※引き続き、毒吐いています。観劇報告ではないので‥‥逃げてください
ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン。
原作では魅力的な男性です。
それなのに‥‥
うえ○氏の脚本によると、フェルゼンの存在は、アントワネットが立派なフランス王妃となるためには障害でしかない、という酷い描かれようです
確かに革命家たちに煽られた市民たちは、フェルゼンを「王妃の情夫(いろ)」として憎んでもいたでしょう。
でも実際にベルサイユでは、ポリニャック夫人が王妃を唆して莫大なお金が動いたり、プチトリアノンの造営に気の遠くなるような金額がかかったり、その他の政治上の失策が重なって、遂に革命に至ったのであって、フェルゼンが宮廷で糾弾されるようなことは決してありません。
あげくに、オスカルにまで「その原因のひとつに君があるのだ」と酷いことを言わせています
これってオスカルをバカにした台詞よね
オスカルを、真実が見えていない愚か者にしているのですから
原作を読んでください。
オスカルはアントワネットに「フェルゼンやメルシー伯爵、今まで陛下のために尽くしてきた者たちの意見を聞いてください。」と進言しています。
オスカルがフェルゼンに「スウェーデンに帰った方がよいかも…」と勧めたのは、アントワネットがいよいよ王妃になる、という時です。
う○だ氏のお読みになっている『ベルサイユのばら』は、私たちが読んでいるものとは違っていて、うえ○氏の専用のが存在するのかしら
ここにきて、理代子先生が精力的に episode の執筆を始められたのも、穿った見方をすれば、「あっちは偽物こっちが本物よ」という気概のあらわれかもしれませんね。
でも『ベルサイユのばら』のファンは、みーんなわかっています
今や宝塚歌劇の『ベルサイユのばら』は、『ベルばら』の名を借りただけの、客寄せパンダのような作品に成り果ててしまいました。
脚本・演出家が同じままでは、この凋落に歯止めはかかりません。
わたしたちは、作品そのものに期待するのは、無駄なことと学習し尽くしました。
キャラに命を吹き込んで少しでも魅力的にみせようと、日々、努力を惜しまず頑張っている生徒さんたちに会いに劇場に通ったり、DVDを購入したりするのです
興奮して、長くなってしまいました
でも、いくらでも書けますね
ここまで辿り着いてくださったかた、どうもありがとうございます
(終わり)