とても久しぶりの更新になってしまいましたm(__)m
9/15、16の両日、仙台で雪組の全国ツアー公演を観てきました。
台風が来ていたのですが‥‥
一日目は、仙台についたら滝のような雨が降っていて 二日目はやや強めの風が吹いていました
どちらも帰る時刻には、天候が落ち着いていて、ほっ。
というわけで、4回の公演のうち、2回観てしまいました。
『若き日の唄は忘れじ』
感想を一言で表すと、清々しい!
かなり前にNHKで放映したドラマを観ていたので、置いていかれずにすみました
いっしょに観てくれた友人(非ヅカファン)は、「蝉しぐれ」を予め読んでくれました。ありがたや~
原作は、陰謀や派閥争いなど海坂藩の政争や、剣豪としての牧文四郎という一面も大きいと思いますが、舞台では文四郎とふくの関わりをうまく抽出して、それを中心にして、コンパクトにまとめてありました。
(初演星組も今年2月の中日劇場も未見です。だから、演出や役作りの違いは、わからないです。)
雪組らしい手堅くまとまった舞台だなあ、と感じました。
老練な役を演じている中堅の生徒さんたち(奏乃はるとくん、香綾しずるくん、蓮城まことくん)が、メイクや台詞まわしに違和感がなく、自然でとても良かったです
トップスターの役より、年上だったり地位が上の役に、下級生を当てて、無理やり感が表れてしまうと、観ていて軽くストレスになるのですが、そういうことは全くなかったです。
壮一帆さんの牧文四郎は、ひたすら清々しかったです。
少年時代、青年時代とも、着物、鬘がよく似合っていて、所作も美しかったです
“反逆者の家の者”と蔑まれても、顔を上げて生きていく気概が感じられました。
また、ふくへの想いも声に出さないだけに、かえって切なかったです。
だからこそ、最後の場の「悔いることばかりです。」が際立って聞こえました。
この言葉を聞いたことで、ふく(愛加あゆちゃん)もどんなにか救われたことかと思います。
あゆちゃんは、思っていたよりも大人びた ふく でした。
娘役さんでは、文四郎の姉の留伊の透水さらさちゃんが、えりたんよりもかなり下級生なのにしっかりした演技でした。
また、ふく に仕える腰元の 萩 の星乃あんりちゃんが、華やかでした。
(つづく…)