシアとの共同防衛産業に非常に重きを重視していると言いました。プーチン大統領は「ロシアとトルコの関係は“危機前のレベル”に達した。両国間の貿易量も増加している」と言いました。

両首脳は両国間の関係、中東と世界の現状、とくにシリアについて話し合ったということです。「われわれはとくにシリアに関して話し合うチャンスを得た。シリアの政治的解決のための基盤ができてきたことで、両国は合意した」とエルドアン大統領は言いました。

「ロシアとトルコとイランの、シリアに対する共同作業は成功裡につづいている。暴力は減っていくだろう」とプーチン大統領は言いました。



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