3月の雪組の全ツから始まった今年の『ベルサイユのばら』観劇は、仙台公演でついに最後を迎えました。
コンプリートしてしまいました。
あれやこれやと文句を言いながらも劇団に貢いだ金額のことを冷静に考えると、心穏やかではありませんが、その時その時が幸せな時間だったのは確かです
特に「オスカル編」は新場面が多く、初見時にはストーリー構成に「はあ」とあきれたものの、宙組の勢いに背中を押されて、東京公演は、先行販売等の情報を集め、可能な限りあちこちに入力しまくり、これが予想外に当たり大散財しました
幸い、今年の夏はバーゲンに誘惑されなかったので良かったです
余勢をかっての宙組の全ツもかなり楽しめました。
トークショーもありましたしね
仙台公演にはヅカファンではない友人を一公演だけ誘いました。
なんとなく漫画の『ベルサイユのばら』は知っているそうですが‥‥
メルシー伯爵がアントワネットに会いにきた時点で、もうフェルゼンは間に合わないと思ったそうで、最後の最後にフェルゼンが来たことに、感動したそうです。
でも「オスカルとアンドレって脇役なんだねー」と残念がっていましたので、やはり『ベルサイユのばら』=オスカルとアンドレ、という図式が一般的なのではないでしょうか?
全ツには“今宵一夜”は入れてほしかったのです。
友人には予め、「突っ込みどころ満載だから、雰囲気を楽しんでね」と言っておいたのですが、特に突っ込みたくなる箇所もなかったそうで‥‥一般的な観客の一般的な反応というべきでしょうか?
だからといって
偽物の『ベルサイユのばら』を日本全国にばらまいていいわけはありません
宝塚歌劇の『ベルサイユのばら』は、連載開始50周年にあたる2022年、あるいは上演50周年にあたる2024年まで封印してほしいものです。
その時に、「半世紀経ったのだから新しい『ベルサイユのばら』を」という英断をくだせる劇団幹部がいればよいのですけれど‥‥
でも来年の台湾公演には『ベルサイユのばら』を持っていくのですよね
劇中、原作にはない「フランスの恥」「スウェーデンの恥」を連呼していますが、あんな改悪改竄の『ベルサイユのばら』を海外で上演するのは“日本の恥”ではないのでしょうか
またしても、ついつい熱くなってしまいました
タイトルを“終了”ではなく“修了”にしたのは、2014年の観劇で、ワタクシの『ベルばら』歴に新しいページが加わったという意味で
『ベルサイユのばら』に関する限り、“終了”の日はきっと来ないのです