夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

宙組『ベルサイユのばら ~フェルゼンとマリー・アントワネット編~ 』(2)

2014-09-11 22:40:30 | 宝塚観劇つれづれ

『ベルサイユのばら』には、まず原作から入り、出逢いの衝撃と興奮と幸福をそのままひきずってきたワタクシにとっては、恒例の、「あ~あなんというやりきれない脚本」な舞台ではありましたが‥‥

客席からすすり泣きが漏れ、ブログを巡れば「感動して泣きました」とあるのを見つけ‥‥
話題性のある『ベルばら』は、全ツの興行的には成功なのでしょうねー。

そして、真っ白な心で宝塚の『ベルサイユのばら』を楽しんだ事って一度もないのではと今さらながら気づいた汚れた心のワタクシです
でも、頑張っている生徒さんたちへの思いは、ピュアですよー

『ベルばら』にはトップスターの大羽根がありません。
客席降りも一幕ラストにフェルゼンが駆け抜けていくだけ。
中日劇場はそれで良かったのかもしれませんが、全ツは大人数の客席降りが欲しいところです。
今回でいえば、「花祭り」で出来たかもしれませんね。
「花祭り」は、オスカル、アンドレ、ルイ16世陛下、プロヴァンス伯爵、ベルナール、ジャルジェ夫人、ロザリーと相変わらず豪華なメンバーで、目が足りません。


実咲凛音ちゃんのアントワネットは、とても上手いというか、しっかりした雰囲気でした。
みりおんちゃんは、自立した女性が似合うので、男性にとって守ってやらねばというアントワネットではなかった気がします。
宮廷での人間関係に疲れ、夫との関係は愛情よりも信頼が優先しているような、そんなアントワネットにとっての“癒し”がフェルゼンと子供たちであったのでしょう。
まぁくんフェルゼンと穏やかな大人の愛を確かめ合っている、そんなアントワネットでした。
だからこそ、革命が起きてからのアントワネットは、等身大の演技で、うまい人だなと感じました。

りくくんのアンドレは、ソロ1曲はあるものの、バスティーユ以外には見せ場がなくて観ている方は不完全燃焼やっている本人も、あの脚本ではそうなのではないでしょうか?
ビジュアルはしっかりとアンドレが似合っていました

あっきーのジェローデル。
気品のある近衛将校でした
まぁくんとの台詞のやりとりから、フェルゼンへの信頼が感じられました。
愛の告白はなく、オスカルを上司として信頼・尊敬しているという立場しか見えてこない今回のジェローデル。
「オスカル編」のジェローデルの破格の扱いを観てしまった今は、ジェロ贔屓のワタクシとしては物足りないことこの上ないです
ジェローデルはどのヴァージョンにも登場して、便利に使われるキャラよね

ベルナールの星吹彩翔くんは、さすがに歌が上手い
ロザリーの瀬音リサちゃんは、キャラに嵌まっていてぴったりの配役だなと感じました
ベルナールとロザリーはほのぼのした夫婦で、革命を生き延びて幸せになってほしいと思わせました

ソフィアの綾瀬あきなちゃんはしっかりものの妹でしたもう少し豪華なドレスを着せてあげればいいのにフェルゼンお兄様の服装とギャップがありすぎる…

メルシー伯爵の英真なおきさん。
今回は、情に訴えるというよりは、理論派のメルシー伯爵のように感じました
それにしても、軍服姿のメルシー伯爵って初めて見た気がします。メルシー伯爵って文官よね
英真さんがアルバイトで出ている民衆。“民衆S”と名付けたいほど上手い目が自然といってしまいました。(花組でも出ていたのに、民衆はみつるくんばかり見ていましたね‥‥まだあれから3ヵ月経っていないのに、随分と前のことのようです‥‥)


(続きます)
コメント
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