夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

ご卒業おめでとうございます。

2015-02-18 00:42:36 | 観劇の周辺

宙組6代目トップスター凰稀かなめさんが卒業されました。

ゆうひさんの後を継いで、宙組を背負ってくれたかなめさんです。
気にならないわけはなく、トップスター時代の本公演は幸いにも全て観ることが出来ました。

「歌劇」誌に小池修一郎氏が、「柚希と凰稀は、まれに見る理想のトップと2番手だった」と言葉を寄せられていて、宙組に組替え後は、「仕事としての男役」とも。

確かにゆうひさんは、“仕事”という言葉をよく使っていましたね。
本科と予科の関係の礼音くんから、8学年差のゆうひさんの2番手になるために宙組に来たときは、きっとカルチャーショックを受けるくらいの戸惑いがあったと思います。
しかも『美しき生涯』の疾風という役は、孤独な役でしたし(お芝居には違和感なく溶け込んでいたとは思いましたが‥‥)、一方では路線系の男役たちが“秀吉の家来”という括りで、わいわいとグループ芝居を繰り広げていて‥‥
よく言われる“2番手としての美味しい役”は星組時代の方に集中していますし‥‥

それでも、退団に向けたインタビューの中で、「大空さんとすみ花を輝かせるために、自分はどういう居方をしたらいいか、いつも考えていた」とか、とにかく、ゆうひさんを立ててくれる受け答えばかりで‥‥本当にありがとう

あの美貌を世間がほおっておかないと思いますが‥‥まずはひと休みしてくださいね
幸多き人生でありますように

~~~~~~~~~~~

以前も書きましたが、かなめさんとの出会いは、日本青年館の『アメリカン・パイ』。なんて綺麗でスタイルがいいのかしらプログラムで調べて“凰稀かなめ”という名前を知りました。
そのあとは、「やっぱり路線に乗ったね」と納得しつつも、綺麗な子、という印象が強くて‥‥
『堕天使の涙』のサリエルなぞは本当に綺麗でした『エリザベート』のルドルフや『ミロワール』のシンデレラも
その後、水さん時代の雪組を観劇する機会に恵まれなかったので、かなめさんの記憶はすっぽり抜け落ちているのですが
やがて星組に組替えになり‥‥「この人はクールビューティを装いながら、本当は熱い人なのではないか」と感じたのが『愛と青春の旅立ち』のフォーリー軍曹を観てでした。
ビジュアル的にはフランツ・シュテファンがNo.1ですが、私が観たかなめさんの星組時代の役でいちばん好きなのは、フォーリー軍曹です色気もありましたしねこれが、レット・バトラーに繋がったのでしょうか?
宙組2番手時代は、前述したとおり役には恵まれなかったと思います。
2番手を3作もやって、それが全てオリジナルだったのだから、1作くらい黒い役を宛ててもよかったのにね、と今になって思います。ゆうひさんが余りにも大人過ぎて、劇団の演出家さんたちが、“大空祐飛と真っ正面から対峙する凰稀かなめ”を描くのに躊躇したのでしょうか?←偉そうにすみません
それでも、代表作のひとつ『ロバート・キャパ』に出会えたのは、良かったと思います。
トップスターに就任してからの活躍は、周知のとおり
代表作もたくさん出来ました。
ラインハルトやオスカルはもちろんですが、私が瞠目したのはエドモン・ダンテスです。
間違った事をしているわけではないけれど、どちらかと言えばダーティな役。汚ない格好を平気でやって、ビジュアルを生かせる役でもない。世間の評判はともかく(あのポスターのせいでチケットの売れ行きがいまひとつだったような気が)、私は好きな役でした眼福な“パイナップルの女王”もこの時でしたね
思えば新作のショーが2作しかなかったのね。(しかも『アムール de 99!!』は完全な新作ではないし)
書いているときりがないので、この辺でやめますが‥‥「100周年の時のトップスター」に名を連ねることが出来て、これも本人が引き寄せた運かな?と思うと同時に、本当に良かったねと思います。
また、私たちの前に、お顔を見せてくれるといいな
15年間、お疲れさまでした

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『SHOWーism Ⅷ ∞ / ユイット』 | トップ | 『風と共に去りぬ』(月組中日... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

観劇の周辺」カテゴリの最新記事