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オイル・レスラーたちは金メダルと栄光を求めて戦った

2024年07月15日 | 国内
7月15日 汗とオイルで全身つるつるになったレスラーたちは、金メダルと栄光をめざして激しく組み合い、オスマン時代からの伝統ある競技を戦いました。

 Hurriyet

毎年7月、大勢のレスラーたちがトルコ北西部のエディルネのクルクプナル競技大会に集まって戦います。この競技大会は国内外の注目を集め、ユネスコの文化遺産としても承認されています。

この過酷なコンテストの勝者には、トルコ・スポーツの不朽の名誉が与えられます。敗者たちは落胆しつつも、来年の勝利をめざして稽古に励みます。

「これは私たちのオリンピック競技なのです。私たちの祖先もここで戦いました」と、今年の競技者の1人、ムラト・カレンデルさんは、AFPに語りました。石を刻んだような腕と腹筋を持った27歳のカレンデルさんは、自分の車のそばでウオーミングアップしていました。彼は競技に出るために、6年間準備してきたそうです。

コンスタンティノープル陥落まで、オスマン帝国の首都だったエディルネでは、1357年以来、毎年、クルクプナル・オイル・レスリング大会が催されています。

トルコのオイル・レスリングには悲しい歴史があります。兄弟だった2人の兵士がレスリングを始め、互いに最後まで譲らず死に至ったことから、この大会が生まれたと言われています。


2016年の未遂クーデターを記念するイベントが全国で

7月15日、トルコは2016年の未遂クーデターを記念し、全国でイベントが行われました。

 Hurriyet

テロリスト・グループのリーダー、アメリカ在住のフェトフェラー・ギュレンによる未遂クーデターは、首都アンカラ、イスタンブルその他の重要な場所を目標にし、251人の命を奪い、2200人を負傷させました。

その後、トルコ国会は、この日を「民主主義と国家統合の日」として、記念日とすることを満場一致で可決しました。記念式典は国会でも行われ、未遂クーデターで爆破された場所にカーネーションが捧げられました。

また、イスタンブルとアンカラの歴史的場所は、この日を記念して照明されました。イスタンブルのウスキュダルとバージュラルの2つの記念碑では、未遂クーデターで亡くなった人々を讃える行事が行われ、クレリ軍事高校、ガラタ塔、ベシクタシュの海事博物館には、トルコ国旗が掲げられました。アンカラの共和国博物館でも、同様の記念行事が行われました。

イスタンブルのボスフォラス海峡の3つの橋と、チャナッカレ海峡の橋、コジャエリのディロヴァスとヤロヴァのアルトゥンノヴァを結ぶ橋には、「国民の勝利」というスローガンが記された旗が掲げられました。

エルドアン大統領は国会の式典に出席する前に、イスタンブルのエディルネカプの殉教者の慰霊所を訪れました。夕刻には、アンカラのクズライ広場でスピーチを行います。


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