9月の初めの話になりますが💦
赤坂ACTシアターで『ドン・ジュアン』を観てきました。
望海風斗さん主演の雪組公演の、外部ヴァージョンです。
演出は、雪組と同じく宝塚歌劇団の生田大和先生。
ということで、こういうお花が届いておりました💐
『ドン・ジュアン』は2004年にカナダで初演されたミュージカルで、日本では2016年に宝塚歌劇団雪組が上演し、今回はその新演出版となります。
衣装担当は、雪組と同じく有村淳先生。
渇いた砂山に囲まれたすり鉢状の舞台。
真紅のドレスで情熱的にフラメンコを踊るアンダルシアの女性たち。
「本当に大切なもの以外は、全てを持っている」とみなが噂するドン・ジュアンが登場します。
この舞台のお目当ては、騎士団長/亡霊役のお方と、イザベル役のお方でしたので💦真ん中のドン・ジュアンをちらちら見ながら、下手の塔のあたりや舞台奥を注視すること多々💕
ドン・ジュアン役の藤ヶ谷太輔さんは、当然、舞台で観るのは初めてです。ドン・ジュアンはどちらかというと陰の男性なのですが、なかなかの色男っぷりで、コスチュームも似合って華やか。
ヒロインのマリアは蓮佛美沙子さんでこちらも舞台でははじめましてです。歌声がきれいでした。
ドン・ジュアンの友人で、話をリードしていく役割もあるドン・カルロに上口耕平さん。
マリアの婚約者のラファエロに平間壮一さん。
おふたりともミュージカルではお馴染みの役者さんですね。
しっかりとした実力で、ちゃんと自分の役割を果たしていたという印象です。
ドン・ジュアンと過去にかかわりがあった女性で、今はドン・ジュアンの生き様を確かめているような立場のイザベルが、春野寿美礼さん✨
ドン・ジュアンにときおり厳しい視線を向けるのですが、男役時代のおささんの表情が垣間見れて懐かしかったです♥️
歌声も凛として、おささんの歌は好きだなぁと改めて思いました。
イザベルは舞台下手のほうで、センターのドン・ジュアンたちを眺めているシーンも多いのですが、舞台上には若い女の子たちがたくさんいるにも関わらず、居ずまいが華やか✨で、どんな表情をしていても目ヂカラがあります。ドン・ジュアンの生き様を残さず見届けてやろう、という意志かな?
でも、全体的な雰囲気はやはりおささんらしく、ふうわりと柔らかい。今は自分のもとを去っていったドン・ジュアンへの包容力。
(かなり贔屓目線ですみません💦)
久しぶりにおささんの舞台を観れて嬉しかったです😌🌸💕
騎士団長/亡霊は吉野圭吾さん。
騎士団長の娘がドン・ジュアンに玩ばれたことから、騎士団長とドン・ジュアンは決闘となって殺されて、亡霊となります。
決闘シーン(フェンシング)がかなりの迫力でした。
そして亡霊のメイクをどうするのかも楽しみにしていましたら(雪組でも香綾しずるさんが思いきったメイクをしていましたよね?)、顔を半分隠し、なかなか思いきったメイクを。
そんなに出番はないかな?と油断していましたら、下手の塔の螺旋階段や舞台センター奥から、しばしば音もなく表れて、やがて力強くフラメンコの足踏み(「サバテアール」というそうです)が始まり、舞台全体を巻き込んでいく。
そしてドン・ジュアンを不安に陥れていく・・・という亡霊。
舞台全体から響き渡るサバテアールはすごく迫力がありました。
鎧姿で踊りまくる亡霊😄
1階席で観たのですが、踊りのフォーメーションとか舞台奥からの登場の様子とか、2階席から観ると、とても計算された演出だったそうです。
圭吾さんに嵌まった役でした。
映像を使った斬新な演出もあり、なかなか見応えのある舞台でした。
わりと説明セリフが多かったこともありますが・・・
本当に大切なもの(=愛)の存在に気づいたときに、生き方を見つけられなかったドン・ジュアンの悲劇がよく伝わってきたと思います。
そして己れの欲望のままに生きたにもかかわらず、彼は周囲に愛されていたのだ、ということも伝わってきたのでした。
同じ生田大和先生の演出作品に『CASANOVA』があります。
こちらも、稀代のプレイボーイ、カサノヴァが浮き名を流す物語ですが、カサノヴァ(こちらはひたすら人生を楽しむ陽の男性)も愛され男でしたね。
ドン・ジュアンもカサノヴァも感情移入できにくい主人公ですが、コスチュームプレイにすることと、回りから愛されているというふうに演出することで、物語にぐっと華やかさや親しみが増すのかな?と感じたりしたのでした。
~~~~~~~~~~~~~~~
*おまけのひとりごと*
《ふたつの舞台のキャスト表》
☆ドン・ジュアン(藤ヶ谷太輔/望海風斗)
☆マリア(蓮佛美沙子/彩 みちる)
☆ドン・カルロ(上口耕平/彩風咲奈)
☆ラファエロ(平間壮一/永久輝せあ)
☆エルヴィラ(恒松祐里/有沙 瞳)
☆騎士団長/亡霊(吉野圭吾/香綾しずる)
☆アンダルシアの美女(大石裕香/煌羽レオ)
☆イザベル(春野寿美礼/美穂圭子)
☆ドン・ルイ(鶴見辰吾/英真なおき)
調べたらこの時期、もう1チームは『ローマの休日』だったのですね。
のぞ様の相手役に彩みちるちゃんをお試ししてみたキャストだったのかな~❓
アル・カポネでは、有沙瞳ちゃんと組んでる❓
で、いろいろあって、今の相手役さんになったと・・・
みちるちゃんもくらっちもどこかで報われてほしいです🙏
赤坂ACTシアターで『ドン・ジュアン』を観てきました。
望海風斗さん主演の雪組公演の、外部ヴァージョンです。
演出は、雪組と同じく宝塚歌劇団の生田大和先生。
ということで、こういうお花が届いておりました💐
『ドン・ジュアン』は2004年にカナダで初演されたミュージカルで、日本では2016年に宝塚歌劇団雪組が上演し、今回はその新演出版となります。
衣装担当は、雪組と同じく有村淳先生。
渇いた砂山に囲まれたすり鉢状の舞台。
真紅のドレスで情熱的にフラメンコを踊るアンダルシアの女性たち。
「本当に大切なもの以外は、全てを持っている」とみなが噂するドン・ジュアンが登場します。
この舞台のお目当ては、騎士団長/亡霊役のお方と、イザベル役のお方でしたので💦真ん中のドン・ジュアンをちらちら見ながら、下手の塔のあたりや舞台奥を注視すること多々💕
ドン・ジュアン役の藤ヶ谷太輔さんは、当然、舞台で観るのは初めてです。ドン・ジュアンはどちらかというと陰の男性なのですが、なかなかの色男っぷりで、コスチュームも似合って華やか。
ヒロインのマリアは蓮佛美沙子さんでこちらも舞台でははじめましてです。歌声がきれいでした。
ドン・ジュアンの友人で、話をリードしていく役割もあるドン・カルロに上口耕平さん。
マリアの婚約者のラファエロに平間壮一さん。
おふたりともミュージカルではお馴染みの役者さんですね。
しっかりとした実力で、ちゃんと自分の役割を果たしていたという印象です。
ドン・ジュアンと過去にかかわりがあった女性で、今はドン・ジュアンの生き様を確かめているような立場のイザベルが、春野寿美礼さん✨
ドン・ジュアンにときおり厳しい視線を向けるのですが、男役時代のおささんの表情が垣間見れて懐かしかったです♥️
歌声も凛として、おささんの歌は好きだなぁと改めて思いました。
イザベルは舞台下手のほうで、センターのドン・ジュアンたちを眺めているシーンも多いのですが、舞台上には若い女の子たちがたくさんいるにも関わらず、居ずまいが華やか✨で、どんな表情をしていても目ヂカラがあります。ドン・ジュアンの生き様を残さず見届けてやろう、という意志かな?
でも、全体的な雰囲気はやはりおささんらしく、ふうわりと柔らかい。今は自分のもとを去っていったドン・ジュアンへの包容力。
(かなり贔屓目線ですみません💦)
久しぶりにおささんの舞台を観れて嬉しかったです😌🌸💕
騎士団長/亡霊は吉野圭吾さん。
騎士団長の娘がドン・ジュアンに玩ばれたことから、騎士団長とドン・ジュアンは決闘となって殺されて、亡霊となります。
決闘シーン(フェンシング)がかなりの迫力でした。
そして亡霊のメイクをどうするのかも楽しみにしていましたら(雪組でも香綾しずるさんが思いきったメイクをしていましたよね?)、顔を半分隠し、なかなか思いきったメイクを。
そんなに出番はないかな?と油断していましたら、下手の塔の螺旋階段や舞台センター奥から、しばしば音もなく表れて、やがて力強くフラメンコの足踏み(「サバテアール」というそうです)が始まり、舞台全体を巻き込んでいく。
そしてドン・ジュアンを不安に陥れていく・・・という亡霊。
舞台全体から響き渡るサバテアールはすごく迫力がありました。
鎧姿で踊りまくる亡霊😄
1階席で観たのですが、踊りのフォーメーションとか舞台奥からの登場の様子とか、2階席から観ると、とても計算された演出だったそうです。
圭吾さんに嵌まった役でした。
映像を使った斬新な演出もあり、なかなか見応えのある舞台でした。
わりと説明セリフが多かったこともありますが・・・
本当に大切なもの(=愛)の存在に気づいたときに、生き方を見つけられなかったドン・ジュアンの悲劇がよく伝わってきたと思います。
そして己れの欲望のままに生きたにもかかわらず、彼は周囲に愛されていたのだ、ということも伝わってきたのでした。
同じ生田大和先生の演出作品に『CASANOVA』があります。
こちらも、稀代のプレイボーイ、カサノヴァが浮き名を流す物語ですが、カサノヴァ(こちらはひたすら人生を楽しむ陽の男性)も愛され男でしたね。
ドン・ジュアンもカサノヴァも感情移入できにくい主人公ですが、コスチュームプレイにすることと、回りから愛されているというふうに演出することで、物語にぐっと華やかさや親しみが増すのかな?と感じたりしたのでした。
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*おまけのひとりごと*
《ふたつの舞台のキャスト表》
☆ドン・ジュアン(藤ヶ谷太輔/望海風斗)
☆マリア(蓮佛美沙子/彩 みちる)
☆ドン・カルロ(上口耕平/彩風咲奈)
☆ラファエロ(平間壮一/永久輝せあ)
☆エルヴィラ(恒松祐里/有沙 瞳)
☆騎士団長/亡霊(吉野圭吾/香綾しずる)
☆アンダルシアの美女(大石裕香/煌羽レオ)
☆イザベル(春野寿美礼/美穂圭子)
☆ドン・ルイ(鶴見辰吾/英真なおき)
調べたらこの時期、もう1チームは『ローマの休日』だったのですね。
のぞ様の相手役に彩みちるちゃんをお試ししてみたキャストだったのかな~❓
アル・カポネでは、有沙瞳ちゃんと組んでる❓
で、いろいろあって、今の相手役さんになったと・・・
みちるちゃんもくらっちもどこかで報われてほしいです🙏