夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

宙組『ベルサイユのばら ~フェルゼンとマリー・アントワネット編~ 』(チャリティー・トークショー)

2014-09-15 00:16:18 | 宝塚観劇つれづれ

14日のソワレ終了後、チャリティートークショーがありました

1,000円の入場料をお支払いしてのトークショーです。
スタッフの仕切りの手際が悪い悪い
お役所仕事よね
でも震災復興の一助になるということなので、良しとしましょうか。


終演から45分後、すっしーさん、英真さん、みりおんちゃん、まあくん、かいちゃん、あっきー(上手からの並び順)と司会者さんが登場して、トークショーは始まりました。
みなさん、メイクも落として私服です。
公演でお疲れのところ、ありがとう

・芸名の由来を語りつつの自己紹介
(まずすっしーさんから。ヅカファンには有名な話でも、一般人には大ウケ。掴みは)

・何歳くらいから宝塚受験を考えましたか?

・休日の過ごし方を教えてください。
(みなさん、身体のメンテナンスはあげていました。すっしーさんは買い物に行くと、あっきーとよく出会うそうですまあくんは、車の運転が好きと言っていました。かいちゃんは家に引きこもるか出かけるかの二択だそうで、那須高原が好きだそうです。)

・『ベルサイユのばら』の自分の役以外でやりたい役になって、台詞を言ってください。(ここで一気に盛り上がりました)

英真さん→(まずご自分から「はいっ」と立候補して、かいちゃんに「オスカルやりますね」みたく、ちょっと謝ってから)「見えていないのかなぜついてきたーっ

すっしーさん→「おとうさま、おやすみなさい」(かわゆくご挨拶ルイ・シャルルです。)

まあくん→(言おうとして2回言いよどんで、何を言うの?と客席の期待が高まるなか、舞台のライトが落ちて雰囲気が高まる。まあくん、「ちょっと~」と焦りつつも堂々と)「さようならベルサイユ、さようならパリ、さようならフランス

かいちゃん→「股肱の臣」(フェルゼンの執事の台詞だそうで、かいちゃんはこの言葉が好きなんだとか。ちょっとポカンとした客席に、かいちゃんが説明してくれました。かいちゃんのチョイスが不思議ちなみに“股肱の臣”とはいちばん頼みとする部下、手足と頼む者、という意味です。)

あっきー→(「もはや台詞ではないのですが」と前置きして振りつきで歌う。)「ごらんなさい、ごらんなさい、ベルサイユの、ば・ら」(まあくんからアンコールの声が上がり、結局全員でやることになり、6人でもう一度やりました。みなさん、マイク片手でしたが、ちゃんと振りを知っているんですね他のメンバーが「ば・ら」と歌うなか、あっきーだけが「ばぁーら」と歌ってしまい、突っ込まれていました)

みりおんちゃん→(まあくんに相手役をしてもらって、後ろからまあくんの背を抱き、小舟でのデートの時のフェルゼンの台詞。かいちゃんが椅子を勧めるもまあくんは空気椅子で。)「おいたわしい…」


その他、牛タンが肉厚で美味しかった(かいちゃん、みりおんちゃん)とか、仙台のアーケード街が好き(英真さん)とか、イズミティには研2の時にも全国ツアーで来ていて、今回その時使った楽屋に行ってみて懐かしかった(まあくん)とか、いろいろ話が聞けました。
まあくん、かいちゃん、あっきーは、お休みの日(おそらく12日)に、なんと電車(仙山線)に乗って郊外の温泉(作並温泉)に出かけたそうですまあくんは「空気がおいしかった」と言ってくれました。

そして、「すみれの花咲く頃」を歌ってくれました。前唱をみりおんちゃんがソロで歌って、そのあと、まあくんが加わり、残りのメンバーも加わったのですが、驚いたのは、キーの低さ。普段、聴きなれているのよりも低かったです。
おそらくC:(もしかしてD:?)だと思うので、男役さんの最低音は低いド。そんな音を歌えちゃうなんてすごい
(確かフランツの「エリーザベーーーッ」の「エ」が低いドかレだと思います‥‥違っていたら、すみません)

そして、サイン入りのポスターやプログラムが当たる抽選をして、約1時間でトークショーはお開きになりました。

最初はちょっと硬さがありましたが、だんだん雰囲気も解れてきて‥‥司会の方も出過ぎず引き過ぎずお上手な方でしたし‥‥楽しい時間でした

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続・宝塚の舞台のフェルゼンについて思うこと。

2014-09-13 21:04:42 | 極私的「ベルばら」語り@危険地帯

※引き続き、毒吐いています。観劇報告ではないので‥‥逃げてください


ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン。
原作では魅力的な男性です。
それなのに‥‥


うえ○氏の脚本によると、フェルゼンの存在は、アントワネットが立派なフランス王妃となるためには障害でしかない、という酷い描かれようです

確かに革命家たちに煽られた市民たちは、フェルゼンを「王妃の情夫(いろ)」として憎んでもいたでしょう。
でも実際にベルサイユでは、ポリニャック夫人が王妃を唆して莫大なお金が動いたり、プチトリアノンの造営に気の遠くなるような金額がかかったり、その他の政治上の失策が重なって、遂に革命に至ったのであって、フェルゼンが宮廷で糾弾されるようなことは決してありません。

あげくに、オスカルにまで「その原因のひとつに君があるのだ」と酷いことを言わせています
これってオスカルをバカにした台詞よね
オスカルを、真実が見えていない愚か者にしているのですから

原作を読んでください。

オスカルはアントワネットに「フェルゼンやメルシー伯爵、今まで陛下のために尽くしてきた者たちの意見を聞いてください。」と進言しています。
オスカルがフェルゼンに「スウェーデンに帰った方がよいかも…」と勧めたのは、アントワネットがいよいよ王妃になる、という時です。

う○だ氏のお読みになっている『ベルサイユのばら』は、私たちが読んでいるものとは違っていて、うえ○氏の専用のが存在するのかしら


ここにきて、理代子先生が精力的に episode の執筆を始められたのも、穿った見方をすれば、「あっちは偽物こっちが本物よ」という気概のあらわれかもしれませんね。

でも『ベルサイユのばら』のファンは、みーんなわかっています

今や宝塚歌劇の『ベルサイユのばら』は、『ベルばら』の名を借りただけの、客寄せパンダのような作品に成り果ててしまいました。
脚本・演出家が同じままでは、この凋落に歯止めはかかりません。

わたしたちは、作品そのものに期待するのは、無駄なことと学習し尽くしました。
キャラに命を吹き込んで少しでも魅力的にみせようと、日々、努力を惜しまず頑張っている生徒さんたちに会いに劇場に通ったり、DVDを購入したりするのです


興奮して、長くなってしまいました
でも、いくらでも書けますね
ここまで辿り着いてくださったかた、どうもありがとうございます

(終わり)
コメント (2)
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宝塚の舞台のフェルゼンについて思うこと。

2014-09-13 21:01:59 | 極私的「ベルばら」語り@危険地帯

※カテゴリーが“@危険地帯”です。観劇報告ではありませんので、ご注意ください。

逃げて‥‥重苦しいから‥‥逃げて‥‥


『ベルサイユのばら』原作に登場するフェルゼンは好きです男性キャラでは、ジェローデルの次に好きかもしれませんアンドレ、ごめんねー

が、しかーし
うえ○氏の手にかかると

宝塚の『ベルサイユのばら』でのフェルゼンの扱い方でとても嫌なのは、彼がフランスでもスウェーデンでも罪人扱いされていることです

当時の革命家たちが、
「王妃はフェルゼンとの不倫にうつつを抜かし、政治を顧みず遊興に耽ったので、フランスの財政が逼迫し、我々の暮らしは悪くなる一方だだから、王妃とフェルゼンが悪い
と庶民たちを煽り立てたように、私たち観客も脚本に煽り立てられて、フェルゼンとアントワネットの恋愛がフランスに危機を招いたと思いこまされます

宝塚の舞台でのフェルゼンは、帰国勧告を受けるまでフランスに居座って、アントワネットとの逢瀬を繰り返していただけの男のように描かれています。
しかも、オスカルの気持ちに気づかないまま、オスカルを責め立てて帰国してしまうヴァージョンまである始末です
フェルゼンに感情移入できない理由がこのあたりにあるのだと思います。

だって観客の多くは、フェルゼンよりもアントワネットよりもオスカルさまが好きなんだもの。
理不尽な言われかたをされて、言葉を返すこともできずにひとり泣くオスカルさまなんて、見たくないもの
こんなフェルゼンはオスカルさまが心震わせた初恋の相手ではないもの


フェルゼンは自分の意志でアメリカ独立戦争にも従軍したし、革命の1年前にはグスタフ3世の命令で帰国しているし‥‥
こういった史実を余さず舞台に取り入れてほしいとは言いません

せめて、フェルゼンが自らの意志で帰国を決めて、オスカルにアントワネットのことを託す、という流れにすればよいものを‥‥
なぜ一幕最後のような場面(最近では、'13年雪組、'14年の花組と宙組)が必要になるのか、まるでわかりません

またスウェーデン帰国後にしても、「監視の眼が光っている」だの「スウェーデンの恥」だのと、そこまでフェルゼンを貶めなくてもよいのではと台詞を聞きながら悲しくなるわけです

思うに、○えだ氏はアントワネットとフェルゼンの関係を不倫としてしか捉えていないということですよね。
(初演当時、これは不倫の物語だから「清く正しく美しく」な宝塚の舞台にのせるのに躊躇した、という逸話を聞いたことがあります。)

不倫=悪という図式なので、悪人(フェルゼン)は追放しなくてはなりません。しかし、フェルゼンは主役なので、あからさまに悪人扱いは出来ないのです‥‥
で、国王陛下に「それは困るぞ、帰国を延ばせぬか?アントワネットが悲しむぞ。」などと言わせたりしています‥‥この一言で、フェルゼンは妻の不倫相手ではなく、国王陛下公認の仲のよいお友達になり‥‥とりあえず主役のフェルゼンの立場は完全な悪人ではなくなりました‥‥で、フェルゼンはフランスで受けとめたさまざまの愛に感謝して帰国します‥‥万々歳です、○えだ氏的には。

それにしても、何故あのような公式の場で、フェルゼンが自分の心情をとうとうと語らなくてはいけないのでしょうか

さらに、あの場の誰もが答えを知っているのに「して、その人の名は」と敢えて問う台詞の意図がわかりません‥‥“国王陛下はフェルゼンを認めても、我々臣下は、王妃とフェルゼンの外国人同士の不倫はあくまで糾弾しますからね”という決意表明ですか

とにかく、ワタクシにはう○だ氏の脚本の意図がくみ取れません

(続く)
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宙組『ベルサイユのばら ~フェルゼンとマリー・アントワネット編~ 』(2)

2014-09-11 22:40:30 | 宝塚観劇つれづれ

『ベルサイユのばら』には、まず原作から入り、出逢いの衝撃と興奮と幸福をそのままひきずってきたワタクシにとっては、恒例の、「あ~あなんというやりきれない脚本」な舞台ではありましたが‥‥

客席からすすり泣きが漏れ、ブログを巡れば「感動して泣きました」とあるのを見つけ‥‥
話題性のある『ベルばら』は、全ツの興行的には成功なのでしょうねー。

そして、真っ白な心で宝塚の『ベルサイユのばら』を楽しんだ事って一度もないのではと今さらながら気づいた汚れた心のワタクシです
でも、頑張っている生徒さんたちへの思いは、ピュアですよー

『ベルばら』にはトップスターの大羽根がありません。
客席降りも一幕ラストにフェルゼンが駆け抜けていくだけ。
中日劇場はそれで良かったのかもしれませんが、全ツは大人数の客席降りが欲しいところです。
今回でいえば、「花祭り」で出来たかもしれませんね。
「花祭り」は、オスカル、アンドレ、ルイ16世陛下、プロヴァンス伯爵、ベルナール、ジャルジェ夫人、ロザリーと相変わらず豪華なメンバーで、目が足りません。


実咲凛音ちゃんのアントワネットは、とても上手いというか、しっかりした雰囲気でした。
みりおんちゃんは、自立した女性が似合うので、男性にとって守ってやらねばというアントワネットではなかった気がします。
宮廷での人間関係に疲れ、夫との関係は愛情よりも信頼が優先しているような、そんなアントワネットにとっての“癒し”がフェルゼンと子供たちであったのでしょう。
まぁくんフェルゼンと穏やかな大人の愛を確かめ合っている、そんなアントワネットでした。
だからこそ、革命が起きてからのアントワネットは、等身大の演技で、うまい人だなと感じました。

りくくんのアンドレは、ソロ1曲はあるものの、バスティーユ以外には見せ場がなくて観ている方は不完全燃焼やっている本人も、あの脚本ではそうなのではないでしょうか?
ビジュアルはしっかりとアンドレが似合っていました

あっきーのジェローデル。
気品のある近衛将校でした
まぁくんとの台詞のやりとりから、フェルゼンへの信頼が感じられました。
愛の告白はなく、オスカルを上司として信頼・尊敬しているという立場しか見えてこない今回のジェローデル。
「オスカル編」のジェローデルの破格の扱いを観てしまった今は、ジェロ贔屓のワタクシとしては物足りないことこの上ないです
ジェローデルはどのヴァージョンにも登場して、便利に使われるキャラよね

ベルナールの星吹彩翔くんは、さすがに歌が上手い
ロザリーの瀬音リサちゃんは、キャラに嵌まっていてぴったりの配役だなと感じました
ベルナールとロザリーはほのぼのした夫婦で、革命を生き延びて幸せになってほしいと思わせました

ソフィアの綾瀬あきなちゃんはしっかりものの妹でしたもう少し豪華なドレスを着せてあげればいいのにフェルゼンお兄様の服装とギャップがありすぎる…

メルシー伯爵の英真なおきさん。
今回は、情に訴えるというよりは、理論派のメルシー伯爵のように感じました
それにしても、軍服姿のメルシー伯爵って初めて見た気がします。メルシー伯爵って文官よね
英真さんがアルバイトで出ている民衆。“民衆S”と名付けたいほど上手い目が自然といってしまいました。(花組でも出ていたのに、民衆はみつるくんばかり見ていましたね‥‥まだあれから3ヵ月経っていないのに、随分と前のことのようです‥‥)


(続きます)
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宙組『ベルサイユのばら ~フェルゼンとマリー・アントワネット編~ 』(1)

2014-09-09 23:45:39 | 宝塚観劇つれづれ

まずは、酒田で観てきました
宙組の全国ツアー公演。
ツアーをだいたい半分くらい終えたあたりでしょうか?

同じ「フェルゼンとマリー・アントワネット編」でも、花組の中日劇場版とは微妙に違いました。

みつるくんが演じた、ド・ブロイ元帥がいなくなって、一幕ではメルシー伯爵(英真なおきさん)とブイエ将軍(風馬翔くん)がその部分を。
二幕では、ド・ブロイ元帥の役割はなくなってしまったので、ベルナール(星吹彩翔くん)とロザリー(瀬音リサちゃん)の歌がなくなりました。
『ベルばら』の本筋から外れた場面で、無くてもいい場面がいくつかあって、そのあたりは上手く処理して、オスカル(七海ひろきくん)とアンドレ(蒼羽りくくん)の場面にまわしてと感じたのは、原作のファンなら誰しもでしょう。
だって『ベルばら』という演目を楽しみにいくのではなく、動くオスカルさま、アンドレ、フェルゼン、ジェローデルたちを観に行っているのだから。
せめて原作のキャラをたくさん動かしてよと思うわけです。

と、ぶつぶつ文句を言うのはここまでにして


かいちゃんのオスカル。
とても素直なオスカルでした。
感情が純粋培養されたような、まっすぐな恋をして、職務に忠実で、理想を臆せず語ることができる、そんなオスカルでした
かなめオスカルの大成功のあとで、プレッシャーは相当なものだったと思うのですよ。
でも、ちゃんとかいちゃんのオスカルでした
喉を痛めてる?
バスティーユは頑張って声を出していましたけれど、上手く喉をコントロールできるといいね。
バスティーユといえば、白旗ありました(雪組の全ツにはなかったものね)
まぁくんとのバランスも良かったです

まぁくんのフェルゼン。
感情を抑えたフェルゼンでした。
メルシー伯爵の訪問を受けたときもひどく激することもなく、アントワネットに別れを切り出すときも淡々と‥‥
自分の運命がわかっているような、でも温かな包容力のあるフェルゼンでした。
そんなまぁくんが弾けたのは、薔薇タン。熱く踊っていました
黒燕尾の“愛の讃歌”もきれいでした。(ここはデュエットダンスと男役たちの踊りのみ。)
が、かなめちゃんの首筋に口づけながら白薔薇の髪飾りをはずす、というあの豪華なフィナーレの印象が強すぎて‥‥宙組でも“オマージュ”が観たかったです

(続きます)
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